問18-3
軽水炉による原子力発電の熱効率が、同規模の汽力発電より低くなる主な理由は。
- ①燃料の発熱量がきわめて小さいため
- ②発電機の効率が著しく低いため
- ③蒸気の温度と圧力が低いため
- ④復水器を用いない方式のため
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正解
③蒸気の温度と圧力が低いため
解説
詳細解説
熱機関の効率は、作動流体の高温側と低温側の温度差が大きいほど高くなります。軽水炉では原子炉の材料や安全上の制約から蒸気の温度と圧力を高くできず、汽力発電のような過熱蒸気ではなく飽和蒸気に近い状態でタービンを回します。この温度差の小ささが、熱効率が3割程度にとどまる主な理由です。
燃料の発熱量が小さいという記述は誤りで、核燃料の単位質量あたりのエネルギーは化石燃料よりはるかに大きい値です。
発電機自体の効率は汽力発電と変わらず、きわめて高い値です。
原子力発電でも復水器は用いており、方式が違うわけではありません。
効率の差は熱源の温度で決まる、という熱力学の原則から理解します。
他の選択肢が不適切な理由
燃料の発熱量は、同じ熱量を与えたときに何割が電気になるかという効率の話とは別の量です。発熱量が小さくても燃料を多く使えば同じ出力は得られるので、効率の高低には結びつきません。発電機や復水器は蒸気の温度そのものに関わらない部分なので、そこに原因を求めても説明がつきません。効率を決めているのは、熱を受け取る側と捨てる側の温度の差であるという点が出発点になります。
詳細解説
熱機関の効率は、作動流体の高温側と低温側の温度差が大きいほど高くなります。軽水炉では原子炉の材料や安全上の制約から蒸気の温度と圧力を高くできず、汽力発電のような過熱蒸気ではなく飽和蒸気に近い状態でタービンを回します。この温度差の小ささが、熱効率が3割程度にとどまる主な理由です。
燃料の発熱量が小さいという記述は誤りで、核燃料の単位質量あたりのエネルギーは化石燃料よりはるかに大きい値です。
発電機自体の効率は汽力発電と変わらず、きわめて高い値です。
原子力発電でも復水器は用いており、方式が違うわけではありません。
効率の差は熱源の温度で決まる、という熱力学の原則から理解します。
他の選択肢が不適切な理由
燃料の発熱量は、同じ熱量を与えたときに何割が電気になるかという効率の話とは別の量です。発熱量が小さくても燃料を多く使えば同じ出力は得られるので、効率の高低には結びつきません。発電機や復水器は蒸気の温度そのものに関わらない部分なので、そこに原因を求めても説明がつきません。効率を決めているのは、熱を受け取る側と捨てる側の温度の差であるという点が出発点になります。