2026年版・1-5

変調方式・多重化・多元接続の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信工学」から、変調方式・多重化・多元接続に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問11-5

デジタル変調方式の16QAMで、1シンボルあたりに送ることができる情報量として、正しいものはどれか。

  • ①16ビット
  • ②2ビット
  • ③4ビット
  • ④8ビット
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正解 ③4ビット
解説
16QAMは、搬送波の振幅と位相の組合せで16通りの信号点(シンボル)を作る方式です。16=2⁴ なので、1シンボルで4ビットを送れます。

他の選択肢について
・16ビット:信号点の数をそのままビット数とした誤りです。
・2ビット:4通りの信号点を持つQPSK(4相PSK)の値です。
・8ビット:256QAMの値です。

覚え方のポイント
「信号点の数=2のビット数乗」。QPSK=2ビット、16QAM=4ビット、64QAM=6ビット、256QAM=8ビットです。
問21-5

シンボルレートが 2Mbaud(毎秒200万シンボル)の64QAMで伝送するときの伝送速度として、正しいものはどれか。ただし、誤り訂正符号などは考えないものとする。

  • ①128Mbit/s
  • ②32Mbit/s
  • ③8Mbit/s
  • ④12Mbit/s
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正解 ④12Mbit/s
解説
64QAMは 64=2⁶ なので、1シンボルで6ビットを送れます。伝送速度は 2M×6=12Mbit/s です。

他の選択肢について
・128Mbit/s:信号点の数64をそのまま掛けた誤りです。
・32Mbit/s:1シンボルを16ビットとした誤りです。
・8Mbit/s:16QAM(4ビット)として計算した値です。

覚え方のポイント
「伝送速度=シンボルレート×1シンボルのビット数」。多値化するほど速くなりますが、信号点の間隔が狭くなるため雑音に弱くなります。
問31-5

OFDM(直交周波数分割多重)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①直交する多数のサブキャリアにデータを分けて並列に送り、マルチパスに強い。
  • ②1つの搬送波だけを高速に変調して送るため、遅延波による干渉を受けやすい。
  • ③サブキャリアの間隔を広く空けてガードバンドで干渉を防ぐため、利用効率が低い。
  • ④拡散符号を掛けて帯域を広げ、同じ周波数を多数の利用者で共有する方式である。
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正解 ①直交する多数のサブキャリアにデータを分けて並列に送り、マルチパスに強い。
解説
OFDMは、互いに直交する多数のサブキャリア(副搬送波)にデータを分けて並列に送る方式です。1本あたりの速度が遅くなる(シンボル長が長くなる)うえ、ガードインターバルを設けるため、マルチパス(遅延波)による干渉に強くなります。地上デジタル放送、無線LAN、LTEなどで使われています。

他の選択肢について
・1つの搬送波だけで高速に送る:シングルキャリア方式の説明で、遅延波の影響を受けやすくなります。
・間隔を広く空けて利用効率が低い:OFDMは直交性を利用し、サブキャリアのスペクトルを重ねて配置できるため、周波数の利用効率が高い方式です。
・拡散符号を掛けて帯域を広げる:スペクトル拡散(CDMA)の説明です。

覚え方のポイント
「OFDM=直交・多数の搬送波・ガードインターバル・マルチパスに強い」。
問41-5

スペクトル拡散方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①信号の帯域を狭く圧縮して送るため、周波数の利用効率が最も高い。
  • ②拡散符号で信号の帯域を広げて送るため、狭帯域の妨害や干渉に強い。
  • ③拡散符号を使わずに、周波数を時間で分けて複数の利用者が共有する。
  • ④受信側では拡散符号が分からなくても、元の信号を容易に復元できる。
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正解 ②拡散符号で信号の帯域を広げて送るため、狭帯域の妨害や干渉に強い。
解説
スペクトル拡散方式は、送る信号に拡散符号を掛けて、元の信号よりはるかに広い帯域に広げて送る方式です。受信側で同じ拡散符号を使って逆拡散すると元の信号に戻り、狭帯域の妨害波は逆に広く拡散されて弱まるため、干渉に強くなります。

他の選択肢について
・帯域を狭く圧縮:帯域を広げる方式です。
・拡散符号を使わずに時間で分ける:時分割多元接続(TDMA)の説明です。
・拡散符号が分からなくても復元できる:同じ拡散符号がないと復元できないため、秘匿性が高いのも特徴です。

覚え方のポイント
「スペクトル拡散=わざと広げる→干渉に強い・秘匿性が高い」。直接拡散(DS)と周波数ホッピング(FH)があります。
問51-5

多元接続方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①TDMAは、利用者ごとに異なる周波数を割り当て、同時に通信する方式である。
  • ②FDMAは、利用者ごとに異なる時間の区切りを割り当てて通信する方式である。
  • ③CDMAは、利用者ごとに異なる符号を割り当て、同じ周波数と時間を共有する。
  • ④OFDMAは、複数の利用者が同じサブキャリアを同時に使う方式である。
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正解 ③CDMAは、利用者ごとに異なる符号を割り当て、同じ周波数と時間を共有する。
解説
CDMA(符号分割多元接続)は、利用者ごとに異なる拡散符号を割り当て、同じ周波数・同じ時間を共有して通信する方式です。

他の選択肢について
・TDMAに異なる周波数:TDMA(時分割多元接続)は、時間を区切ってタイムスロットを割り当てます。
・FDMAに異なる時間:FDMA(周波数分割多元接続)は、利用者ごとに異なる周波数を割り当てます。
・OFDMAで同じサブキャリアを同時に使う:OFDMAは、サブキャリアと時間の組合せを利用者ごとに割り当てます。

覚え方のポイント
「F=周波数、T=時間、C=符号、OFD=サブキャリア」。頭文字で何を分けるかが分かります。
問61-5

多重化方式と、複数の信号を分けるために使うものの組合せとして、最も適当なものはどれか。

  • ①周波数分割多重(FDM) ― 拡散符号
  • ②波長分割多重(WDM) ― 光の偏波
  • ③符号分割多重(CDM) ― 周波数の帯域
  • ④時分割多重(TDM) ― 時間の区切り
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正解 ④時分割多重(TDM) ― 時間の区切り
解説
時分割多重(TDM)は、伝送路を使う時間を細かく区切り(タイムスロット)、複数の信号を順番に送る方式です。

他の選択肢について
・FDM ― 拡散符号:周波数分割多重は、信号ごとに異なる周波数帯を割り当てて分けます。拡散符号で分けるのはCDMです。
・WDM ― 光の偏波:波長分割多重は、光の波長(色)の違いで分けます。偏波の違いで分ける方式は偏波多重と呼ばれ、別の技術です。
・CDM ― 周波数の帯域:符号分割多重は、同じ周波数帯を共有し、信号ごとに異なる符号を掛けて分けます。周波数帯で分けるのはFDMです。

覚え方のポイント
多重化は「何で分けるか」。時間=TDM、周波数=FDM、光の波長=WDM、符号=CDMです。
問71-5

アナログ変調方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①振幅変調(AM)は、信号に応じて搬送波の振幅を変化させる方式である。
  • ②周波数変調(FM)は、信号に応じて搬送波の振幅を変化させる方式である。
  • ③位相変調(PM)は、信号に応じて搬送波の振幅と位相を変化させる方式である。
  • ④周波数変調は振幅変調に比べて、雑音の影響を受けやすい方式である。
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正解 ①振幅変調(AM)は、信号に応じて搬送波の振幅を変化させる方式である。
解説
振幅変調(AM)は、送りたい信号(変調信号)の大きさに応じて、搬送波の振幅を変化させる方式です。

他の選択肢について
・FMで振幅を変化させる:周波数変調は、搬送波の周波数を変化させる方式です。
・PMで振幅と位相を変化させる:位相変調は、搬送波の位相を変化させる方式で、振幅は一定です。振幅と位相の両方を変えるのはデジタル変調のQAMです。
・FMはAMより雑音を受けやすい:雑音の多くは振幅に現れるため、振幅を一定にできるFMはAMより雑音に強い方式です(その代わり占有周波数帯幅は広くなります)。

覚え方のポイント
デジタル変調も同じ考え方で、ASK(振幅)、FSK(周波数)、PSK(位相)、QAM(振幅+位相)です。
問81-5

デジタル変調方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①同じシンボルレートでは、多値化するほど伝送速度は下がって、雑音に強くなる。
  • ②同じシンボルレートでは、多値化するほど伝送速度は上がるが、雑音に弱くなる。
  • ③BPSKは、1シンボルで2ビットを送ることができる位相変調方式である。
  • ④QAMは、搬送波の周波数と振幅を変化させて情報を伝える変調の方式である。
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正解 ②同じシンボルレートでは、多値化するほど伝送速度は上がるが、雑音に弱くなる。
解説
多値化(QPSK→16QAM→64QAMのように信号点を増やすこと)をすると、1シンボルで送るビット数が増えるので伝送速度は上がります。しかし信号点の間隔が狭くなるため、雑音やひずみで誤りやすくなります。

他の選択肢について
・多値化で速度が下がる:速度は上がります。
・BPSKで2ビット:BPSK(2相PSK)は1シンボルで1ビットです。2ビットはQPSKです。
・QAMは周波数と振幅:QAMは周波数を一定にして、振幅と位相の両方を変化させる方式です。

覚え方のポイント
「多値化=速いが弱い」。電波の状態が悪いときに変調方式を下げる(適応変調)のはこのためです。
問91-5

パルス符号変調(PCM)の手順として、正しい順序のものはどれか。

  • ①量子化 → 標本化 → 符号化
  • ②符号化 → 標本化 → 量子化
  • ③標本化 → 量子化 → 符号化
  • ④標本化 → 符号化 → 量子化
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正解 ③標本化 → 量子化 → 符号化
解説
PCMでは、まずアナログ信号を一定の時間間隔で取り出し(標本化)、取り出した値を決められた段階に近似し(量子化)、その値を2進数の符号に置き換えます(符号化)。

他の選択肢について
・量子化から始める:時間で区切る前に大きさを区切ることはできません。
・符号化から始める:符号化は最後の手順です。
・符号化してから量子化:段階に近似した値でなければ、決まったビット数の符号にできません。

覚え方のポイント
「ひょう・りょう・ふ(標・量・符)」の順。受信側では、復号した後に低域フィルタで元の信号を取り出します。
問101-5

同期と非同期の伝送に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①調歩同期式は、送信側と受信側が共通のクロックで連続してデータを送る。
  • ②同期式伝送では、文字ごとにスタートビットを付けて同期をとる。
  • ③調歩同期式は、同期式に比べて一般に伝送効率が高い方式である。
  • ④調歩同期式は、文字ごとにスタートビットとストップビットを付ける。
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正解 ④調歩同期式は、文字ごとにスタートビットとストップビットを付ける。
解説
調歩同期式(非同期式)は、1文字ごとに先頭にスタートビット、末尾にストップビットを付けて送り、受信側はスタートビットで同期をとる方式です。

他の選択肢について
・共通のクロックで連続して送る:同期式伝送の説明です。
・同期式で文字ごとにスタートビット:同期式は同期用の符号でまとめて同期をとり、文字ごとのスタートビットは不要です。
・調歩同期式の効率が高い:文字ごとに余分なビットを付けるため、同期式より伝送効率は低くなります。

覚え方のポイント
「調歩=歩調を文字ごとに合わせる(スタート・ストップ)」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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