2026年版・3-3

構内:照明設備と動力設備の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「電気設備(構内電気設備・情報通信・防災)」から、構内:照明設備と動力設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問13-3

建築基準法に基づく非常用の照明装置に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①停電時に予備電源により、30分間以上継続して点灯できるものとする。
  • ②停電時に予備電源により、5分間以上点灯すればよいとされている。
  • ③予備電源は、常用の電源と同じ回路から供給しなければならない。
  • ④照度は、白熱灯を用いる場合でも床面で10lx以上を確保する必要がある。
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正解 ①停電時に予備電源により、30分間以上継続して点灯できるものとする。
解説
建築基準法に基づく非常用の照明装置は、停電時に予備電源(蓄電池など)により、30分間以上継続して点灯できるものとされています。照度は、床面において、白熱灯を用いる場合は1lx以上、蛍光灯またはLEDを用いる場合は2lx以上を確保します(昭和45年建設省告示第1830号)。

他の選択肢について
・5分間以上:継続点灯の時間は30分間以上です。
・常用と同じ回路から供給:停電時に点灯させるため、予備電源は常用電源とは別に確保します。
・白熱灯でも10lx以上:床面の照度は、白熱灯で1lx以上、蛍光灯・LEDで2lx以上です。10lxではありません。

覚え方のポイント
「非常用照明=30分以上・床面1lx(蛍光灯・LEDは2lx)」「誘導灯(消防法)」と混同しないようにします。
問23-3

照明設備の省エネルギー制御に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①初期照度補正制御は、新しいランプの過剰な明るさを抑えて電力を減らす。
  • ②初期照度補正制御は、器具の設置時から照度を必要以上に高く保つ。
  • ③昼光利用制御は、窓からの自然光に応じて照明の出力を下げる。
  • ④人感センサによる制御は、人がいないときに照明を消灯・減光する。
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正解 ②初期照度補正制御は、器具の設置時から照度を必要以上に高く保つ。
解説
照明の照度は、光源の光束の低下や器具の汚れで時間とともに下がるため、設計時には保守率を見込んで、設置当初は必要な照度より明るくなるように設計します。初期照度補正制御は、設置当初の過剰な明るさを調光で抑え、時間とともに出力を上げていく制御で、照度を必要以上に高く保つものではありません。

他の選択肢について
・過剰な明るさを抑えて電力を減らす:初期照度補正制御の説明です。
・自然光に応じて出力を下げる:昼光利用(昼光連動)制御の説明です。
・人がいないときに消灯・減光:在室検知制御の説明です。

覚え方のポイント
照明の省エネ制御は「初期照度補正・昼光利用・在室検知・タイムスケジュール」。どれも「必要なときに必要なだけ」明るくする考え方です。
問33-3

インバータを用いた動力設備の高調波対策として、最も適当なものはどれか。

  • ①インバータの出力側に進相コンデンサを接続し、力率を改善する。
  • ②インバータの接地をやめて、機器を大地から絶縁する。
  • ③インバータの入力側に、ACやDCのリアクトルを設ける。
  • ④進相コンデンサを、直列リアクトルなしで多数設置する。
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正解 ③インバータの入力側に、ACやDCのリアクトルを設ける。
解説
インバータの入力側の整流回路からは高調波電流が発生し、電源側の機器の過熱や誤動作の原因になります。対策として、インバータの入力側にACリアクトルや、直流中間回路にDCリアクトルを設けて高調波電流を抑制します。さらに大きな対策が必要な場合は、高調波フィルタや、高調波の少ない方式のインバータを用います。

他の選択肢について
・出力側に進相コンデンサ:インバータの出力側にコンデンサを接続すると、スイッチングによる過大な電流が流れてインバータやコンデンサを損傷するおそれがあり、行ってはなりません。
・接地をやめる:感電の危険が増し、ノイズ対策としても逆効果です。
・直列リアクトルなしの進相コンデンサ:高調波電流がコンデンサに流れ込み、高調波を拡大させたり、コンデンサが過熱したりするおそれがあります。

覚え方のポイント
「インバータの高調波=リアクトル(AC・DC)・フィルタ」。進相コンデンサには必ず直列リアクトルを組み合わせます。
問43-3

低圧の電動機の過負荷保護に関する次の記述のうち、電気設備の技術基準の解釈に基づくものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①屋内に施設する電動機は、出力0.75kW以下なら過負荷保護装置を省略できる。
  • ②過負荷保護装置は、定格出力10kWを超える電動機にだけ設ければよい。
  • ③電動機の過負荷保護には、漏電遮断器だけを用いるのが原則とされている。
  • ④屋内の出力0.2kWを超える電動機には、原則として過負荷保護装置を設ける。
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正解 ④屋内の出力0.2kWを超える電動機には、原則として過負荷保護装置を設ける。
解説
電気設備の技術基準の解釈第153条では、屋内に施設する電動機(定格出力が0.2kW以下のものを除く)には、過電流による焼損のおそれがある場合に、自動的に停止させるか警報する装置(過負荷保護装置)を設けることを原則としています。ただし、取扱者が常に監視できる場合や、構造上過負荷が生じない場合などは除かれます。

他の選択肢について
・0.75kW以下なら省略:出力で除外されるのは0.2kW以下の電動機です。
・10kWを超えるものだけ:基準は0.2kWです。
・漏電遮断器だけで保護:漏電遮断器は地絡を検出するもので、過負荷の保護には熱動継電器(サーマルリレー)などを用います。

覚え方のポイント
「0.2kWを超える屋内の電動機には過負荷保護」。電磁開閉器(電磁接触器+熱動継電器)が代表的な過負荷保護装置です。
問53-3

照明の設計で用いる保守率に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①光源の光束低下や器具の汚れによる照度低下を見込む係数である。
  • ②照明器具から出た光のうち、作業面に届く光束の割合を表す係数である。
  • ③室の形状を、間口・奥行・作業面からの高さで表す指数である。
  • ④照明器具の消費電力1Wあたりに得られる光束を表す値である。
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正解 ①光源の光束低下や器具の汚れによる照度低下を見込む係数である。
解説
保守率は、光源の光束の経年低下、照明器具や室内の汚れなどによる照度の低下を見込むための係数で、光束法の計算で分母に入れます。保守率が小さい(汚れやすい環境や清掃の頻度が低い)ほど、必要な器具の台数は多くなります。

他の選択肢について
・作業面に届く光束の割合:これは照明率です。
・室の形状を表す指数:これは室指数です。照明率は室指数と反射率などから求めます。
・消費電力あたりの光束:これは発光効率(固有エネルギー消費効率)です。

覚え方のポイント
光束法N=EA/FUMの「U=照明率(室の形と反射率で決まる)」「M=保守率(汚れと経年で決まる)」。
問63-3

三相誘導電動機の分岐回路に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①電動機の始動電流で、遮断器が不必要に動作しないように選定する。
  • ②電動機の分岐回路の電線は、始動電流の大きさだけで太さを決める。
  • ③電動機の過負荷保護に、熱動継電器付きの電磁開閉器を用いることがある。
  • ④電動機の外箱には、使用電圧に応じた種類の接地工事を施す。
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正解 ②電動機の分岐回路の電線は、始動電流の大きさだけで太さを決める。
解説
電動機の分岐回路の電線は、電動機の定格電流などをもとにした許容電流、電圧降下、周囲の条件などを考慮して太さを決めます。始動電流は短時間の電流なので、それだけで電線の太さを決めるものではありません。始動電流は、遮断器の選定や電圧降下の検討で考慮します。

他の選択肢について
・始動電流で不必要に動作しない:電動機の始動電流は定格電流の数倍になるため、遮断器の選定で考慮します。
・熱動継電器付きの電磁開閉器:代表的な過負荷保護の方法です。
・外箱の接地工事:300V以下ならD種、300Vを超える低圧ならC種の接地工事を施します。

覚え方のポイント
電線の太さは「許容電流・電圧降下・機械的強度」で決まり、遮断器は「保護と始動電流の両立」で決まる、と役割を分けて考えます。
問73-3

LED照明器具を天井に埋め込んで設置する場合に、断熱材を施工する天井で用いる器具として、最も適当なものはどれか。

  • ①断熱材との関係に何の表示もない器具
  • ②屋外専用の防雨形として表示された器具
  • ③断熱施工に対応した記号表示のある器具
  • ④断熱材の上に直接載せて使う吊り下げ形の器具
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正解 ③断熱施工に対応した記号表示のある器具
解説
断熱材を施工する天井に埋込形の照明器具を取り付ける場合は、断熱材を器具の上にかぶせても支障のないことが確認された器具(SB形・SGI形・SG形などの断熱施工に対応した表示のある器具)を用います。対応していない器具を断熱材で覆うと、熱がこもって器具やLEDの寿命が短くなったり、火災の原因になったりするおそれがあります。

他の選択肢について
・何の表示もない器具:断熱材で覆うと過熱のおそれがあります。
・屋外専用の防雨形:防雨性能は断熱施工への適合とは別の性能です。
・断熱材の上に直接載せる:埋込形の設置方法として不適切です。

覚え方のポイント
「断熱天井の埋込器具=断熱施工対応の表示(SB・SGI・SG)を確認」。LEDは熱に弱いので、放熱の条件が寿命を左右します。
問83-3

動力設備のスターデルタ始動器に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①始動時は電動機をΔ結線とし、加速後にY結線に切り換える。
  • ②始動時の電流は、全電圧始動の3倍に大きくなる。
  • ③電動機の固定子巻線の端子は、3本だけで接続できる。
  • ④始動時は電動機をY結線とし、加速後にΔ結線に切り換える。
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正解 ④始動時は電動機をY結線とし、加速後にΔ結線に切り換える。
解説
スターデルタ始動器は、始動時に電動機の固定子巻線をY結線にして各相の電圧を1/√3に下げ、始動電流(線電流)を全電圧始動の1/3に抑えます。加速した後にΔ結線に切り換えて運転します。巻線の両端を個別に取り出す必要があるため、電動機の口出し線は6本必要です。

他の選択肢について
・Δで始動しYに切り換える:順序が逆です。
・始動電流が3倍:始動電流は1/3に小さくなります。
・端子は3本だけ:YとΔを切り換えるため、6本の口出し線が必要です。

覚え方のポイント
「Y始動・Δ運転・電流もトルクも1/3・口出し線6本」。
問93-3

屋内の低圧コンセントの施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①同じ分岐回路なら、定格電流の異なるコンセントを任意に混在させてよい。
  • ②水気のある場所に施設するコンセントには、接地極付きのものを用いる。
  • ③電気洗濯機や電子レンジ用のコンセントには、接地極付きのものが推奨される。
  • ④200V用のコンセントは、100V用と形状を変えて誤接続を防ぐ。
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正解 ①同じ分岐回路なら、定格電流の異なるコンセントを任意に混在させてよい。
解説
分岐回路に使用できるコンセントの定格電流は、分岐回路を保護する過電流遮断器の種類ごとに決められています(電気設備の技術基準の解釈第149条)。定格電流の異なるコンセントを任意に混在させてよいわけではありません。

他の選択肢について
・水気のある場所は接地極付き:感電の危険が大きいため、接地極付きのコンセントを用い、接地工事を施します。
・洗濯機や電子レンジは接地極付き:内線規程などで接地極付きのコンセントの使用が求められています。
・200V用は形状を変える:電圧の異なる機器の誤接続を防ぐため、刃の形状が異なるものを用います。

覚え方のポイント
コンセントは「分岐回路の種類で定格電流が決まる」「水気・大型家電は接地極付き」「電圧で形状を変える」。
問103-3

動力設備の電動機に設ける進相コンデンサに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①電動機と直列に接続し、電動機の回転速度を上げる。
  • ②電動機と並列に接続し、電動機の遅れ力率を改善する。
  • ③電動機の始動電流を大きくして、始動時間を短くする。
  • ④電動機の運転中は開放しておき、停止中だけ接続する。
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正解 ②電動機と並列に接続し、電動機の遅れ力率を改善する。
解説
誘導電動機は遅れ力率の負荷なので、電動機と並列に進相コンデンサを接続して、コンデンサの進み電流で遅れ無効電力を打ち消し、力率を改善します。電動機の運転と連動して開閉するように接続すれば、軽負荷時や停止時にコンデンサが過剰になる(進み力率になる)のを防げます。

他の選択肢について
・直列に接続して回転速度を上げる:進相コンデンサは並列に接続し、回転速度は変わりません。
・始動電流を大きくする:進相コンデンサの目的ではありません。
・停止中だけ接続:停止中に接続すると進み力率になり、電圧上昇の原因になります。

覚え方のポイント
「進相コンデンサ=負荷と並列・運転中だけ入れる」。高圧受電設備の進相コンデンサとあわせて理解します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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