問14-14
導電材料としての軟銅と硬銅の使い分けに関する記述として、正しいものはどれか。
- ①軟銅は屋内配線の絶縁電線に、硬銅は架空電線に用いる
- ②軟銅は架空電線に、硬銅は屋内配線の絶縁電線に用いる
- ③軟銅は引張強さが大きく、硬銅より導電率も高い
- ④硬銅は曲げやすく、軟銅より接続作業がしやすい
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正解
①軟銅は屋内配線の絶縁電線に、硬銅は架空電線に用いる
解説
詳細解説
銅線は、伸線したあとに焼きなましをするかどうかで性質が変わります。焼きなましをした軟銅は柔らかくて曲げやすく、導電率も高いので、屋内配線の絶縁電線やケーブルの導体、機器の巻線に使われます。
焼きなましをしない硬銅は、加工で硬くなった状態のままなので引張強さが大きく、その代わり導電率はやや低くなります。自分の重さと風雪の力に耐えて張り渡さなければならない架空送配電線の裸電線には、この硬銅が向いています。
つまり、加工しやすさと導電率をとるか、機械的な強さをとるかの使い分けです。硬銅は硬いので曲げにくく、接続作業がしやすいという記述は逆になります。また、引張強さが大きいのは硬銅であり、導電率が高いのは軟銅なので、両方を軟銅の長所としてまとめた記述も誤りです。
「軟らかい銅は屋内、硬い銅は屋外の空中」と結び付けて覚えます。
他の選択肢が不適切な理由
柔らかさと強さは焼きなましをするかどうかで決まる相反する性質なので、引張強さと導電率の両方が優れているという記述は成り立ちません。屋内の配線は狭い場所で何度も曲げて納めるため柔らかさが必要で、電柱の間に張る裸線は自らの重さと風雪に耐える強さが必要です。用途を入れ替えると、屋内では曲げにくく、架空では垂れ下がってしまいます。
詳細解説
銅線は、伸線したあとに焼きなましをするかどうかで性質が変わります。焼きなましをした軟銅は柔らかくて曲げやすく、導電率も高いので、屋内配線の絶縁電線やケーブルの導体、機器の巻線に使われます。
焼きなましをしない硬銅は、加工で硬くなった状態のままなので引張強さが大きく、その代わり導電率はやや低くなります。自分の重さと風雪の力に耐えて張り渡さなければならない架空送配電線の裸電線には、この硬銅が向いています。
つまり、加工しやすさと導電率をとるか、機械的な強さをとるかの使い分けです。硬銅は硬いので曲げにくく、接続作業がしやすいという記述は逆になります。また、引張強さが大きいのは硬銅であり、導電率が高いのは軟銅なので、両方を軟銅の長所としてまとめた記述も誤りです。
「軟らかい銅は屋内、硬い銅は屋外の空中」と結び付けて覚えます。
他の選択肢が不適切な理由
柔らかさと強さは焼きなましをするかどうかで決まる相反する性質なので、引張強さと導電率の両方が優れているという記述は成り立ちません。屋内の配線は狭い場所で何度も曲げて納めるため柔らかさが必要で、電柱の間に張る裸線は自らの重さと風雪に耐える強さが必要です。用途を入れ替えると、屋内では曲げにくく、架空では垂れ下がってしまいます。