2026年版・3-6

防災:自動火災報知設備と非常用設備の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「電気設備(構内電気設備・情報通信・防災)」から、防災:自動火災報知設備と非常用設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問13-6

自動火災報知設備の感知器に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①差動式熱感知器は、周囲の温度が一定の温度に達すると作動する。
  • ②定温式熱感知器は、周囲の煙の濃度が一定以上になると作動する。
  • ③差動式熱感知器は、周囲の温度の上昇率が一定以上で作動する。
  • ④光電式煙感知器は、炎から出る紫外線を直接検出して作動する。
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正解 ③差動式熱感知器は、周囲の温度の上昇率が一定以上で作動する。
解説
差動式熱感知器は、周囲の温度の上昇率(急激な温度上昇)が一定以上になったときに作動する感知器で、暖房などによるゆるやかな温度上昇では作動しません。定温式熱感知器は、周囲の温度が一定の温度に達したときに作動し、湯沸室など温度が急変しやすい場所に用いられます。

他の選択肢について
・一定の温度に達すると作動:これは定温式熱感知器の説明です。
・定温式は煙の濃度で作動:煙の濃度で作動するのは煙感知器です。
・光電式は紫外線を検出:光電式煙感知器は、煙による光の散乱などを検出します。紫外線や赤外線を検出するのは炎感知器です。

覚え方のポイント
「差動式=温度上昇の速さ」「定温式=一定の温度」「光電式=煙」「炎感知器=紫外線・赤外線」。
問23-6

自動火災報知設備で、階段や廊下に設置する感知器の種類として、最も適当なものはどれか。

  • ①差動式スポット型熱感知器
  • ②定温式スポット型熱感知器
  • ③ガス漏れ検知器
  • ④煙感知器
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正解 ④煙感知器
解説
階段、傾斜路、廊下、通路、エレベーターの昇降路などは、煙が流れて広がりやすい場所であり、消防法令により原則として煙感知器を設置します。火災の初期に発生する煙を早く検知して、避難を早めるためです。

他の選択肢について
・差動式スポット型熱感知器:一般の居室などに用いられますが、階段・廊下には原則として煙感知器を設けます。
・定温式スポット型熱感知器:湯沸室や厨房など、温度が急変しやすい場所に用いられます。
・ガス漏れ検知器:ガス漏れ火災警報設備の機器で、火災の感知器ではありません。

覚え方のポイント
「煙の通り道(階段・廊下・エレベーター昇降路)=煙感知器」。熱感知器は居室、定温式は湯沸室や厨房が定番です。
問33-6

自動火災報知設備の感知器回路の配線に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①断線を検出できるよう送り配線とし、末端に終端器を設ける。
  • ②配線の途中で分岐させ、回路の末端を複数つくって配線する。
  • ③終端器は、受信機のすぐ近くにある回路の始端に設ける。
  • ④1本の共通線につなげる警戒区域の数には、特に制限がない。
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正解 ①断線を検出できるよう送り配線とし、末端に終端器を設ける。
解説
自動火災報知設備の感知器回路は、受信機で断線を検出できるように、感知器を順に渡っていく送り配線とし、回路の末端に終端器(終端抵抗)を設けます。受信機は終端器を通る監視電流で断線を監視し、配線が切れると断線の表示をします。

他の選択肢について
・途中で分岐させ複数の末端をつくる:分岐すると一部の断線を検出できなくなるため、送り配線にします。
・終端器を受信機の近くの始端に設ける:終端器は回路の末端に設けます。末端にあるからこそ、途中のどこで切れても監視電流が止まり、断線を検出できます。
・共通線の警戒区域の数に制限がない:P型受信機の感知器回路では、1本の共通線に接続できる警戒区域は7以下とされています。

覚え方のポイント
「感知器回路=送り配線+終端器(断線監視)」。P型受信機の問題とセットで出題されます。
問43-6

誘導灯に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①通路誘導灯は、避難口の位置を示すもので、白色の地に赤色の図記号で表示している。
  • ②避難口誘導灯は、避難口の位置を示すもので、緑色の地に白色の図記号で表示する。
  • ③誘導灯の非常電源は、原則として停電時に10分間以上点灯できればよい。
  • ④誘導灯は、建築基準法に基づいて設置する避難のための照明設備である。
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正解 ②避難口誘導灯は、避難口の位置を示すもので、緑色の地に白色の図記号で表示する。
解説
誘導灯は消防法に基づく避難設備です。避難口誘導灯は避難口の位置を示すもので、緑色の地に白色の図記号(走る人の姿など)で表示します。通路誘導灯は避難の方向を示すもので、白色の地に緑色の図記号と矢印で表示します。非常電源は、原則として20分間以上(大規模・高層の建物などでは60分間以上)点灯できるものとします。

他の選択肢について
・通路誘導灯は白地に赤色:通路誘導灯は白地に緑色です。赤色は用いません。
・10分間以上:原則20分間以上です。
・建築基準法に基づく:誘導灯は消防法に基づくものです。建築基準法に基づくのは非常用の照明装置です。

覚え方のポイント
「誘導灯=消防法(20分)」「非常用照明=建築基準法(30分)」。避難口は緑地に白、通路は白地に緑、と色の反転で覚えます。
問53-6

消防用設備等の配線に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①非常電源の回路には耐熱配線を、操作回路には耐火配線を用いる。
  • ②耐火電線を用いる場合でも、必ず金属管に収めて壁に埋設する。
  • ③非常電源から消防用設備等へ電力を送る回路には、耐火配線を用いる。
  • ④耐火配線は、ビニル電線を金属管に収めて露出で施設する方法である。
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正解 ③非常電源から消防用設備等へ電力を送る回路には、耐火配線を用いる。
解説
消防用設備等は火災の最中に働く必要があるため、配線には耐火性・耐熱性が求められます。非常電源から各設備へ電力を送る回路には耐火配線(耐火電線を用いる、または金属管に収めて耐火構造の壁に埋設するなど)を、操作回路や表示灯回路などには耐熱配線を用いることが、設備ごとに定められています。

他の選択肢について
・電源回路に耐熱配線、操作回路に耐火配線:逆です。高い性能が要る電源回路が耐火配線です。
・耐火電線でも必ず金属管に収めて埋設:耐火電線を用いる場合は、ケーブル工事などで露出して施設することもできます。埋設が必要なのは、一般の電線を金属管などに収めて耐火性をもたせる方法の場合です。
・ビニル電線を金属管に収めて露出:一般の電線を用いる耐火配線は、金属管などに収めて耐火構造の壁などに埋設するもので、露出では耐火配線になりません。

覚え方のポイント
「電源の回路=耐火配線(FP)」「信号・操作の回路=耐熱配線(HP)」。どちらが必要かは設備ごとの基準で決まります。
問63-6

消防法令に基づく非常コンセント設備に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①地階を除く階数が7以上の建築物の、すべての階に設置する。
  • ②消防隊が使う電源で、三相交流200V・定格5A以上のものを設ける。
  • ③非常コンセントは、非常電源を付置する必要がないとされている。
  • ④地階を除く階数が11以上の建築物の11階以上の階などに設置する。
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正解 ④地階を除く階数が11以上の建築物の11階以上の階などに設置する。
解説
非常コンセント設備は、消防隊が消火活動で照明器具や破壊器具などを使うための電源で、地階を除く階数が11以上の建築物の11階以上の階や、延べ面積1,000m²以上の地下街などに設置します(消防法施行令第29条の2)。電源は単相交流100Vで15A以上の電気を供給できるものとし、非常電源を付置します。

他の選択肢について
・階数7以上のすべての階:「階数7以上」は連結送水管の設置基準の一つです。非常コンセント設備は、地階を除く階数11以上の建築物では11階以上の階に設置します。
・三相200V・5A以上:非常コンセントの電源は、単相交流100Vで15A以上の電気を供給できるものです。
・非常電源が不要:非常電源を付置する必要があります。

覚え方のポイント
「非常コンセント=11階以上・地下街・消防隊用・単相100V 15A以上」。連結送水管の設置基準(地階を除く階数7以上など)と混同しないようにします。
問73-6

建築基準法に基づき、非常用の昇降機を設けなければならない建築物として、最も適当なものはどれか。

  • ①高さ31mを超える建築物
  • ②高さ20mを超える建築物
  • ③延べ面積500m²を超える建築物
  • ④地階を有するすべての建築物
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正解 ①高さ31mを超える建築物
解説
建築基準法第34条第2項では、高さ31mを超える建築物には、原則として非常用の昇降機を設けなければならないと定めています。消防隊の消火・救助活動のためのもので、予備電源を設けることや、中央管理室と連絡できる装置を設けることなどの基準があります。

他の選択肢について
・高さ20mを超える:20mは避雷設備の基準です。
・延べ面積500m²を超える:非常用の昇降機の基準は高さです。
・地階を有するすべて:地階の有無は非常用の昇降機の基準ではありません。

覚え方のポイント
建築基準法の高さの基準は「20m超=避雷設備」「31m超=非常用の昇降機」。
問83-6

自動火災報知設備の受信機に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①P型受信機は、すべての感知器を1本の信号線で識別する方式の受信機である。
  • ②R型受信機は、固有の信号で感知器などを識別し、多くの回線を扱える。
  • ③R型受信機は、警戒区域ごとに専用の回線を受信機まで引き込む方式。
  • ④P型受信機は、中継器から固有の信号を受け、感知器ごとに識別する。
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正解 ②R型受信機は、固有の信号で感知器などを識別し、多くの回線を扱える。
解説
R型受信機は、中継器やアナログ式感知器から固有の信号を受けて、どの警戒区域(またはどの感知器)で火災が発生したかを識別する受信機です。伝送路で多くの回線を扱えるため、大規模な建物に用いられます。P型受信機は、警戒区域ごとに回線を設け、共通の信号として火災信号を受ける受信機です。

他の選択肢について
・P型は1本の信号線で全感知器を識別:P型は警戒区域ごとに回線を分けて受信します。
・R型は警戒区域ごとに専用の回線:これはP型受信機の方式です。
・P型は固有の信号で感知器ごとに識別:固有の信号で識別するのはR型受信機です。

覚え方のポイント
「P型=回線ごと(中小規模)」「R型=固有信号(大規模・伝送)」。
問93-6

耐火電線(FP)と耐熱電線(HP)に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①耐熱電線は、耐火電線より高い温度に耐える性能が求められる。
  • ②耐火電線は、380℃で15分間の加熱に耐えることが求められる。
  • ③耐火電線は、耐熱電線より高い温度で機能を保つ性能が求められる。
  • ④耐熱電線は、主に非常電源から消防用設備への電源回路に用いる。
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正解 ③耐火電線は、耐熱電線より高い温度で機能を保つ性能が求められる。
解説
耐火電線は、火災時の高い温度(標準加熱曲線で840℃・30分など)にさらされても一定時間機能を保つ性能が求められ、主に非常電源回路に用いられます。耐熱電線は、それより低い温度(380℃・15分など)での性能が求められ、主に操作・信号回路に用いられます。

他の選択肢について
・耐熱電線の方が高温に耐える:関係が逆です。
・耐火電線は380℃・15分:380℃・15分は耐熱電線の加熱条件です。耐火電線は840℃・30分の加熱条件です。
・耐熱電線を電源回路に用いる:電源回路に用いるのは耐火電線(耐火配線)です。耐熱電線は主に操作・信号回路です。

覚え方のポイント
「FP(ファイヤープルーフ)=耐火=840℃30分・電源回路」「HP(ヒートプルーフ)=耐熱=380℃15分・操作回路」。
問103-6

非常警報設備・非常放送設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①非常放送設備は、火災時に建物内の人に避難を呼びかける設備である。
  • ②非常警報設備には、非常ベルや自動式サイレンなどがある。
  • ③非常警報設備は、消防法に基づく警報設備の一つである。
  • ④非常放送設備は、火災時に一般の業務放送を優先して流す設備である。
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正解 ④非常放送設備は、火災時に一般の業務放送を優先して流す設備である。
解説
非常放送設備は、火災時に建物内の人に火災の発生を知らせ、避難を誘導するための放送設備です。業務用の放送設備と兼用する場合でも、非常放送が一般の業務放送より優先されるようにしなければなりません(非常放送のときは業務放送を自動的に停止する)。

他の選択肢について
・避難を呼びかける設備:非常放送設備の目的です。
・非常ベルや自動式サイレン:非常警報設備の例です。
・消防法に基づく警報設備:非常警報設備は、消防法で定める警報設備の一つです。

覚え方のポイント
「非常放送は業務放送に優先する(カットリレー)」。スピーカーの配線にも耐熱配線が求められます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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