2026年版・5-3

建築構造と設計・契約・図記号の一問一答

2級電気工事施工管理技士(第一次検定)「関連分野(機械・土木・建築・図記号)」から、建築構造と設計・契約・図記号に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問15-3

鉄筋コンクリート造の建築物において、直接土に接する壁の鉄筋に対するコンクリートの最小かぶり厚さとして、「建築基準法」上、正しいものはどれか。

  • ①4cm
  • ②2cm
  • ③3cm
  • ④6cm
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正解 ①4cm
解説
建築基準法施行令第79条では、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さを次のように定めています。
・耐力壁以外の壁・床:2cm以上
・耐力壁・柱・はり:3cm以上
・直接土に接する壁・柱・床・はり・布基礎の立上り部分:4cm以上
・基礎(布基礎の立上り部分を除く):捨コンクリートの部分を除いて6cm以上

他の選択肢について
・2cm:耐力壁以外の壁・床の値です。
・3cm:耐力壁・柱・はりの値です。
・6cm:基礎の値です。

覚え方のポイント
「2(壁・床)→ 3(耐力壁・柱・はり)→ 4(土に接する)→ 6(基礎)」と、外部の影響を受けやすい部分ほど厚くなります。かぶり厚さは、鉄筋のさびを防ぎ、耐火性を保つためのものです。
問25-3

鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①引張力は主にコンクリートが、圧縮力は主に鉄筋が負担する。
  • ②引張力は主に鉄筋が、圧縮力は主にコンクリートが負担する。
  • ③鉄筋とコンクリートの熱膨張率は大きく異なる。
  • ④コンクリートは酸性で、鉄筋のさびを促進する。
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正解 ②引張力は主に鉄筋が、圧縮力は主にコンクリートが負担する。
解説
鉄筋コンクリート構造は、圧縮に強いが引張に弱いコンクリートと、引張に強い鉄筋を組み合わせ、それぞれの長所を生かした構造です。引張力は主に鉄筋が、圧縮力は主にコンクリートが負担します。

他の選択肢について
・引張をコンクリート、圧縮を鉄筋:役割が逆です。
・熱膨張率が大きく異なる:鉄筋とコンクリートの熱膨張率はほぼ等しく、そのため一体として働くことができます。
・コンクリートは酸性:コンクリートはアルカリ性で、鉄筋をさびから守ります。時間がたって中性化が進むと、鉄筋がさびやすくなります。

覚え方のポイント
RC構造が成り立つ3つの理由は「役割分担(圧縮と引張)」「熱膨張率がほぼ同じ」「アルカリ性で鉄筋を守る」。かぶり厚さの意味もこれとつながっています。
問35-3

鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①鉄筋コンクリート構造に比べて、建物を軽くできる。
  • ②鋼材は粘り強く、大きな変形にも耐えられる。
  • ③鋼材は不燃材料なので、火災時も強度は低下しない。
  • ④鋼材はさびやすいため、防せい処理が必要である。
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正解 ③鋼材は不燃材料なので、火災時も強度は低下しない。
解説
鋼材は燃えない不燃材料ですが、高温になると強度が大きく低下します(およそ500℃前後で常温の半分程度まで低下するといわれます)。そのため、鉄骨構造では、柱やはりを耐火被覆材で覆う耐火被覆が必要です。

他の選択肢について
・建物を軽くできる:同じ強さなら、鉄骨構造のほうが軽くでき、大スパンや高層の建物に向いています。
・粘り強い:鋼材は靭性(ねばり)が大きく、地震のエネルギーを吸収できます。
・防せい処理が必要:さびを防ぐため、さび止め塗装や亜鉛めっきを施します。

覚え方のポイント
「鉄は燃えないが熱に弱い」。電気設備の工事で耐火被覆や防火区画の貫通部の処理が問題になるのは、建物の構造の安全を守るためです。
問45-3

柱とはりを剛に接合して、骨組全体で荷重に抵抗する構造形式として、最も適当なものはどれか。

  • ①トラス構造
  • ②壁式構造
  • ③アーチ構造
  • ④ラーメン構造
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正解 ④ラーメン構造
解説
ラーメン構造は、柱とはりの接合部を、変形しても角度が変わらないように剛に接合した骨組の構造です。壁に頼らずに地震や風の力に抵抗できるため、間取りの自由度が高く、ビルなどに広く使われています。

他の選択肢について
・トラス構造:部材を三角形に組んだ骨組で、鉄橋や大スパンの屋根に使われます。
・壁式構造:柱やはりを設けず、壁と床で建物を支える構造で、低層の集合住宅などに使われます。
・アーチ構造:弓形の部材で、主に圧縮力で荷重を支える構造です。

覚え方のポイント
「ラーメン(Rahmen)=ドイツ語で枠」。柱とはりの枠でできた構造と覚えます。
問55-3

公共工事標準請負契約約款において、設計図書と工事現場の状態が一致しないことを発見したときの受注者の対応として、最も適当なものはどれか。

  • ①その旨を直ちに監督員に通知し、確認を請求する。
  • ②受注者の判断で、設計図書を変更して施工する。
  • ③工事を完了させてから、発注者に報告する。
  • ④工事現場の状態に合わせて、通知せずに施工する。
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正解 ①その旨を直ちに監督員に通知し、確認を請求する。
解説
公共工事標準請負契約約款第18条(条件変更等)では、受注者は、設計図書と工事現場の状態が一致しないことなどを発見したときは、その旨を直ちに監督員に通知し、その確認を請求しなければならないと定めています。その後、必要に応じて設計図書の訂正や変更が行われます。

他の選択肢について
・受注者の判断で設計図書を変更:設計図書の変更は、発注者が行います。
・完了させてから報告:発見したら直ちに通知する必要があります。
・通知せずに施工:無断で施工すると、後で手直しや契約上の問題につながります。

覚え方のポイント
「食い違いを見つけたら、まず監督員に通知して確認」。施工管理では、自分だけで判断せず、記録を残して協議することが基本です。
問65-3

公共工事標準請負契約約款に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①工事の全部を一括して第三者に請け負わせてはならない。
  • ②搬入した工事材料は、監督員の承諾なしに搬出できる。
  • ③現場代理人と主任技術者は、これを兼任することができる。
  • ④品質が明示されていない材料は、中等の品質とする。
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正解 ②搬入した工事材料は、監督員の承諾なしに搬出できる。
解説
公共工事標準請負契約約款第13条では、受注者は、工事現場内に搬入した工事材料を、監督員の承諾を受けないで工事現場外に搬出してはならないと定めています。検査に合格した材料が持ち出されたり、すり替えられたりすることを防ぐためです。

他の選択肢について
・一括して請け負わせてはならない:約款第6条で、一括委任・一括下請負が禁止されています(建設業法でも原則禁止)。
・現場代理人と主任技術者は兼ねることができる:約款第10条で認められています。
・品質が明示されていないものは中等の品質:約款第13条で定められています。

覚え方のポイント
工事材料は「中等の品質」「検査に合格したものを使う」「搬入したら承諾なしに持ち出さない」。材料の扱いの3点セットで覚えます。
問75-3

公共建築工事標準仕様書において、設計図書の間に相違がある場合に、最も優先されるものはどれか。

  • ①特記仕様書
  • ②図面
  • ③質問回答書
  • ④標準仕様書
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正解 ③質問回答書
解説
公共建築工事標準仕様書では、設計図書の間に相違がある場合の優先順位を、質問回答書 → 現場説明書 → 特記仕様書 → 図面 → 標準仕様書 の順としています。個別の工事のために後から作成された、より具体的なものほど優先されます。

他の選択肢について
・特記仕様書:その工事だけの特別な事項を示したもので、図面や標準仕様書より優先されますが、質問回答書より後です。
・図面:特記仕様書より後です。
・標準仕様書:多くの工事に共通する事項を示したもので、優先順位は最も低くなります。

覚え方のポイント
「質問回答書 → 現場説明書 → 特記仕様書 → 図面 → 標準仕様書」。「後から出た、その工事専用のものほど強い」と覚えます。
問85-3

電気設備の図面で用いられる文字記号「ELB」が表すものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①配線用遮断器
  • ②真空遮断器
  • ③高圧交流負荷開閉器
  • ④漏電遮断器
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正解 ④漏電遮断器
解説
ELBは Earth Leakage circuit Breaker の略で、漏電遮断器を表します。地絡(漏電)を検出して自動的に回路を遮断し、感電や漏電火災を防ぐ器具です。過電流の保護機能を併せ持つものも多く使われています。

他の選択肢について
・配線用遮断器:MCCB(Molded Case Circuit Breaker)で表します。
・真空遮断器:VCB(Vacuum Circuit Breaker)で表します。
・高圧交流負荷開閉器:LBS(Load Break Switch)で表します。

覚え方のポイント
文字記号は英語の頭文字です。「ELB(漏電)・MCCB(配線用)・VCB(真空)・LBS(負荷開閉器)・DS(断路器)・PF(電力ヒューズ)」。単線結線図を読むときに欠かせない知識です。
問95-3

高圧受電設備の単線結線図などで用いられる文字記号「VCT」が表すものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①計器用変圧変流器
  • ②真空遮断器
  • ③零相変流器
  • ④直列リアクトル
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正解 ①計器用変圧変流器
解説
VCTは、計器用変圧器(VT)と計器用変流器(CT)を1つの箱に組み合わせた計器用変圧変流器です。主に電力会社が取引用の電力量計に接続して、需要家の使用電力量を計量するために設置します。

他の選択肢について
・真空遮断器:VCBで表します。
・零相変流器:ZCTで表します。
・直列リアクトル:SRで表します。

覚え方のポイント
「VT(電圧)+CT(電流)=VCT」。名前の組み合わせ方が分かれば、記号を忘れても思い出せます。取引用のVCTは、電力会社の財産であることが多い点もあわせて覚えます。
問105-3

公共工事標準請負契約約款において、受注者が工事の施工にあたり、設計図書に基づいて作成し、発注者に提出する書類として、最も適当なものはどれか。

  • ①現場説明書と質問回答書
  • ②請負代金内訳書と工程表
  • ③特記仕様書と標準仕様書
  • ④入札説明書と予定価格調書
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正解 ②請負代金内訳書と工程表
解説
公共工事標準請負契約約款第3条では、受注者は、設計図書に基づいて請負代金内訳書と工程表を作成し、発注者に提出しなければならないと定めています。現行の約款では、内訳書に材料費・労務費・法定福利費・安全衛生経費・建設業退職金共済の掛金を明示することとされています。なお、内訳書と工程表は、原則として発注者と受注者を拘束するものではありません。

他の選択肢について
・現場説明書と質問回答書:発注者が入札の段階で示すもので、設計図書に含まれます。
・特記仕様書と標準仕様書:発注者が示す設計図書の一部です。
・入札説明書と予定価格調書:発注者側が入札のために作成するもので、受注者が作成する書類ではありません。

覚え方のポイント
「受注者が作って出す=内訳書・工程表・施工計画書・施工図」「発注者が示す=設計図書(図面・仕様書・現場説明書・質問回答書)」。作成者で書類を仕分けします。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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