問18-1
水力発電所の理論水力P〔kW〕を求める式として正しいものは。ただし、Qは流量〔m³/s〕、Hは有効落差〔m〕とする。
- ①P=9.8QH²
- ②P=QH/9.8
- ③P=9.8QH
- ④P=9.8Q/H
答えと解説を見る
正解
③P=9.8QH
解説
詳細解説
理論水力は、1秒間に落下する水がもつ位置エネルギーの大きさです。
水1m³の質量は1000kgなので、流量Q〔m³/s〕の水が有効落差H〔m〕を落ちるときの仕事率は 1000×9.8×Q×H〔W〕となり、キロワットで表すと P=9.8QH〔kW〕です。
落差を2乗する式は、位置エネルギーが高さに比例することと合いません。
9.8で割る式や落差で割る式は、落差が大きいほど出力が小さくなることになり、水力発電の原理と矛盾します。
実際に発電機から取り出せる出力は、これに水車効率と発電機効率を掛けた P=9.8QHη₍水車₎η₍発電機₎ になります。まず理論水力を出し、次に効率を掛けるという順序で計算します。
他の選択肢が不適切な理由
式の形は単位で確かめられます。1秒あたりに落ちる水の量と落ちる高さを掛け合わせた形でなければ、1秒あたりのエネルギーになりません。落差を2乗した式では、位置エネルギーが高さに比例するという関係から外れてしまいます。落差で割る式は、落差が大きい地点ほど出力が小さいことになり、高い所から水を落とすという水力発電の考え方そのものと矛盾します。
詳細解説
理論水力は、1秒間に落下する水がもつ位置エネルギーの大きさです。
水1m³の質量は1000kgなので、流量Q〔m³/s〕の水が有効落差H〔m〕を落ちるときの仕事率は 1000×9.8×Q×H〔W〕となり、キロワットで表すと P=9.8QH〔kW〕です。
落差を2乗する式は、位置エネルギーが高さに比例することと合いません。
9.8で割る式や落差で割る式は、落差が大きいほど出力が小さくなることになり、水力発電の原理と矛盾します。
実際に発電機から取り出せる出力は、これに水車効率と発電機効率を掛けた P=9.8QHη₍水車₎η₍発電機₎ になります。まず理論水力を出し、次に効率を掛けるという順序で計算します。
他の選択肢が不適切な理由
式の形は単位で確かめられます。1秒あたりに落ちる水の量と落ちる高さを掛け合わせた形でなければ、1秒あたりのエネルギーになりません。落差を2乗した式では、位置エネルギーが高さに比例するという関係から外れてしまいます。落差で割る式は、落差が大きい地点ほど出力が小さいことになり、高い所から水を落とすという水力発電の考え方そのものと矛盾します。