2026年版・4-7

情報通信・避雷:LAN・テレビ共同受信・放送・雷保護の一問一答

2級電気工事施工管理技士(第一次検定)「電気設備(構内電気設備・防災・情報通信)」から、情報通信・避雷:LAN・テレビ共同受信・放送・雷保護に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全440問) 電気設備(構内電気設備・防災・情報通信)の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問14-7

構内情報通信網(LAN)において、10GBASE-T(伝送速度10Gbit/s)で、機器間を最大100mのUTPケーブルで接続するために用いるケーブルのカテゴリとして、最も適当なものはどれか。

  • ①カテゴリ6A
  • ②カテゴリ5e
  • ③カテゴリ5
  • ④カテゴリ3
答えと解説を見る
正解 ①カテゴリ6A
解説
UTPケーブル(より対線に遮へいを施していないLANケーブル)は、伝送できる周波数の上限によってカテゴリが分けられています。10GBASE-Tを最大100mで使うには、伝送帯域500MHzに対応したカテゴリ6A(エンハンスドカテゴリ6)のケーブルが必要です。

他の選択肢について
・カテゴリ5e:伝送帯域は100MHzで、1000BASE-T(1Gbit/s)までの用途に使われます。10GBASE-Tで100mの伝送はできません。
・カテゴリ5:伝送帯域は100MHzで、主に100BASE-TXに使われてきた規格です。
・カテゴリ3:伝送帯域は16MHzで、10BASE-Tや電話回線用の古い規格です。

覚え方のポイント
「1ギガはカテゴリ5e、10ギガを100mならカテゴリ6A」。数字とアルファベットが大きいほど高速に対応します。なお、カテゴリ6でも10GBASE-Tは使えますが、距離が短く限られます。
問24-7

光ファイバケーブルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①シングルモード光ファイバは、マルチモードよりコア径が小さい。
  • ②マルチモード光ファイバは、シングルモードより伝送帯域が広い。
  • ③シングルモード光ファイバは、長距離・大容量の伝送に適している。
  • ④光ファイバは、電磁誘導による雑音の影響を受けない。
答えと解説を見る
正解 ②マルチモード光ファイバは、シングルモードより伝送帯域が広い。
解説
マルチモード光ファイバは、コア(光が通る中心部分)の径が50μmや62.5μmと太く、光が複数の通り道(モード)に分かれて進みます。通り道ごとに到着時間がずれるため、信号の波形が崩れやすく、伝送帯域はシングルモードより狭くなります。したがって「伝送帯域が広い」は不適当です。

他の選択肢について
・シングルモードのコア径:シングルモード光ファイバのコア径は約10μmと細く、光の通り道が一つだけになります。
・長距離・大容量:通り道が一つなので波形が崩れにくく、長距離・大容量の伝送に適しています。通信事業者の幹線などに使われます。
・電磁誘導の影響を受けない:光ファイバは電気ではなく光で信号を送るため、近くの電力線などからの電磁誘導による雑音を受けません。

覚え方のポイント
「シングル=細い・一本道・長距離」「マルチ=太い・接続しやすい・建物内などの短距離」。帯域の広さはシングルの方が上です。
問34-7

LANケーブル(UTPケーブル)を通じて、データ信号と同時に電力を送り、ネットワークカメラや無線LANのアクセスポイントなどを動かす技術として、最も適当なものはどれか。

  • ①VLAN
  • ②DHCP
  • ③PoE
  • ④NAT
答えと解説を見る
正解 ③PoE
解説
PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを使って、通信と同時に機器へ直流の電力を供給する技術です。給電に対応したスイッチングハブなどから電力を送るため、天井の無線LANアクセスポイントや屋外のネットワークカメラなど、近くにコンセントを設けにくい場所でも、LANケーブル1本で設置できます。

他の選択肢について
・VLAN:一つのスイッチの中を、論理的に複数のネットワークに分ける技術です。
・DHCP:ネットワークにつないだ機器に、IPアドレスなどの設定を自動的に割り当てるしくみです。
・NAT:構内で使うIPアドレスと、外部のインターネットで使うIPアドレスを変換する技術です。

覚え方のポイント
「PoE=Power(電力)over Ethernet(LAN)」。名前に電力が入っているのでLANで給電、と覚えます。
問44-7

構内のLAN配線の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①UTPケーブルの結束は、ケーブルが変形しない程度の締付けとした。
  • ②UTPケーブルを端末処理する際、対のよりを戻す長さは最小限とした。
  • ③UTPケーブルは、許容曲げ半径より小さく曲げないように敷設した。
  • ④機器間のUTPケーブルが足りないため、中継して全長120mとした。
答えと解説を見る
正解 ④機器間のUTPケーブルが足りないため、中継して全長120mとした。
解説
UTPケーブルを使うイーサネット(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T、10GBASE-Tなど)では、ハブなどの機器と機器の間の配線長(チャネル長)は、パッチコードを含めて最大100mまでとされています。これを超えると信号が弱まり、通信エラーの原因となります。中継してつないでも、機器間の全長が100mを超えてはいけません。100mを超える場合は、間に中継用のハブを置くか、光ファイバケーブルを使います。

他の選択肢について
・結束の強さ:UTPケーブルを強く締め付けて変形させると、より対の形が崩れて伝送性能が落ちます。軽く束ねます。
・よりの戻しは最小限:より対線のよりは雑音を打ち消す働きをしているため、コネクタ付近でよりを戻す長さはできるだけ短くします。
・許容曲げ半径:小さく曲げすぎると、内部のより対の形が崩れて伝送性能が落ちるため、許容曲げ半径を守ります。

覚え方のポイント
UTPのLANは「機器間100mまで」。「締め付けない・よりを戻さない・曲げすぎない」の3つが、より対の形を守る施工の基本です。
問54-7

テレビ共同受信設備において、増幅器の出力端の信号レベルが100dBμVであるとき、テレビ端子の出力レベルの値として、正しいものはどれか。ただし、増幅器から分配器までの同軸ケーブルの損失は15dB、分配器の分配損失は8dB、分配器からテレビ端子までの直列ユニットの結合損失は12dBとし、その他の損失は無視する。

  • ①65dBμV
  • ②73dBμV
  • ③77dBμV
  • ④80dBμV
答えと解説を見る
正解 ①65dBμV
解説
dB(デシベル)で表した損失は、足し算・引き算で計算できます。dBμVは、1μVを0dBとして電圧の大きさを表した単位です。増幅器の出力から、途中の損失をすべて差し引きます。
100−15(ケーブル)−8(分配器)−12(直列ユニット)=65dBμV

他の選択肢について
・73dBμV:分配器の分配損失8dBを差し引き忘れた値です(100−15−12=73)。
・77dBμV:直列ユニットの結合損失12dBを差し引き忘れた値です(100−15−8=77)。
・80dBμV:同軸ケーブルの損失15dBを差し引き忘れた値です(100−8−12=80)。

覚え方のポイント
dBで表した値は「利得は足す、損失は引く」。掛け算・割り算をしなくてよいのがdBの便利な点です。経路上の機器を一つずつ拾い、引き忘れがないようにします。
問64-7

増幅器の入力電圧が1mV、出力電圧が100mVであるとき、この増幅器の電圧利得の値として、正しいものはどれか。

  • ①20dB
  • ②40dB
  • ③60dB
  • ④100dB
答えと解説を見る
正解 ②40dB
解説
電圧利得をデシベル(dB)で表すときは、次の式を使います。
電圧利得〔dB〕=20log₁₀(出力電圧÷入力電圧)
出力÷入力=100÷1=100倍なので、
20×log₁₀100=20×2=40dB
となります。

他の選択肢について
・20dB:電力の比に使う式10log₁₀(100)=20で計算した値です。電圧の比には20log₁₀を使います。
・60dB:電圧が1,000倍のときの値です(20×log₁₀1,000=20×3=60)。
・100dB:倍率の100をそのままdBとした値で、誤りです。

覚え方のポイント
電圧は「10倍で20dB、100倍で40dB、1,000倍で60dB」。電力は「10倍で10dB、100倍で20dB」。電圧と電力で係数(20と10)が違う点に注意します。
問74-7

テレビ共同受信設備を直列ユニットで構成する場合に、幹線の末端の直列ユニットに取り付けるものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①50Ωの終端抵抗器
  • ②混合器
  • ③75Ωの終端抵抗器
  • ④分波器
答えと解説を見る
正解 ③75Ωの終端抵抗器
解説
テレビ共同受信設備の同軸ケーブルや機器は、特性インピーダンス75Ωで統一されています。直列ユニットで幹線をつないでいく方式では、幹線の末端を開放したままにすると、信号が端で反射して戻り、画面のちらつきや受信不良(ゴースト)の原因になります。そこで、末端の直列ユニットには75Ωの終端抵抗器を取り付けて、信号を反射させずに吸収させます。分配器などの使わない出力端子にも、同様に75Ωのダミー抵抗器を付けます。

他の選択肢について
・50Ωの終端抵抗器:50Ωは無線機や計測機器などの同軸系で使われる値です。テレビ共同受信設備の75Ωと合わないため、反射が生じます。
・混合器:地上デジタル放送とBS・CS放送など、周波数帯の異なる信号を1本のケーブルにまとめる機器です。
・分波器:1本のケーブルで送られてきた信号を、周波数帯ごとに分けて取り出す機器です。

覚え方のポイント
「テレビの同軸は75Ω、末端と空き端子には75Ωの終端」。反射を防ぐために、ケーブルと同じインピーダンスで終わらせます。
問84-7

非常警報設備の放送設備(非常放送)に関する記述として、「消防法」上、最も不適当なものはどれか。

  • ①業務放送と共用するため、火災時に業務放送を遮断できるものとした。
  • ②スピーカーの回路に音量調整器を設けるため、三線式配線とした。
  • ③階段以外では、各部分から一のスピーカーまで水平距離10m以下とした。
  • ④階段には、垂直距離30mにつき1個以上のスピーカーを設けた。
答えと解説を見る
正解 ④階段には、垂直距離30mにつき1個以上のスピーカーを設けた。
解説
消防法施行規則第25条の2により、階段や傾斜路に設けるスピーカーは、垂直距離15mにつきL級(音圧が大きい区分)のものを1個以上設けます。30mにつき1個では不足するため不適当です。

他の選択肢について
・業務放送の遮断:BGMや呼出しなどの業務放送と共用する放送設備は、火災のときに非常警報以外の放送を遮断できるものとします。非常放送を確実に聞かせるためです。
・三線式配線:音量調整器(アッテネータ)を設ける場合は三線式配線とします。三線式にしておくと、ふだん音量を絞っていても、非常放送のときは調整器を通らずに最大の音量で鳴らせるためです。
・水平距離10m以下:階段・傾斜路以外の場所では、放送区域ごとに、その各部分から一のスピーカーまでの水平距離が10m以下となるように設けます(小さな放送区域には例外があります)。

覚え方のポイント
非常放送のスピーカーは「水平10m・階段は垂直15m」。音量調整器があるなら三線式、業務放送は火災時に遮断、とセットで覚えます。
問94-7

建築物等の雷保護システムに関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、最も不適当なものはどれか。

  • ①保護レベルⅠの回転球体の半径は、保護レベルⅣの半径より大きい。
  • ②受雷部の配置には、回転球体法・保護角法・メッシュ法を用いる。
  • ③受雷部システムは、突針・水平導体・メッシュ導体などで構成する。
  • ④建築物の鉄骨は、条件を満たせば引下げ導線として利用できる。
答えと解説を見る
正解 ①保護レベルⅠの回転球体の半径は、保護レベルⅣの半径より大きい。
解説
JIS A 4201(建築物等の雷保護)では、雷保護の厳しさを保護レベルⅠ〜Ⅳで表し、Ⅰが最も厳しいレベルです。回転球体法では、雷の先端を表す球を建物に転がし、球が触れる部分に受雷部が必要と考えます。球の半径はⅠが20m、Ⅱが30m、Ⅲが45m、Ⅳが60mで、厳しいレベルほど半径が小さくなり、小さな球が入り込む細かい部分まで保護します。したがって「Ⅰの方が大きい」は不適当です。

他の選択肢について
・受雷部の配置:受雷部の配置は、回転球体法、保護角法、メッシュ法を個別に、または組み合わせて決めます。
・受雷部システムの構成:雷を受け止める受雷部は、突針、水平導体、メッシュ導体を単独で、または組み合わせて構成します。
・鉄骨の利用:建築物の鉄骨や、電気的に連続した鉄筋などの構造体は、条件を満たせば引下げ導線(雷電流を大地へ流す導線)として利用できます。

覚え方のポイント
回転球体の半径は「Ⅰ20m・Ⅱ30m・Ⅲ45m・Ⅳ60m」。レベルの数字が小さいほど厳しく、球も小さい、と覚えます。なお、建築基準法では高さ20mを超える建築物に避雷設備が必要です。
問104-7

雷などによって電源線や通信線に侵入する過渡的な過電圧を制限し、サージ電流を大地などへ分流して、接続された機器を保護する装置として、最も適当なものはどれか。

  • ①ELCB
  • ②SPD
  • ③MCCB
  • ④ZCT
答えと解説を見る
正解 ②SPD
解説
SPD(サージ防護デバイス)は、雷などで電源線や通信線に入り込んだ瞬間的な高い電圧(サージ)を、一定の値に抑え、サージ電流を接地側へ逃がす装置です。分電盤や通信機器の入口などに設けて、内部の電子機器の故障を防ぎます。建物全体を直撃雷から守る受雷部などとは別に、建物内の機器を守るために使われます。

他の選択肢について
・ELCB:漏電遮断器のことで、地絡(漏電)を検出して回路を遮断し、感電や火災を防ぎます。
・MCCB:配線用遮断器のことで、過負荷や短絡による過電流が流れたときに回路を遮断します。
・ZCT:零相変流器のことで、地絡のときに流れる零相電流を検出する機器です。

覚え方のポイント
「Surge Protective Device=サージから守る装置」。避雷器が電力系統の設備を守るのに対し、SPDは主に低圧の電源線や通信線につながる機器を守ります。

2級電気工事施工管理技士(第一次検定)の対策問題(全440問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。国土交通省及び一般財団法人建設業振興基金とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】