2026年版・4-5

建築:構造と材料の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「関連分野(機械・土木・建築・設計契約)」から、建築:構造と材料に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全660問) 関連分野(機械・土木・建築・設計契約)の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問14-5

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①コンクリートは主に引張力を、鉄筋は主に圧縮力だけを負担する。
  • ②鉄筋とコンクリートは、温度による膨張の割合が大きく異なる。
  • ③コンクリートは主に圧縮力を、鉄筋は主に引張力を負担する。
  • ④コンクリートは酸性のため、内部の鉄筋を腐食から守れない。
答えと解説を見る
正解 ③コンクリートは主に圧縮力を、鉄筋は主に引張力を負担する。
解説
鉄筋コンクリート構造は、圧縮に強いが引張に弱いコンクリートと、引張に強い鉄筋を組み合わせたものです。コンクリートが主に圧縮力を、鉄筋が主に引張力を負担します。鉄筋とコンクリートは温度による膨張の割合(線膨張係数)がほぼ等しく、コンクリートのアルカリ性が鉄筋の腐食を防ぐため、一体として働くことができます。

他の選択肢について
・コンクリートが引張、鉄筋が圧縮だけ:役割が逆です。
・膨張の割合が大きく異なる:ほぼ等しいことが、鉄筋コンクリートが成り立つ理由の一つです。
・コンクリートは酸性:コンクリートはアルカリ性で、鉄筋の腐食を防ぎます。

覚え方のポイント
「圧縮はコンクリート、引張は鉄筋」「線膨張係数がほぼ同じ」「アルカリ性で鉄筋を守る」の3点で鉄筋コンクリートが成り立ちます。
問24-5

鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①鋼材は不燃材料なので、耐火被覆をしなくても耐火構造となる。
  • ②鉄骨構造は、鉄筋コンクリート構造より建物が重くなる。
  • ③鋼材は、錆の発生について考慮する必要がない材料である。
  • ④鋼材は高温で強度が低下するため、耐火被覆が必要となる。
答えと解説を見る
正解 ④鋼材は高温で強度が低下するため、耐火被覆が必要となる。
解説
鋼材は燃えない材料ですが、火災で高温になると強度が大きく低下し、構造が崩壊するおそれがあります。そのため、耐火建築物とする場合は、柱やはりに吹付けロックウールや耐火塗料などの耐火被覆を施します。

他の選択肢について
・不燃材料なので被覆なしで耐火構造:鋼材は燃えませんが、高温で強度が大きく低下するため、耐火構造とするには耐火被覆などが必要です。不燃材料であることと耐火構造であることは別の概念です。
・鉄筋コンクリート構造より重い:一般に鉄骨構造の方が軽量で、大スパンや高層の建物に適しています。
・錆を考慮しない:鋼材は錆びやすいため、防錆の処理が必要です。

覚え方のポイント
鉄骨造は「強い・軽い・粘り強い、ただし火と錆に弱い」。
問34-5

建築物の構造形式に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①ラーメン構造は、柱とはりを剛に接合した骨組の構造である。
  • ②ラーメン構造は、部材を三角形に組んで接合部をピンとした構造である。
  • ③トラス構造は、柱とはりを剛に接合して耐震壁を用いない構造である。
  • ④壁式構造は、柱とはりだけで建物の荷重を支える構造である。
答えと解説を見る
正解 ①ラーメン構造は、柱とはりを剛に接合した骨組の構造である。
解説
ラーメン構造は、柱とはりの接合部を剛に接合した骨組で、建物の荷重や地震力に抵抗する構造です。壁の配置の自由度が高く、ビルなどで広く採用されています。トラス構造は、部材を三角形に組み合わせた構造、壁式構造は柱やはりの代わりに壁と床で荷重を支える構造です。

他の選択肢について
・部材を三角形に組んでピン接合:これはトラス構造の説明です。
・トラス構造は柱とはりを剛に接合:これはラーメン構造の説明です。
・壁式構造は柱とはりだけで支える:壁式構造は壁で荷重を支えます。

覚え方のポイント
「ラーメン=剛接合の骨組」「トラス=三角形」「壁式=壁で支える(柱・はりの出っ張りがない)」。
問44-5

建築物の地震対策の構造に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①免震構造は、建物の柱やはりを太くして、地震の力に正面から耐える構造である。
  • ②免震構造は、建物と基礎の間に積層ゴムなどを設け、揺れを伝えにくくする。
  • ③制振構造は、建物の基礎を地盤から完全に切り離して浮かせる構造である。
  • ④耐震構造は、ダンパなどの装置を組み込んで建物の揺れを吸収する構造である。
答えと解説を見る
正解 ②免震構造は、建物と基礎の間に積層ゴムなどを設け、揺れを伝えにくくする。
解説
地震対策の構造には、耐震・制振・免震があります。免震構造は、建物と基礎の間に積層ゴムやダンパなどの免震装置を設け、地盤の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。制振構造は、建物内にダンパなどの装置を組み込んで、揺れのエネルギーを吸収する構造です。耐震構造は、柱・はり・壁などを強くして、地震の力に耐える構造です。

他の選択肢について
・免震は柱やはりを太くして耐える:これは耐震構造の説明です。
・制振は基礎を地盤から切り離して浮かせる:制振構造は、ダンパなどで揺れを吸収する構造です。
・耐震はダンパで揺れを吸収:これは制振構造の説明です。

覚え方のポイント
「耐震=耐える」「制振=吸収する」「免震=伝えない」。免震建物では、建物と地盤の間をまたぐ配線・配管に、大きな変位を吸収できる余長が必要です。
問54-5

建築基準法に定める主要構造部に該当しないものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①柱
  • ②はり
  • ③基礎
  • ④屋根
答えと解説を見る
正解 ③基礎
解説
建築基準法第2条第5号では、主要構造部を「壁、柱、床、はり、屋根又は階段」と定めています(構造上重要でない間仕切壁、間柱、小ばり、ひさしなどは除かれます)。基礎は主要構造部に含まれません。主要構造部は、主に防火の観点から定められたもので、耐火構造などの規定の対象になります。

他の選択肢について
・柱:主要構造部に含まれます。
・はり:主要構造部に含まれます。
・屋根:主要構造部に含まれます。

覚え方のポイント
「主要構造部=壁・柱・床・はり・屋根・階段(基礎は含まない)」。構造耐力の観点から定める「構造耐力上主要な部分」には、基礎が含まれる点と対比して覚えます。
問64-5

鉄骨構造の高力ボルト摩擦接合に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①ボルトの軸部のせん断力だけで応力を伝える接合方法である。
  • ②接合する部材の接触面は、塗装して滑らかにしておくのがよい。
  • ③高力ボルトは、締め付けずに仮に差し込んでおくだけでよい。
  • ④部材の接触面に生じる摩擦力で、応力を伝える接合方法である。
答えと解説を見る
正解 ④部材の接触面に生じる摩擦力で、応力を伝える接合方法である。
解説
高力ボルト摩擦接合は、高力ボルトを強い力で締め付けて部材どうしを強く押し付け、接触面に生じる摩擦力で応力を伝える接合方法です。そのため、接触面は赤さびの状態やブラスト処理などで、所定のすべり係数を確保します。

他の選択肢について
・ボルト軸部のせん断力だけ:これは普通ボルトや高力ボルトの支圧接合の考え方で、摩擦接合とは異なります。
・接触面を塗装して滑らかに:摩擦力が得られなくなるため、接触面は塗装しません。
・締め付けずに差し込むだけ:所定の張力まで締め付けることで摩擦力が得られます。

覚え方のポイント
「摩擦接合=強く締めて、ざらざらの面の摩擦で伝える」。接触面の塗装は厳禁です。
問74-5

コンクリートの中性化に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①空気中の二酸化炭素によってアルカリ性が失われ、鉄筋が錆びやすくなる。
  • ②コンクリートが酸性からアルカリ性に変わり、強度が大きく増す現象である。
  • ③中性化は、かぶり厚さが大きいほど鉄筋に早く到達する現象である。
  • ④中性化は、主に雨水中の塩化物イオンによって進む現象である。
答えと解説を見る
正解 ①空気中の二酸化炭素によってアルカリ性が失われ、鉄筋が錆びやすくなる。
解説
コンクリートは本来アルカリ性ですが、空気中の二酸化炭素と反応して、表面から徐々にアルカリ性が失われていきます。これを中性化といい、中性化が鉄筋の位置まで達すると、鉄筋を錆から守る働きが失われ、鉄筋が錆びて膨張し、ひび割れやかぶりコンクリートのはく落の原因になります。

他の選択肢について
・酸性からアルカリ性に変わる:中性化はアルカリ性が失われる現象です。
・かぶり厚さが大きいほど早く到達:かぶり厚さが大きいほど、中性化が鉄筋に達するまでの時間は長くなります。
・雨水中の塩化物イオンで進む:塩化物イオンによって鉄筋が腐食するのは塩害です。中性化は空気中の二酸化炭素によって進みます。

覚え方のポイント
「中性化=CO₂でアルカリ性が失われる→鉄筋が錆びる」。かぶり厚さの確保と密実なコンクリートが対策です。
問84-5

建築物の構造計算で考慮する荷重・外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①固定荷重は、建築物自体の重さなど、常に作用する荷重である。
  • ②風圧力は、建築物の高さや形状に関係なく一定である。
  • ③積載荷重は、人や家具・物品など、建築物に載る荷重である。
  • ④地震力は、建築物の重さが大きいほど大きくなる。
答えと解説を見る
正解 ②風圧力は、建築物の高さや形状に関係なく一定である。
解説
風圧力は、速度圧と風力係数の積で求められ、速度圧は地表面からの高さや周辺の地表面の状況によって、風力係数は建築物の形状によって変わります。したがって、建築物の高さや形状に関係なく一定というのは誤りです。

他の選択肢について
・固定荷重:建築物自体の重さや、固定された設備などの重さです。
・積載荷重:人や家具・物品などの重さで、室の用途によって値が定められています。
・地震力は重さが大きいほど大きい:地震力は、建築物の重さに地震層せん断力係数を掛けて求めるため、重いほど大きくなります。

覚え方のポイント
荷重・外力は「固定・積載・積雪・風圧・地震」。屋上に重い設備機器を載せると、地震力が大きくなる点に注意します。
問94-5

建築物の天井や床に設備機器を取り付ける場合の注意事項として、最も適当なものはどれか。

  • ①重い機器でも、天井の仕上げ材に直接取り付けるのが原則である。
  • ②地震時の揺れは考慮せず、機器の自重だけで支持方法を決める。
  • ③重い機器は、構造体に直接支持させるか、強固な支持材を設ける。
  • ④床置きの機器は、自重が大きければ固定しなくても転倒しない。
答えと解説を見る
正解 ③重い機器は、構造体に直接支持させるか、強固な支持材を設ける。
解説
重い設備機器は、天井の仕上げ材などには取り付けず、構造体(スラブやはり)に直接支持させるか、十分な強度をもつ支持材(吊りボルトや架台など)を設けて取り付けます。また、地震時に機器が移動・転倒・落下しないよう、耐震支持を行います。

他の選択肢について
・仕上げ材に直接取り付ける:仕上げ材は重い機器を支える強度がなく、落下のおそれがあります。
・地震時の揺れを考慮しない:地震力を考慮して、耐震ストッパーや振れ止めなどを設けます。
・自重が大きければ固定不要:重い機器でも地震時には移動・転倒するおそれがあるため、アンカーボルトなどで固定します。

覚え方のポイント
設備機器の取付けは「構造体で支える」「地震で動かさない(耐震支持)」の2点が基本です。
問104-5

建築物の防火に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①防火区画を貫通するケーブルのすき間は、あけたままにして放熱させる。
  • ②貫通部のすき間は、一般の発泡ウレタンで充てんすれば足りる。
  • ③防火区画の貫通部の処理は、工事の完了後に省略してもよい。
  • ④防火区画を貫通する配管やケーブルのすき間は、不燃材料などで埋める。
答えと解説を見る
正解 ④防火区画を貫通する配管やケーブルのすき間は、不燃材料などで埋める。
解説
防火区画は、火災が建物全体に広がるのを防ぐため、耐火構造の床や壁、防火設備で区画したものです。配管やケーブルが防火区画を貫通する部分のすき間は、モルタルなどの不燃材料や、認定を受けた耐火措置材で埋めて、火炎や煙が通り抜けないようにします(建築基準法施行令第112条第20項)。

他の選択肢について
・すき間をあけたまま:火炎や煙が貫通部を通って広がるため、不適切です。
・一般の発泡ウレタンで足りる:一般の発泡ウレタンは燃えるため、防火区画の性能を保てません。モルタルなどの不燃材料か、国土交通大臣の認定を受けた工法で埋めます。
・完了後に省略してよい:貫通部の処理は、防火区画の性能を保つために欠かせません。

覚え方のポイント
「防火区画の貫通部は必ずふさぐ」。電気設備の工事でも、ケーブルの貫通部の耐火処理は重要な施工管理の項目です。

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)の対策問題(全660問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。国土交通省及び一般財団法人建設業振興基金とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】