高圧配電線路の方式のうち、放射状方式(樹枝状方式)の特徴として、正しいものは。
- ①構成が簡単で建設費が安いが、事故時に事故点より負荷側が停電する
- ②構成は複雑になるが、電線路が二重化され停電時間を短縮できる
- ③常時は開路しておき、事故時に閉路して供給ルートを切り替える
- ④複数の回線から同時に受電するため、1回線が停電しても支障がない
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詳細解説
放射状方式は、配電用変電所から出た高圧配電線が木の枝のように分かれて広がっていく方式で、樹枝状方式ともいいます。
電線をむだなく使えるため設備が簡単で建設費が安く、負荷が増えたときの延長も容易です。日本の高圧配電線路の大半がこの方式です。
一方、供給ルートが1本しかないため、途中で事故が起きると、その事故点より先(負荷側)がすべて停電します。これが最大の短所です。
電線路が二重化されて停電時間を短縮できるという説明はループ方式(環状方式)、常時開路して事故時に切り替えるという説明はループ方式の常時開路運用、複数回線から同時受電するという説明はスポットネットワーク方式のものです。
「枝分かれ=安いが停電範囲が広い」と押さえると区別しやすくなります。
他の選択肢が不適切な理由
他の三つは、供給の道すじを二つ以上持つ方式の説明です。電線路を二重にして停電の時間を短くする説明も、ふだんは開いておいて事故のときに閉じる説明も、環状につないだ配電線の運用のしかたを述べたものです。複数の回線から同時に受け取る説明は、大都市の高層ビルなどで用いる別の方式です。道すじが1本しかないという前提が、この方式の長所と短所の両方を決めています。