2026年版・7-3

電気事業法:電気工作物と保安の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「法規」から、電気事業法:電気工作物と保安に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問17-3

電気事業法に基づく保安規程に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①保安規程は、一般用電気工作物の所有者も必ず定めて届け出なければならない。
  • ②保安規程は、事業用電気工作物の使用開始後、遅滞なく届け出ればよい。
  • ③事業用電気工作物の設置者は、保安規程を定めて使用開始前に届け出る。
  • ④保安規程は届け出ればよく、設置者と従業者には守る義務はない。
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正解 ③事業用電気工作物の設置者は、保安規程を定めて使用開始前に届け出る。
解説
電気事業法第42条では、事業用電気工作物(小規模事業用電気工作物を除く)を設置する者は、その工事・維持・運用に関する保安を確保するため、保安規程を定め、使用の開始前に主務大臣(経済産業大臣)に届け出なければならないと定めています。設置者とその従業者は、保安規程を守らなければなりません。

他の選択肢について
・一般用電気工作物の所有者:保安規程は事業用電気工作物の設置者が定めるものです。
・使用開始後遅滞なく届け出る:保安規程は使用の開始前に届け出ます。遅滞なく届け出るのは、保安規程を変更したときです。
・守る義務はない:設置者と従業者には保安規程を守る義務があります。

覚え方のポイント
事業用電気工作物の自主保安は「技術基準への適合維持・保安規程・主任技術者」の3本柱です。
問27-3

電気主任技術者の選任に関する次の記述のうち、電気事業法上、最も適当なものはどれか。

  • ①主任技術者は、一般用電気工作物の所有者が必ず選任する。
  • ②主任技術者を解任したときは、主務大臣への届出は不要である。
  • ③主任技術者は、電気工事士の免状があれば誰でも選任できる。
  • ④主任技術者を選任したときは、遅滞なく主務大臣に届け出る。
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正解 ④主任技術者を選任したときは、遅滞なく主務大臣に届け出る。
解説
電気事業法第43条では、事業用電気工作物(小規模事業用電気工作物を除く)を設置する者は、その工事・維持・運用に関する保安の監督をさせるため、主任技術者免状の交付を受けている者のうちから主任技術者を選任しなければならず、選任したときは遅滞なくその旨を主務大臣に届け出なければならないと定めています(解任したときも同様)。

他の選択肢について
・一般用電気工作物の所有者:主任技術者の選任は事業用電気工作物の設置者の義務です。
・解任の届出は不要:選任したときだけでなく、解任したときも遅滞なく届け出ます。
・電気工事士の免状で選任できる:原則として、主任技術者免状の交付を受けている者から選任します(許可を受けて選任する場合などの例外はあります)。

覚え方のポイント
「主任技術者=選任したら(解任したら)遅滞なく届出」「保安規程=使用開始前に届出」。
問37-3

第三種電気主任技術者が保安の監督をすることができる事業用電気工作物の範囲として、電気事業法上、最も適当なものはどれか。(出力5,000kW以上の発電所を除く)

  • ①電圧5万V未満の事業用電気工作物
  • ②電圧17万V未満の事業用電気工作物
  • ③すべての電圧の事業用電気工作物
  • ④電圧600V以下の一般用電気工作物だけ
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正解 ①電圧5万V未満の事業用電気工作物
解説
第三種電気主任技術者は、電圧5万V未満の事業用電気工作物(出力5,000kW以上の発電所又は蓄電所を除く)の工事・維持・運用の保安の監督をすることができます(電気事業法施行規則第56条)。第二種は電圧17万V未満、第一種はすべての事業用電気工作物が範囲です。

他の選択肢について
・17万V未満:第二種電気主任技術者の範囲です。
・すべての電圧:第一種電気主任技術者の範囲です。
・一般用電気工作物だけ:主任技術者は、事業用電気工作物の保安の監督をする者です。

覚え方のポイント
「電験三種=5万V未満」「二種=17万V未満」「一種=すべて」。
問47-3

電気事業法に定める一般用電気工作物に該当するものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①高圧で受電する事務所ビルの受変電設備
  • ②低圧で受電し、同じ構内で使う一般住宅の設備
  • ③一般送配電事業者が維持・運用する配電線
  • ④出力2,000kWの事業所の自家用火力発電所
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正解 ②低圧で受電し、同じ構内で使う一般住宅の設備
解説
一般用電気工作物は、低圧(600V以下)で受電し、その受電の場所と同一の構内で使用するための電気工作物(受電のための電線路以外の電線路で構外にわたるものを除く)や、一定の小出力発電設備などです。一般住宅や小規模な商店の電気設備が代表例です。

他の選択肢について
・高圧で受電するビル:自家用電気工作物(事業用電気工作物)です。
・一般送配電事業者の配電線:電気事業の用に供する電気工作物です。
・出力2,000kWの事業所の自家用火力発電所:事業用電気工作物です。

覚え方のポイント
「一般用=低圧受電・同一構内・小出力発電設備」「それ以外=事業用(電気事業用・自家用)」。
問57-3

電気事業法に定める小規模事業用電気工作物に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①出力10kW未満の太陽電池発電設備が該当し、一切の手続きが不要である。
  • ②出力2,000kW以上の発電設備が該当し、保安規程の届出が必要である。
  • ③出力10kW以上50kW未満の太陽電池発電設備などで、届出が必要。
  • ④高圧で受電する需要設備が該当し、主任技術者の選任が必要である。
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正解 ③出力10kW以上50kW未満の太陽電池発電設備などで、届出が必要。
解説
2023年(令和5年)3月の電気事業法の改正で、出力10kW以上50kW未満の太陽電池発電設備と、出力20kW未満の風力発電設備が、一般用電気工作物から外れて小規模事業用電気工作物に位置づけられました。設置者には、技術基準への適合維持義務に加えて、基礎情報の届出と使用前自己確認の結果の届出が求められます。一方、保安規程の届出や主任技術者の選任は求められません。

他の選択肢について
・10kW未満の太陽電池:一般用電気工作物(小出力発電設備)に当たります。
・2,000kW以上の発電設備:小規模事業用電気工作物には当たりません。
・高圧受電の需要設備:自家用電気工作物で、主任技術者の選任などが必要です。

覚え方のポイント
「太陽電池10〜50kW・風力20kW未満=小規模事業用(基礎情報届出・使用前自己確認)」。
問67-3

電気事業法に基づく技術基準への適合に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①技術基準への適合は、一般用電気工作物にだけ求められている。
  • ②技術基準は推奨事項で、適合させるかどうかは設置者の任意である。
  • ③技術基準に適合しなくても、主務大臣は是正を命じられない。
  • ④設置者は、事業用電気工作物を技術基準に適合するよう維持する。
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正解 ④設置者は、事業用電気工作物を技術基準に適合するよう維持する。
解説
電気事業法第39条では、事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物を主務省令で定める技術基準に適合するように維持しなければならないと定めています。技術基準に適合していないと認めるときは、主務大臣は、修理・改造・移転や使用の一時停止などを命じることができます(第40条)。

他の選択肢について
・一般用電気工作物にだけ:事業用電気工作物にも適合維持義務があります。一般用電気工作物にも技術基準への適合が求められます。
・適合は任意:法律上の義務です。
・是正を命じることができない:主務大臣は技術基準適合命令を出すことができます。

覚え方のポイント
「技術基準=守る義務(第39条)、守らなければ命令(第40条)」。
問77-3

自家用電気工作物で感電による死亡事故が発生した場合の報告に関する次の記述のうち、電気関係報告規則に基づくものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①24時間以内可能な限り速やかに速報し、30日以内に詳報を提出する。
  • ②事故の発生を知った日から30日以内に、詳報だけを提出すればよい。
  • ③速報は事故の発生から1週間以内、詳報は60日以内に提出する。
  • ④事故の報告は、設置者ではなく、電気工事を行った業者が行うものである。
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正解 ①24時間以内可能な限り速やかに速報し、30日以内に詳報を提出する。
解説
電気関係報告規則では、感電などによる死傷事故などの電気事故が発生した場合、電気工作物の設置者は、事故の発生を知った時から24時間以内可能な限り速やかに、事故の発生の日時・場所、概要などを所轄の産業保安監督部長に報告(速報)し、事故の発生を知った日から起算して30日以内に、所定の様式の報告書(詳報)を提出しなければならないとしています。

他の選択肢について
・詳報だけでよい:詳報の前に、24時間以内可能な限り速やかに速報を行います。
・速報1週間・詳報60日:速報は24時間以内可能な限り速やかに、詳報は30日以内です。
・工事業者だけが行う:報告の義務は電気工作物の設置者にあります。

覚え方のポイント
「電気事故=24時間以内に速報・30日以内に詳報・報告するのは設置者」。
問87-3

一般用電気工作物の調査に関する次の記述のうち、電気事業法上、最も適当なものはどれか。

  • ①一般用電気工作物の調査は、所有者が自ら行わなければならない。
  • ②電線路維持運用者が、技術基準に適合しているかどうかを調査する。
  • ③一般用電気工作物の調査は、経済産業大臣が自ら行わなければならない。
  • ④一般用電気工作物の調査は、電気工事士が自由に行う任意の業務である。
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正解 ②電線路維持運用者が、技術基準に適合しているかどうかを調査する。
解説
電気事業法第57条では、一般用電気工作物と直接に電気的に接続する電線路を維持・運用する者(電線路維持運用者、一般送配電事業者など)は、その一般用電気工作物が技術基準に適合しているかどうかを調査しなければならないと定めています。調査は登録調査機関に委託することができ、技術基準に適合していないときは、所有者などに適合させるための措置を通知します。

他の選択肢について
・所有者が自ら行う:調査の義務は電線路維持運用者にあります。
・経済産業大臣が自ら行う:調査の義務は電線路維持運用者にあります。経済産業大臣は、調査が適切でない場合に改善を命じる立場です。
・電気工事士の任意の業務:法律に基づく調査です。

覚え方のポイント
「一般用の安全は、つないでいる電力会社側(電線路維持運用者)が調査する」。
問97-3

電気事業法の目的に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①電気工事の作業に従事する者の資格を定め、欠陥による災害を防止する。
  • ②電気用品の製造や販売を規制し、電気用品による危険の発生を防止する。
  • ③使用者の利益の保護と電気事業の発達、保安の確保と環境の保全を図る。
  • ④建設業を営む者の資質を向上させ、建設工事の適正な施工を確保する。
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正解 ③使用者の利益の保護と電気事業の発達、保安の確保と環境の保全を図る。
解説
電気事業法第1条では、電気事業の運営を適正かつ合理的ならしめることによって、電気の使用者の利益を保護し、電気事業の健全な発達を図るとともに、電気工作物の工事・維持・運用を規制することによって、公共の安全を確保し、環境の保全を図ることを目的としています。

他の選択肢について
・電気工事の作業者の資格:電気工事士法の目的です。
・電気用品の製造・販売の規制:電気用品安全法の目的です。
・建設業者の資質の向上:建設業法の目的です。

覚え方のポイント
電気事業法は「使用者の利益・電気事業の発達・保安(公共の安全)・環境の保全」。
問107-3

自家用電気工作物の保安管理業務を外部に委託する場合に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①どのような規模でも、保安管理業務を外部に委託することはできない。
  • ②保安管理業務は、電気工事業者であれば承認なしに受託できる。
  • ③外部に委託すれば、技術基準への適合維持の義務はなくなる。
  • ④一定の条件を満たせば、主務大臣の承認を受けて外部に委託できる。
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正解 ④一定の条件を満たせば、主務大臣の承認を受けて外部に委託できる。
解説
電気事業法施行規則第52条では、出力の小さい発電所や、一定の電圧以下で受電する需要設備などの自家用電気工作物について、主務大臣(産業保安監督部長)の承認を受けて、電気保安法人や電気管理技術者に保安管理業務を委託する場合は、主任技術者を選任しないことができるとしています(外部委託承認制度)。

他の選択肢について
・外部に委託することはできない:一定の条件を満たせば委託できます。
・電気工事業者なら承認なしに受託できる:委託先は要件を満たす電気保安法人や電気管理技術者で、主務大臣の承認も必要です。
・適合維持の義務がなくなる:委託しても、設置者の技術基準への適合維持の義務はなくなりません。

覚え方のポイント
「外部委託=承認を受けて主任技術者の選任に代える。設置者の責任は残る」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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