問16-4
高圧受電設備に用いる過電流継電器の限時要素について、動作時間特性試験を行ったときに現れる特性は。
- ①電流が大きいほど動作時間が長くなる正限時特性を示す
- ②電流の大きさにかかわらず動作時間が一定の特性を示す
- ③電流が大きいほど動作時間が短くなる反限時特性を示す
- ④電流が小さいほど動作時間が短くなる特性を示す
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正解
③電流が大きいほど動作時間が短くなる反限時特性を示す
解説
詳細解説
過電流継電器の限時要素は反限時特性を持ち、整定電流に対する倍数が大きいほど動作時間が短くなります。動作時間特性試験では、整定値の200%・300%・500%・700%などの電流を流し、それぞれの動作時間が特性曲線の範囲に入っているかを確かめます。
この特性は、軽い過負荷では機器の熱的な余裕を活かして待ち、大きな事故電流では素早く切るという保護の考え方に基づいています。
動作時間が一定なのは定限時特性を持つ継電器で、反限時とは別の種類です。電流が大きいほど遅くなる、あるいは小さいほど速くなるという特性は、保護の目的と逆になり存在しません。
他の選択肢が不適切な理由
電流が大きいほど動作時間が長くなる特性では、最も危険な短絡事故のときに最も遅く遮断することになり、保護の役目を果たせません。電流が小さいほど速く動作する特性も、通常の負荷変動で不要動作を招きます。動作時間が一定の特性は定限時形として実在しますが、高圧受電設備の限時要素は配電用変電所の継電器との時間差を電流の大きさに応じて確保する必要があるため、反限時の特性が用いられます。
詳細解説
過電流継電器の限時要素は反限時特性を持ち、整定電流に対する倍数が大きいほど動作時間が短くなります。動作時間特性試験では、整定値の200%・300%・500%・700%などの電流を流し、それぞれの動作時間が特性曲線の範囲に入っているかを確かめます。
この特性は、軽い過負荷では機器の熱的な余裕を活かして待ち、大きな事故電流では素早く切るという保護の考え方に基づいています。
動作時間が一定なのは定限時特性を持つ継電器で、反限時とは別の種類です。電流が大きいほど遅くなる、あるいは小さいほど速くなるという特性は、保護の目的と逆になり存在しません。
他の選択肢が不適切な理由
電流が大きいほど動作時間が長くなる特性では、最も危険な短絡事故のときに最も遅く遮断することになり、保護の役目を果たせません。電流が小さいほど速く動作する特性も、通常の負荷変動で不要動作を招きます。動作時間が一定の特性は定限時形として実在しますが、高圧受電設備の限時要素は配電用変電所の継電器との時間差を電流の大きさに応じて確保する必要があるため、反限時の特性が用いられます。