2026年版・6-5

工事施工:電車線路・信号の工事の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「工事施工」から、工事施工:電車線路・信号の工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問16-5

電車線路の工事を、営業線の近くで行う場合の安全対策として、最も不適当なものはどれか。

  • ①作業に先立ち、線路閉鎖やき電停止の手続きを行っておく。
  • ②列車の接近を知らせるため、列車見張員を配置する。
  • ③時刻表を確認すれば、列車見張員は配置しなくてよい。
  • ④き電停止後は、検電と接地を行ってから作業に入る。
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正解 ③時刻表を確認すれば、列車見張員は配置しなくてよい。
解説
営業線に近接する工事では、列車の遅れや臨時列車などで、時刻表どおりに列車が来るとは限りません。そのため、時刻表の確認だけに頼らず、列車見張員を配置して列車の接近を確実に知らせる体制をとります。

他の選択肢について
・線路閉鎖やき電停止の手続き:鉄道事業者と協議して、所定の手続きを行います。
・列車見張員の配置:列車の接近を作業員に確実に知らせます。
・検電と接地:き電停止の確認は検電器で行い、接地をしてから作業します。

覚え方のポイント
営業線近接工事は「手続き(線閉・き電停止)・見張り・検電と接地」。
問26-5

電車線に用いる自動張力調整装置の主な目的として、最も適当なものはどれか。

  • ①電車線に流れる電流の大きさを、自動で調整するもの。
  • ②列車の速度に応じて、電車線の電圧を変化させる。
  • ③電車線への落雷を検出して、き電を自動的に停止させる。
  • ④温度による電線の伸縮に対して、張力をほぼ一定に保つ。
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正解 ④温度による電線の伸縮に対して、張力をほぼ一定に保つ。
解説
電車線(トロリ線や吊架線)は、気温の変化によって伸び縮みし、張力やたるみが変化します。自動張力調整装置は、重りやばねなどを用いて、温度が変わっても電線の張力をほぼ一定に保ち、パンタグラフとの接触を安定させる装置です。

他の選択肢について
・電流を調整:電流の大きさは列車の負荷で決まり、この装置で調整するものではありません。
・電圧を変化させる:電車線の電圧は変電所で決まります。
・落雷の検出:避雷器や保護装置の役割です。

覚え方のポイント
「自動張力調整装置=夏も冬も張力一定」。
問36-5

軌道回路に用いるレールボンドに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①レールの継目を電気的に接続し、電流の通り道を確保する。
  • ②レールの継目を電気的に絶縁し、電流が流れないようにする。
  • ③レールを枕木に固定するための、締結用の金具である。
  • ④軌道回路の境目で、帰線電流を通しつつ信号電流を区分する。
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正解 ①レールの継目を電気的に接続し、電流の通り道を確保する。
解説
レールボンドは、レールの継目の部分を電線などで電気的に接続する部材です。継目の電気抵抗を小さくして、軌道回路の信号電流や、電気鉄道の帰線電流が確実に流れるようにします。これにより、帰線抵抗が小さくなり、電食の防止にも役立ちます。

他の選択肢について
・絶縁して流れないようにする:これは絶縁継目の役割で、軌道回路の区間の境目に設けます。
・枕木に固定する金具:これはレール締結装置です。
・帰線電流を通しつつ信号電流を区分:これはインピーダンスボンドの役割です。

覚え方のポイント
「レールボンド=つなぐ」「絶縁継目=区切る」。
問46-5

軌道回路のある区間で、帰線電流を流しながら信号電流を区分するために用いる装置として、最も適当なものはどれか。

  • ①レールボンド
  • ②インピーダンスボンド
  • ③アークホーン
  • ④シンプルカテナリ
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正解 ②インピーダンスボンド
解説
インピーダンスボンドは、軌道回路の境目の絶縁継目の両側に設け、電気鉄道の帰線電流(直流や商用周波数の交流)はほぼ抵抗なく通し、軌道回路の信号電流に対しては高いインピーダンスとなって区分する装置です。

他の選択肢について
・レールボンド:レールの継目を電気的に接続する部材です。
・アークホーン:がいしをアークから保護する金具です。
・シンプルカテナリ:電車線のちょう架方式の一つです。

覚え方のポイント
「インピーダンスボンド=帰線電流は通す・信号電流は区切る」。
問56-5

電車線路の工事におけるトロリ線の偏位の測定・調整に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①偏位は、パンタグラフの有効範囲の端いっぱいに合わせて調整する。
  • ②トロリ線は、偏位をつけずに常に線路の中心に合わせて張る。
  • ③トロリ線がパンタグラフの有効範囲内にあるよう偏位を調整する。
  • ④偏位の測定は、営業列車が走り始めてからまとめて行う。
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正解 ③トロリ線がパンタグラフの有効範囲内にあるよう偏位を調整する。
解説
トロリ線は、パンタグラフのすり板の偏摩耗を防ぐため、線路の中心に対して左右に偏位させて張りますが、偏位が大きすぎるとパンタグラフから外れて重大な事故につながります。施工時には偏位を測定し、パンタグラフの有効範囲内に収まるよう調整します。

他の選択肢について
・有効範囲の端いっぱいに合わせる:車両の揺れや風によるトロリ線の振れがあるため、有効範囲の端いっぱいでは外れるおそれがあります。余裕をもって有効範囲内に収めます。
・偏位をつけない:すり板の同じ場所だけが摩耗するため、偏位をつけます。
・列車が走り始めてから測定:施工時に測定・調整し、運転開始前に確認します。

覚え方のポイント
「偏位=振りすぎない・振らなさすぎない」。
問66-5

鉄道信号機の建植工事に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①信号機の位置は、見通しより電柱の位置との整合を優先する。
  • ②建植後の見通しの確認は、列車の運転開始後に行えばよい。
  • ③信号機の確認距離は、列車の速度にかかわらず一定でよい。
  • ④運転士から十分な距離で確認できるよう、見通しを確保する。
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正解 ④運転士から十分な距離で確認できるよう、見通しを確保する。
解説
信号機は、運転士が停止などの必要な操作を安全に行えるよう、十分な距離から確認できる位置に建植し、見通しを確保する必要があります。建植後は、樹木や構造物などで見通しが妨げられていないことも確認します。

他の選択肢について
・電柱の位置との整合を優先:見通しの確保が最優先です。
・見通しの確認は運転開始後:運転開始前に確認し、樹木や構造物などで妨げられていないことを確かめます。
・確認距離は速度にかかわらず一定:速度が高いほど停止に必要な距離が長くなるため、必要な確認距離も長くなります。

覚え方のポイント
「信号機は見えてこそ信号」。見通しの確認は建植工事の必須項目です。
問76-5

電車線路の金具・部材の取付け工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①金具のボルトは、仮締めのままでも列車の運転に支障はない。
  • ②金具のボルトは、規定のトルクで締め付けて緩み止めを確認する。
  • ③部材は、列車の振動で緩まないように確実に固定する。
  • ④高所の作業では、墜落防止と工具の落下防止の措置をとる。
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正解 ①金具のボルトは、仮締めのままでも列車の運転に支障はない。
解説
電車線路の金具は、列車の通過による振動やパンタグラフの押し上げの力を繰り返し受けます。仮締めのままにすると、金具が緩んで電車線が垂れ下がったり、部材が落下したりして、重大な事故につながります。ボルトは規定のトルクで本締めし、緩み止めを確認します。

他の選択肢について
・規定のトルクと緩み止め:施工の基本です。
・確実な固定:振動に対して緩まないようにします。
・墜落と落下の防止:高所作業の基本の安全対策です。

覚え方のポイント
「電車線の金具は振動との戦い」。本締め・緩み止め・確認の記録が欠かせません。
問86-5

直流電気鉄道の変電所から電車線へ電力を送る電線として、最も適当なものはどれか。

  • ①帰線
  • ②き電線
  • ③通信線
  • ④架空地線
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正解 ②き電線
解説
き電線は、変電所から電車線(トロリ線)へ電力を供給するための電線で、電車線と並行して張られ、一定の間隔でトロリ線に接続されます。帰線は、電車から変電所へ電流を戻す回路で、一般にレールが用いられます。

他の選択肢について
・帰線:電流を変電所へ戻す回路です。
・通信線:信号や通信のための電線です。
・架空地線:送電線などへの直撃雷を防ぐ接地された電線です。

覚え方のポイント
「き電線=送る」「帰線=戻す」。き電線は電圧降下を小さくするため、太い電線が使われます。
問96-5

自動列車停止装置(ATS)の地上子の設置工事に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①設計の位置より手前であれば、地上子の位置はずれてもよい。
  • ②地上子の動作試験は、営業運転を始めてから列車で行えばよい。
  • ③定められた位置に正確に設置し、動作試験で機能を確認する。
  • ④地上子は、列車の車両の側に取り付けるための装置である。
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正解 ③定められた位置に正確に設置し、動作試験で機能を確認する。
解説
ATSの地上子は、信号機の表示などに応じた情報を列車に送る装置で、停止信号の手前で列車を確実に止めるため、設置する位置が安全性に直結します。設計で定められた位置に正確に設置し、動作の試験で機能を確認してから使用を開始します。

他の選択肢について
・手前ならずれてもよい:地上子の位置は、信号機との距離や速度照査の条件から定められています。手前・奥のどちらにずれても、正しく制御できなくなるおそれがあります。
・営業運転を始めてから試験:安全装置なので、使用開始前に動作試験で機能を確認します。
・車両の側に取り付ける:地上子は線路側に設置し、車両側には車上子を取り付けます。

覚え方のポイント
「地上子=線路側・位置が命」「車上子=車両側」。
問106-5

電車線路の近くで行う停電作業の手順として、最も適当なものはどれか。

  • ①作業の開始→検電→接地→き電停止の確認
  • ②接地→作業の開始→き電停止の確認→検電
  • ③検電→作業の開始→接地→き電停止の確認
  • ④き電停止の確認→検電→接地→作業の開始
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正解 ④き電停止の確認→検電→接地→作業の開始
解説
電車線路の停電作業では、まず所定の手続きでき電が停止されたことを確認し、次に検電器で電車線が無電圧であることを確かめ、接地器具で電車線を接地してから作業を始めます。接地は、誤ってき電されたときや、誘導による電圧から作業者を守るために行います。

他の選択肢について
・作業の開始が先:停電の確認と接地の前に作業を始めてはなりません。
・接地が最初:無電圧を確認する前に接地器具を取り付けると、充電中であれば短絡事故になります。
・検電→作業→接地:接地の前に作業を始めてはなりません。

覚え方のポイント
停電作業の順序は「止める→確かめる(検電)→つなぐ(接地)→作業」。送電するときはその逆順です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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