2026年版・2-5

ネットワーク管理とプロトコルの一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信設備(有線・光・ネットワーク)」から、ネットワーク管理とプロトコルに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問12-5

ネットワークの監視に用いる SNMP(Simple Network Management Protocol)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①マネージャはトラップを待つしかなく、エージェントに情報を要求できない
  • ②トラップは、マネージャがエージェントの設定値を書き換えるための通知である
  • ③エージェントは、障害などの発生をトラップでマネージャに自発的に通知できる
  • ④要求と応答のメッセージには、通常TCPの161番ポートが使われる
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正解 ③エージェントは、障害などの発生をトラップでマネージャに自発的に通知できる
解説
SNMPでは、監視する側のマネージャと、監視される機器で動作するエージェントがやり取りします。マネージャは GetRequest などでエージェントに管理情報を要求して状態を収集でき(ポーリング)、エージェントは障害などが起きたときにトラップ(Trap)でマネージャに自発的に通知できます。

他の選択肢について
・トラップを待つしかなく、情報を要求できない:マネージャは GetRequest などで、いつでもエージェントに情報を要求できます。
・トラップは設定値を書き換えるための通知:設定値の書き換えは、マネージャが送る SetRequest で行います。トラップはエージェントからマネージャへの通知です。
・通常TCPの161番ポート:SNMPは通常UDPを使い、要求と応答はUDPの161番、トラップはUDPの162番ポートを使います。

覚え方のポイント
「SNMP=マネージャとエージェント、情報はMIB、取得はGet・設定はSet、異常の自発的な通知はトラップ」。ポート番号は「要求・応答161、トラップ162(UDP)」です。
問22-5

SNMP のバージョンのうち、SNMPv3 の特徴に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①コミュニティ名を平文で送る方式で、利用者ごとの認証はない
  • ②通信内容の暗号化はできるが、利用者ごとの認証の機能はない
  • ③トラップの機能がなく、マネージャの要求に応答する
  • ④利用者ごとの認証と、通信内容の暗号化の機能を備えている
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正解 ④利用者ごとの認証と、通信内容の暗号化の機能を備えている
解説
SNMPv3 は、ユーザベースのセキュリティモデル(USM)により、利用者ごとの認証と、通信内容の暗号化の機能を備えています。そのため、管理情報の盗聴や、なりすましによる不正な設定変更を防ぎやすくなっています。

他の選択肢について
・コミュニティ名を平文で送る方式:SNMPv1・v2c の特徴です。コミュニティ名が平文で流れるため、盗聴されると悪用されるおそれがあります。
・暗号化はできるが、認証の機能はない:SNMPv3 は利用者ごとの認証を基本とし、暗号化は認証と組み合わせて使います(認証なしで暗号化だけを使う方式はありません)。
・トラップの機能がない:SNMPv3 でもトラップや通知の機能を使えます。

覚え方のポイント
「v1・v2c=コミュニティ名(平文)」「v3=利用者ごとの認証と暗号化」。
問32-5

Webサーバとの通信を TLS で暗号化する HTTPS で、一般に用いられるウェルノウンポート番号として、正しいものはどれか。

  • ①443
  • ②80
  • ③25
  • ④22
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正解 ①443
解説
HTTPS(HTTP over TLS)は、一般に TCP の443番ポートを使います。ファイアウォールでWebの暗号化通信を許可するときは、この番号を基に設定します。

他の選択肢について
・80:暗号化しない HTTP のポート番号です。
・25:メールの送信・転送に使う SMTP のポート番号です。
・22:遠隔操作を暗号化して行う SSH のポート番号です。

覚え方のポイント
「HTTP 80・HTTPS 443・SMTP 25・SSH 22・DNS 53」。主なポート番号はセットで覚えます。
問42-5

ネットワークに接続された機器の内部時計を、基準となる時刻のサーバに合わせるために用いるプロトコルとして、最も適当なものはどれか。

  • ①SNMP
  • ②NTP
  • ③SMTP
  • ④ARP
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正解 ②NTP
解説
NTP(Network Time Protocol)は、ネットワークを通じて機器の時刻を基準となる時刻のサーバに合わせるプロトコルで、UDP の123番ポートを使います。ルータやサーバのログの時刻がそろっていないと、障害の原因を調べるときに出来事の順序が分からなくなるため、機器の時刻をNTPで同期させておきます。

他の選択肢について
・SNMP:機器の監視と管理のためのプロトコルです。
・SMTP:電子メールの送信・転送に使うプロトコルです。
・ARP:IPアドレスから MAC アドレスを調べるプロトコルです。

覚え方のポイント
「時刻=NTP」「監視=SNMP」「メール送信=SMTP」「アドレスの対応付け=ARP」。
問52-5

電子メールの受信に用いる IMAP(IMAP4)の特徴に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①メールをサーバから端末に取り込み、読んだメールはサーバから消える
  • ②メールを送信側のサーバから受信側のサーバへ転送するためのものである
  • ③メールをサーバに置いたまま管理でき、複数の端末から同じ状態で読める
  • ④メールの宛先のドメイン名から、メールサーバのIPアドレスを求める
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正解 ③メールをサーバに置いたまま管理でき、複数の端末から同じ状態で読める
解説
IMAP は、メールをサーバ上に置いたまま読んだり、フォルダで整理したりできる受信のプロトコルです。既読などの状態もサーバで管理されるため、パソコンとスマートフォンなど複数の端末から同じ状態で利用できます。

他の選択肢について
・端末に取り込みサーバから消える:POP3 の一般的な使い方です。
・サーバからサーバへ転送:メールの送信・転送に使う SMTP の役割です。
・ドメイン名からメールサーバを求める:DNS の MX レコードなどを使って行う名前解決の役割です。

覚え方のポイント
「送る=SMTP」「受け取って端末へ=POP3」「サーバで管理して読む=IMAP」。
問62-5

IPネットワークで、宛先までの経路上にあるルータを調べるコマンド(traceroute など)の動作に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①宛先へパケットを1回送り、宛先が返す応答の中にある経路の一覧を読み取る
  • ②各ルータのルーティングテーブルをSNMPで取得し、その内容から経路を求めていく
  • ③ARPで経路上のルータのMACアドレスを順に調べ、その応答から経路を求める
  • ④TTLを1ずつ増やして送り、ルータが返すICMPの時間超過通知から経路を調べる
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正解 ④TTLを1ずつ増やして送り、ルータが返すICMPの時間超過通知から経路を調べる
解説
IPパケットの TTL(生存時間)は、ルータを1台通過するたびに1減り、0になるとそのルータはパケットを捨てて、送信元に ICMP の時間超過(Time Exceeded)のメッセージを返します。traceroute などは、TTL を1、2、3…と1ずつ増やしたパケットを送り、返ってくる通知の送信元から、経路上のルータを順に調べます。

他の選択肢について
・宛先の応答の中の経路の一覧:通常の応答には経路の一覧は含まれません。
・SNMPでルーティングテーブルを取得:traceroute は SNMP を使いません。また、他の管理者のルータの情報は取得できません。
・ARPで調べる:ARP は同じネットワーク(同一セグメント)内でしか使えず、ルータを越えた経路は調べられません。

覚え方のポイント
「ping=ICMPのエコー要求と応答で疎通を確認」「traceroute=TTLを増やして経路のルータを確認」。
問72-5

IP電話などの音声パケットの品質を確保するために、ネットワークで行う QoS(サービス品質)の制御に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①遅延に敏感な音声のパケットに高い優先度を付け、先に送り出すようにする
  • ②音声のパケットはTCPで送り、失われた分を再送で補って品質を確保する
  • ③音声を大きなパケットにまとめて送り、パケットの数を減らして遅延を抑える
  • ④混雑時に音声とデータの帯域を均等に分け合い、公平に送り出すようにする
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正解 ①遅延に敏感な音声のパケットに高い優先度を付け、先に送り出すようにする
解説
音声は、遅延やその揺らぎ(ジッタ)、パケットの損失が品質の低下に直結します。QoS の優先制御では、音声のパケットに高い優先度を付け、ルータやスイッチの出力の待ち行列で先に送り出すようにします。帯域を予約・制限する帯域制御と組み合わせて使うこともあります。

他の選択肢について
・TCPで送り、再送で補う:音声は遅れて届いても再生に間に合わないため、再送を行わないUDP(その上のRTP)で送るのが一般的です。
・大きなパケットにまとめて遅延を抑える:1つのパケットにためる音声の時間が長くなるほど、パケットを作るまでの待ち時間(パケット化遅延)が増え、1つ失われたときの影響も大きくなります。
・帯域を均等に分け合い、公平に送る:音声を優先しないため、混雑時には音声もデータと同じように待たされ、遅延やジッタが増えます。

覚え方のポイント
「QoS=大事な・急ぐ通信を先に通す」。音声・映像は優先、ファイル転送などは後回しにします。音声はUDP(RTP)で送り、再送はしません。
問82-5

IP電話の通話品質に影響する「ジッタ」とその対策に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①パケットが途中で失われる現象で、受信側のジッタバッファで補う
  • ②パケットの到着間隔のばらつきで、受信側のジッタバッファで吸収する
  • ③送信から受信までの遅延そのもので、ジッタバッファを大きくして縮める
  • ④話した声が反射して戻ってくる現象で、エコーキャンセラで抑える
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正解 ②パケットの到着間隔のばらつきで、受信側のジッタバッファで吸収する
解説
ジッタは、パケットの遅延時間の揺らぎ(到着間隔のばらつき)です。音声が途切れたり聞き取りにくくなったりするため、受信側にジッタバッファを設けて、届いたパケットをいったんためてから一定の間隔で再生し、揺らぎを吸収します。

他の選択肢について
・パケットが失われる現象:これはパケットロス(パケット損失)です。ジッタバッファは届いたパケットの間隔をそろえるもので、失われたパケットを補うことはできません。
・遅延そのもので、バッファを大きくして縮める:遅延の揺らぎがジッタです。ジッタバッファを大きくすると吸収できる揺らぎは大きくなりますが、ためる時間の分だけ遅延はかえって増えます。
・声が反射して戻ってくる現象:これはエコーの説明で、エコーキャンセラで抑えます。ジッタとは別の品質の問題です。

覚え方のポイント
IP電話の品質の指標は「遅延・ジッタ(揺らぎ)・パケットロス」。ジッタはジッタバッファで吸収しますが、その分だけ遅延が増えます。
問92-5

ルータやスイッチを遠隔から設定・保守するとき、通信内容を暗号化して安全に接続するために用いるものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①Telnet
  • ②TFTP
  • ③SSH
  • ④FTP
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正解 ③SSH
解説
SSH(Secure Shell)は、通信を暗号化して遠隔のコンピュータやネットワーク機器にログインし、操作するためのプロトコルで、一般に TCP の22番ポートを使います。パスワードや設定の内容が暗号化されるため、盗聴による漏えいを防げます。

他の選択肢について
・Telnet:遠隔ログインのプロトコルですが、パスワードを含めて通信が平文のため、盗聴のおそれがあります。
・TFTP:認証の仕組みを持たない簡易なファイル転送のプロトコルで、機器の設定ファイルの転送などに使われます。
・FTP:ファイル転送のプロトコルで、通常は通信を暗号化しません。

覚え方のポイント
「遠隔操作は Telnet(平文)ではなく SSH(暗号化)」。機器の管理は暗号化した経路で行います。
問102-5

スイッチの特定のポートを流れる通信を別のポートに複製して送り出し、そこに接続した解析装置で通信を観測できるようにする機能として、最も適当なものはどれか。

  • ①リンクアグリゲーション
  • ②ポートVLAN
  • ③スパニングツリー
  • ④ポートミラーリング
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正解 ④ポートミラーリング
解説
ポートミラーリングは、スイッチの指定したポートを流れる通信を、別のポート(ミラーポート)に複製して送り出す機能です。そこにパケットの解析装置や侵入検知システム(IDS)を接続すると、通信を止めずに観測・監視できます。

他の選択肢について
・リンクアグリゲーション:複数の物理的な回線を束ねて1本の論理的な回線として扱い、帯域の拡大や冗長化を図る機能です。
・ポートVLAN:スイッチのポートごとに所属する VLAN を決め、ネットワークを論理的に分割する機能です。
・スパニングツリー:冗長な経路があるネットワークでループを防ぐ仕組みです。

覚え方のポイント
「ミラー=鏡に映すように通信を複製して観測」「アグリゲーション=束ねる」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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