2026年版・1-6

伝送の基礎(dB・雑音・誤り制御)の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信工学」から、伝送の基礎(dB・雑音・誤り制御)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問11-6

利得 20dB の増幅器と、損失 30dB の伝送路を直列に接続した。入力電力が 10mW のとき、出力電力の値として、正しいものはどれか。

  • ①1mW
  • ②0.1mW
  • ③100mW
  • ④5mW
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正解 ①1mW
解説
デシベルで表した利得と損失は、足し算・引き算で合計できます。総合の利得は 20−30=−10dB で、電力が10分の1になることを表します。出力は 10mW÷10=1mW です。

他の選択肢について
・0.1mW:−20dB(100分の1)として計算した値です。
・100mW:損失を利得と取り違え、+10dBとした値です。
・5mW:−10dBを「半分」と誤った値です。−3dBが約半分です。

覚え方のポイント
「dBは足し算」「−10dB=10分の1、−3dB≒半分」。
問21-6

電力 1W を dBm で表した値として、正しいものはどれか。

  • ①0dBm
  • ②30dBm
  • ③10dBm
  • ④60dBm
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正解 ②30dBm
解説
dBm は 1mW を基準(0dBm)とした電力の表し方です。1W=1,000mW なので、10×log₁₀1,000=30dBm です。

他の選択肢について
・0dBm:1mW のときの値です。
・10dBm:10mW のときの値です。
・60dBm:1kW のときの値です。

覚え方のポイント
「0dBm=1mW、10dBm=10mW、20dBm=100mW、30dBm=1W」。光通信の受光レベルなどは −20dBm(0.01mW)のようにマイナスで表します。
問31-6

信号電力が 1mW、雑音電力が 1μW のときの信号対雑音比(SN比)として、正しいものはどれか。

  • ①60dB
  • ②20dB
  • ③30dB
  • ④3dB
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正解 ③30dB
解説
SN比は信号電力と雑音電力の比です。1mW÷1μW=1,000倍で、10×log₁₀1,000=30dB です。

他の選択肢について
・60dB:電力比に 20×log₁₀ を使った誤り(電圧比の式)です。
・20dB:比を100倍と取り違えた値です。
・3dB:比が約2倍のときの値です。

覚え方のポイント
電力比は10log、電圧比は20log。SN比が大きいほど雑音が少なく、品質が良いことを表します。
問41-6

誤り制御に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①パリティ検査は、2ビットまでの誤りの位置を特定して訂正できる方式である。
  • ②CRCは、受信側で誤りを訂正するための前方誤り訂正の方式である。
  • ③ARQは、送信側で冗長ビットを付けて受信側で訂正する方式である。
  • ④ハミング符号は、1ビットの誤りを検出し、その位置を特定して訂正できる。
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正解 ④ハミング符号は、1ビットの誤りを検出し、その位置を特定して訂正できる。
解説
ハミング符号は、データに複数の検査ビットを付けることで、1ビットの誤りの位置を特定して訂正できる符号です(検査ビットを1つ追加した拡張ハミング符号では、2ビットの誤りの検出もできます)。

他の選択肢について
・パリティで2ビットを訂正:単純なパリティ検査は奇数個の誤りを検出するだけで、訂正はできません。
・CRCは前方誤り訂正:CRC(巡回冗長検査)は誤りの検出に使う方式です。検出したら再送を求めるのが一般的です。
・ARQで受信側が訂正:ARQ(自動再送要求)は、誤りを検出したら送信側に再送を求める方式です。受信側だけで訂正するのはFEC(前方誤り訂正)です。

覚え方のポイント
「検出=パリティ・CRC」「訂正=ハミング・FEC」「再送=ARQ」。
問51-6

10⁶ビットのデータを伝送したところ、4ビットの誤りがあった。このときのビット誤り率として、正しいものはどれか。

  • ①4×10⁻⁶
  • ②4×10⁻⁴
  • ③4×10⁻⁵
  • ④4×10⁶
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正解 ①4×10⁻⁶
解説
ビット誤り率(BER)は「誤ったビット数÷伝送した総ビット数」です。4÷10⁶=4×10⁻⁶ になります。

他の選択肢について
・4×10⁻⁴:総ビット数を10⁴とした誤りです。
・4×10⁻⁵:10⁶を10⁵と、桁を1つ取り違えて割った値です。
・4×10⁶:割り算を掛け算にした誤りです。誤り率は1より必ず小さくなります。

覚え方のポイント
「BER=誤りビット数÷総ビット数」。値が小さいほど品質が良い回線です。
問61-6

伝送路の雑音や劣化に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①熱雑音の電力は、帯域幅を広げるほど小さくなる。
  • ②熱雑音の電力は、抵抗体の絶対温度と帯域幅に比例する。
  • ③漏話は、同じ回線の信号が時間的に遅れて届く現象である。
  • ④減衰ひずみは、周波数によらず減衰量が一定のときに生じる。
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正解 ②熱雑音の電力は、抵抗体の絶対温度と帯域幅に比例する。
解説
抵抗体などの中の電子の不規則な熱運動で生じる熱雑音の電力は N=kTB(k:ボルツマン定数、T:絶対温度、B:帯域幅)で表され、温度と帯域幅に比例します。

他の選択肢について
・帯域幅を広げると小さくなる:帯域幅に比例して大きくなります。
・同じ回線の信号が遅れて届く:漏話は、隣接する別の回線の信号が漏れ込む現象です。
・減衰量が一定のとき:減衰ひずみは、周波数によって減衰量が異なるときに生じる波形のひずみです。

覚え方のポイント
「熱雑音=kTB」。帯域を必要以上に広げると雑音が増えるので、受信機は必要な帯域だけを通します。
問71-6

伝送線路の特性インピーダンスと反射に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①線路の終端を開放すると反射は生じず、送った電力は終端で消費される。
  • ②特性インピーダンスは、線路の長さに比例して大きくなっていく値である。
  • ③終端を特性インピーダンスと等しい負荷で整合させると、反射が生じない。
  • ④整合がとれていないほど、電圧定在波比(VSWR)は1に近づく。
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正解 ③終端を特性インピーダンスと等しい負荷で整合させると、反射が生じない。
解説
線路の終端に、線路の特性インピーダンスと等しいインピーダンスの負荷を接続する(整合をとる)と、反射波が生じず、送った電力がすべて負荷で消費されます。

他の選択肢について
・終端を開放すると反射しない:開放や短絡の終端では全反射が起こります。
・長さに比例する:特性インピーダンスは、導体の寸法や絶縁体の性質で決まり、線路の長さには関係しません(同軸ケーブルの50Ω・75Ωなど)。
・整合がとれていないほど1に近づく:VSWRは整合がとれているときに1で、不整合が大きいほど大きくなります。

覚え方のポイント
「整合=反射なし=VSWR1」。テレビ受信設備は75Ω、無線機器の同軸ケーブルは50Ωが一般的です。
問81-6

前方誤り訂正(FEC)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①受信側で誤りを検出したら、送信側に再送を求めて正しいデータを得る。
  • ②送信するデータから冗長な部分を取り除き、伝送量を減らす方式である。
  • ③誤りを訂正できるため、ARQと組み合わせて使われることはない方式である。
  • ④送信側で冗長な符号を付加し、受信側で再送を求めずに誤りを訂正する。
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正解 ④送信側で冗長な符号を付加し、受信側で再送を求めずに誤りを訂正する。
解説
前方誤り訂正(FEC)は、送信側でデータに冗長な検査符号を付加し、受信側はその符号を使って自ら誤りを訂正する方式です。再送を待たないため、遅延が許されない放送や衛星通信、無線通信などで使われます。

他の選択肢について
・再送を求める:ARQ(自動再送要求)の説明です。
・冗長な部分を取り除く:データ圧縮の説明で、FECとは逆に冗長性を減らします。
・ARQと組み合わせて使われることはない:FECで訂正しきれなかった誤りを再送で補うハイブリッドARQのように、両者を組み合わせて使う方式があります。

覚え方のポイント
「FEC=受信側で直す(再送なし)」「ARQ=送り直してもらう」。両者を組み合わせた方式もあります。
問91-6

デシベルに関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①電圧比が10倍のとき、デシベルで表すと20dBとなる。
  • ②電圧比が10倍のとき、デシベルで表すと10dBとなる。
  • ③電力比が2倍のとき、デシベルで表すと約6dBとなる。
  • ④電力比が1,000倍のとき、デシベルで表すと60dBとなる。
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正解 ①電圧比が10倍のとき、デシベルで表すと20dBとなる。
解説
電力は電圧の2乗に比例するため、電圧比のデシベルは 20×log₁₀(電圧比)で求めます。電圧比10倍は 20×1=20dB です。

他の選択肢について
・電圧比10倍で10dB:電力比10倍のときの値です。
・電力比2倍で約6dB:電力比2倍は約3dBです。約6dBは電圧比2倍のときの値です。
・電力比1,000倍で60dB:電力比1,000倍は30dBです。

覚え方のポイント
「電力は10log、電圧・電流は20log」。電力の2倍=3dB、電圧の2倍=6dBです。
問101-6

光ファイバ通信において、送信側の光出力が 0dBm、伝送路の損失が合計 25dB のとき、受信側の光入力レベルとして、正しいものはどれか。

  • ①25dBm
  • ②−25dBm
  • ③−2.5dBm
  • ④0.003dBm
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正解 ②−25dBm
解説
dBm で表した電力レベルから、dB で表した損失をそのまま引き算できます。0−25=−25dBm です。−25dBm は約0.003mW に当たります。

他の選択肢について
・25dBm:損失を足し算した誤りです。
・−2.5dBm:損失を10で割った誤りです。
・0.003dBm:−25dBm を電力に直した値(約0.003mW)の数字を、そのまま dBm として書いた誤りです。dBm と mW は別の表し方です。

覚え方のポイント
「レベル(dBm)−損失(dB)=レベル(dBm)」。受光レベルが受信器の最小受光感度を下回らないかを、この計算で確かめます(損失バジェット)。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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