2026年版・2-3

発電:太陽光・風力・燃料電池の一問一答

1級電気工事施工管理技士(第一次検定)「電気設備(発電・変電・送配電)」から、発電:太陽光・風力・燃料電池に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験には五肢択一の問題も含まれますが、ここでは4択で出題しています。

問12-3

結晶シリコン系の太陽電池の出力特性に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①セルの温度が上昇すると、一般に出力が増加する。
  • ②日射強度が弱くなっても、出力電流は変わらない。
  • ③セルの温度が上昇すると、一般に出力が低下する。
  • ④開放電圧は、日射強度にほぼ比例して大きく変わる。
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正解 ③セルの温度が上昇すると、一般に出力が低下する。
解説
結晶シリコン系の太陽電池は、セルの温度が上昇すると主に出力電圧が低下し、出力も低下します(おおむね1℃あたり0.4〜0.5%程度)。このため、日射が強くても気温の高い夏より、晴れた春の方が発電量が多くなることがあります。出力電流は日射強度にほぼ比例します。

他の選択肢について
・温度上昇で出力が増加:一般に低下します。
・日射強度が弱くても電流は変わらない:短絡電流は日射強度にほぼ比例して小さくなります。
・開放電圧が日射強度にほぼ比例:日射強度にほぼ比例するのは短絡電流です。開放電圧は日射強度が変わってもあまり変化せず、主に温度で変わります。

覚え方のポイント
「日射↑→電流↑」「温度↑→電圧↓→出力↓」。モジュールの通風をよくして温度上昇を抑えることが発電量の確保につながります。
問22-3

系統連系する太陽光発電設備の単独運転防止機能に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①系統が停電しても、発電設備だけで構内への供給を必ず継続する。
  • ②太陽電池の出力を最大にするように、動作点を自動で調整する機能である。
  • ③太陽電池の直流を、系統と同じ周波数の交流に変換する機能である。
  • ④系統の停電時に単独運転を検出し、発電設備を系統から切り離す。
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正解 ④系統の停電時に単独運転を検出し、発電設備を系統から切り離す。
解説
単独運転とは、系統側が停電したのに、系統連系している発電設備が発電を続け、周辺の配電線に電気を供給し続けてしまう状態です。停電中の配電線で作業する人の感電や、機器の損傷などのおそれがあるため、系統連系する発電設備には、単独運転を検出して系統から切り離す機能(受動的方式と能動的方式)が求められます。

他の選択肢について
・停電しても供給を必ず継続:これは単独運転そのもので、防止すべき状態です。なお、自立運転機能で系統から切り離した状態で特定のコンセントに給電することはあります。
・出力を最大にする動作点の調整:これは最大電力点追従制御(MPPT)です。
・直流を交流に変換:これはインバータ(パワーコンディショナ)の基本機能です。

覚え方のポイント
「単独運転=停電なのに送り続ける危険な状態」。検出方式は、受動的(電圧位相の跳躍などを見る)と能動的(周波数などにわずかな変動を与えて反応を見る)の2種類です。
問32-3

太陽電池モジュールのバイパスダイオードに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①影などでセルの出力が落ちたとき、電流を迂回させて出力低下を抑える。
  • ②系統から太陽電池への逆流を防ぐため、ストリングに直列に入れる。
  • ③太陽電池の直流を交流に変換するために、モジュールごとに設けられる。
  • ④雷サージから太陽電池を保護するために、大地との間に設ける。
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正解 ①影などでセルの出力が落ちたとき、電流を迂回させて出力低下を抑える。
解説
バイパスダイオードは、モジュール内のセルの一部が影や汚れで発電できなくなったとき、その部分を迂回して電流を流すためのダイオードです。これがないと、発電できないセルが抵抗となってモジュール全体の出力が大きく下がり、そのセルが発熱(ホットスポット)して損傷するおそれがあります。

他の選択肢について
・逆流を防ぐため直列に入れる:これは逆流防止ダイオードの役割です。
・直流を交流に変換:これはパワーコンディショナの役割です。
・雷サージからの保護:これはサージ防護デバイス(SPD)の役割です。

覚え方のポイント
「バイパス=迂回(影対策・並列)」「逆流防止=直列」。ダイオードの入れ方と目的をセットで覚えます。
問42-3

風力発電の出力に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①風車の出力は、風速に比例する。
  • ②風車の出力は、風速の3乗に比例する。
  • ③風車の出力は、風速の2乗に比例する。
  • ④風車の出力は、風速に関係なく一定である。
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正解 ②風車の出力は、風速の3乗に比例する。
解説
風のエネルギーは、空気の質量流量(風速に比例)と運動エネルギー(風速の2乗に比例)の積なので、風車で得られる出力は風速の3乗に比例します。また、受風面積(ロータの回転面積)に比例するため、ロータの直径の2乗にも比例します。風速が2倍になれば出力は8倍になります。

他の選択肢について
・風速に比例:質量流量だけを考えた誤りです。
・風速の2乗に比例:運動エネルギーだけを考えた誤りです。
・風速に関係なく一定:出力は風速で大きく変わります。

覚え方のポイント
「風力の出力∝ロータ直径²×風速³」。風車の出力は、実際にはカットイン風速で発電を始め、定格風速以上ではピッチ制御などで一定に抑え、カットアウト風速で停止します。
問52-3

大形の風力発電設備で用いられるピッチ制御に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①ロータの向きを風向きに合わせて水平方向に回転させる。
  • ②発電機の極数を切り換えて、ロータの回転速度を変える。
  • ③ブレードの取付け角度を変え、風から受ける力を調整する。
  • ④ブレードの長さを伸縮させて、ロータの受風面積を変える。
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正解 ③ブレードの取付け角度を変え、風から受ける力を調整する。
解説
ピッチ制御は、ブレード(羽根)の取付け角度(ピッチ角)を変えて、風から受ける力を調整する制御です。定格風速を超える強風時には、ピッチ角を変えて出力を一定に抑え、さらに強い風ではブレードを風に対して平行にして(フェザリング)停止させます。

他の選択肢について
・ロータの向きを風向きに合わせる:これはヨー制御です。
・極数の切換え:一部の風車で用いられる速度の切換えで、ピッチ制御ではありません。
・ブレードの長さを伸縮:一般的な制御方法ではありません。

覚え方のポイント
「ピッチ=羽根の角度」「ヨー=首振り(風向き追従)」。どちらも大形風車の基本的な制御です。
問62-3

燃料電池に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①水素を燃焼させた熱でタービンを回して、交流を発電する。
  • ②発電の過程で、多量の窒素酸化物と硫黄酸化物を発生する。
  • ③出力は交流なので、系統への連系にインバータは不要である。
  • ④水素と酸素の電気化学反応で、直流の電力を直接取り出す。
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正解 ④水素と酸素の電気化学反応で、直流の電力を直接取り出す。
解説
燃料電池は、水の電気分解の逆の反応を利用し、水素と酸素の電気化学反応によって直流の電力を直接取り出す装置です。燃焼を伴わないため、窒素酸化物や硫黄酸化物をほとんど発生せず、生成物は主に水です。発電に伴う熱も給湯や暖房に利用できるため、コージェネレーションシステムとして総合効率を高められます。

他の選択肢について
・水素を燃焼させてタービンを回す:燃料電池は燃焼させずに電気化学反応で発電します。
・窒素酸化物と硫黄酸化物を多量に発生:燃焼しないため、ほとんど発生しません。
・出力は交流でインバータ不要:出力は直流なので、交流で使うにはインバータが必要です。

覚え方のポイント
燃料電池は「電池の名前だが燃料を補給する発電装置」「出力は直流」「排熱も使える」。電解質の種類で、固体高分子形(PEFC、低温)や固体酸化物形(SOFC、高温)などに分かれます。
問72-3

燃料電池の種類に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①固体高分子形(PEFC)は運転温度が低く、家庭用や自動車に用いられる。
  • ②固体高分子形(PEFC)は運転温度が約1,000℃で、大規模発電に用いられる。
  • ③固体酸化物形(SOFC)は運転温度が常温に近く、起動が非常に速い。
  • ④りん酸形(PAFC)は、電解質にセラミックスの固体酸化物を用いる。
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正解 ①固体高分子形(PEFC)は運転温度が低く、家庭用や自動車に用いられる。
解説
燃料電池は電解質の種類によって分類されます。固体高分子形(PEFC)は運転温度がおおむね100℃以下と低く、起動が速いため、家庭用燃料電池や燃料電池自動車に用いられます。固体酸化物形(SOFC)は運転温度が約700〜1,000℃と高く、発電効率が高いのが特徴です。

他の選択肢について
・PEFCは約1,000℃:高温で運転するのはSOFCです。
・SOFCは常温に近く起動が速い:SOFCは高温で運転するため、起動には時間がかかります。
・PAFCはセラミックスの固体酸化物:PAFCの電解質はりん酸です。電解質に固体酸化物(セラミックス)を用いるのはSOFCです。燃料電池は電解質の種類で分類し、名前がそのまま電解質を表しています。

覚え方のポイント
「PEFC=低温・家庭・自動車」「SOFC=高温・高効率」。ほかにりん酸形(PAFC)や溶融炭酸塩形(MCFC)もあります。
問82-3

地熱発電に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①地表の気温と地中の温度の差で、半導体に直接電流を流す方式である。
  • ②地下の熱水や蒸気を利用してタービンを回す発電方式である。
  • ③海の表層と深層の水温の差を利用して発電する方式である。
  • ④燃料を燃焼させて発電するため、燃料費の割合が大きい。
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正解 ②地下の熱水や蒸気を利用してタービンを回す発電方式である。
解説
地熱発電は、地下のマグマの熱で高温になった熱水や蒸気を井戸で取り出し、その蒸気でタービンを回して発電します。熱水から蒸気を分離して使うフラッシュ方式や、低温の熱水で沸点の低い媒体を蒸発させるバイナリー方式があります。天候に左右されず安定して発電でき、燃料費がかからない再生可能エネルギーです。

他の選択肢について
・温度差で半導体に電流を流す:これは熱電変換(ゼーベック効果)の説明です。
・海の表層と深層の水温差:これは海洋温度差発電の説明です。地熱発電は地下の熱水・蒸気を使います。
・燃料を燃焼させる:地熱発電は燃料を燃やしません。

覚え方のポイント
地熱は「天候に左右されない再エネ・ただし調査と開発に時間がかかり、立地が国立公園などと重なりやすい」。
問92-3

太陽光発電のパワーコンディショナが行う最大電力点追従制御(MPPT)に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • ①系統の電圧が上がりすぎたとき、太陽電池の出力を強制的に0にする機能。
  • ②系統の停電を検出して、発電設備を系統から自動で切り離す機能。
  • ③日射や温度で変わる太陽電池の最適な動作点を探し、出力を最大に保つ。
  • ④太陽電池の向きを太陽の方向に合わせて、パネルを自動で動かす。
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正解 ③日射や温度で変わる太陽電池の最適な動作点を探し、出力を最大に保つ。
解説
太陽電池の出力は、動作させる電圧によって変わり、出力が最大になる動作点(最大電力点)は日射強度や温度によって刻々と変化します。MPPTは、この最大電力点を常に探し続け、太陽電池から最大の電力を取り出す制御です。

他の選択肢について
・系統電圧の上昇時に出力を0にする:電圧上昇を抑えるために出力を抑制する機能はありますが、MPPTとは別の機能です。
・停電を検出して切り離す:これは単独運転防止機能です。MPPTとは別の保護機能です。
・パネルを太陽の方向に動かす:これは追尾式架台の機能で、パワーコンディショナの制御ではありません。

覚え方のポイント
「MPPT=電気的に最適な電圧を探す」「追尾式=機械的に太陽を追う」。どちらも発電量を増やしますが、仕組みがまったく異なります。
問102-3

風力発電設備の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  • ①発電時に二酸化炭素をほとんど排出しない電源である。
  • ②風速の変化によって、出力が大きく変動する。
  • ③低周波音や景観への影響に配慮が必要である。
  • ④風がなくても、定格出力で安定して発電できる。
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正解 ④風がなくても、定格出力で安定して発電できる。
解説
風力発電は風のエネルギーで発電するため、風が弱いときや無風のときは発電できません。出力は風速の3乗に比例して大きく変動するため、系統の安定のために蓄電池の併設や出力の予測・制御が行われます。

他の選択肢について
・二酸化炭素をほとんど排出しない:再生可能エネルギーです。
・出力が大きく変動する:風速の変化に応じて出力が変動します。
・低周波音や景観への影響:騒音・低周波音、景観、鳥類への影響(バードストライク)などへの配慮が必要です。

覚え方のポイント
再エネは「燃料不要・CO₂なし」と「出力が天候しだいで変動する」の両面を押さえます。変動を受け止める仕組み(蓄電池・揚水・連系線)とセットで理解します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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