2級電気工事施工管理技士とは?
第一次検定に合格するための全知識
2級電気工事施工管理技士は、建設業法に基づく施工管理技術検定の資格です。電気工事の施工計画の作成、工程・品質・安全の管理、施工に従事する人の指導監督などを行う技術者であることを国が認めるもので、一般建設業の営業所の技術者や、工事現場に置く主任技術者になることができます。
第一次検定に合格すると「2級電気工事施工管理技士補」と名乗ることができます。
ここでは、第一次検定の全体像と、合格するための要点を整理します。
1. 受検資格と試験の形式
2級の第一次検定は、試験実施年度に満17歳以上となる方であれば、実務経験を問わず受検できます。第一次検定の合格は失効しないため、合格後は実務経験を積んでから第二次検定に進めます。
-
■ 試験の実施:
第一次検定のみの受検は年2回(前期・後期)、マークシート方式で行われます。最新の日程・申込方法・受験料は、必ず一般財団法人建設業振興基金の公式サイトでご確認ください。 -
■ 出題形式:
四肢択一式または五肢択一式で、出題された問題の中から指定された数を選んで解答する選択問題と、必ず解答する必須問題があります。選択問題で指定された数を超えて解答すると減点されます。
2. 出題の区分と合格ライン
令和7年度・令和8年度の第一次検定は、62問が出題され、そのうち40問に解答する形式でした。
令和8年度(前期)の合格基準は、40問中24問以上の正解(得点60%以上)でした。1級と違い、能力問題だけの合格基準(足切り)はありませんが、能力問題4問は必ず解答する問題です。合格基準は年度ごとに公表されるため、最新の基準は試験機関の公表資料でご確認ください。
出題の区分(令和7年度・令和8年度の例)
- 電気理論(No.1〜4): 4問出題・4問全て解答(必須)
- 電気工学(No.5〜10): 6問出題・4問を選択
- 電気設備(No.11〜29): 19問出題・10問を選択
- 関連分野(No.30〜35): 6問出題・3問を選択
- 配線用図記号(No.36): 1問出題・必須(JIS C 0303 の配線用図記号の名称と図記号)
- 施工管理法の能力問題(No.37〜40): 4問出題・4問全て解答(必須・五肢択一)
- 施工管理法・工事施工(No.41〜50): 10問出題・6問を選択
- 法規(No.51〜62): 12問出題・8問を選択
※問題番号と区分は、試験機関が公表した問題冊子の注意事項によります。区分の名前は当サイトで分かりやすく付けたもので、年度によって変わることがあります。
本サイトのカテゴリーとの対応
本サイトの7つのカテゴリー(01〜07)は、この出題の区分に合わせて並べています。電気設備は出題数が多いため、「発電・変電・送配電」と「構内電気設備・防災・情報通信」の2つに分けました。能力問題と工事施工は「施工管理法」カテゴリーに、配線用図記号(No.36)は「関連分野」カテゴリーに収録しています。「最初に覚える土台知識」(30問)は、どの区分にも共通する基本を最初に押さえるための初心者向けカテゴリーです。
3. 必要な学習時間と合格への3つのポイント
電気工事の実務経験がある方でも、学習時間の目安は80〜150時間程度(1日1〜2時間の学習で約2〜3か月)です。これは当サイトの整理による目安であり、試験実施機関が公表している数値ではありません。電気の理論に不慣れな方は、電気理論に時間を多めに配分してください。
合格を確実にするための最重要ポイントは以下の3点です。
-
必須問題を落とさない:
電気理論の4問(No.1〜4)と、No.36〜40の5問(配線用図記号1問と能力問題4問)は、全問解答の必須問題です。電気理論は計算の型を覚えれば確実に得点でき、能力問題は工程表・品質管理・仮設計画などの定番テーマから出題されます。 -
選択問題は「得意分野を増やして選ぶ」:
電気設備(19問中10問)・施工管理法(10問中6問)・法規(12問中8問)などは、出題数より解答数が少ない選択問題です。得意な分野が多いほど、確実に解ける問題を選んで解答数を満たせます。 -
数字と主体は「比べて」覚える:
法規や電気設備の技術基準の問題は、金額・日数・距離・電圧・抵抗値・届出先の数字の入れ替えが定番のひっかけです。当サイトの解説の「覚え方のポイント」で似た数字を並べて整理し、間違えた問題の復習機能で弱点を潰していきましょう。
通勤・通学のスキマ時間を活用して、
一発合格をつかみ取りましょう!