パーセントインピーダンスが5%の変圧器において、二次側端子で三相短絡が生じた場合に流れる短絡電流は、二次側定格電流のおよそ何倍になるか。ただし、電源側のインピーダンスは無視するものとする。
- ①5倍
- ②10倍
- ③20倍
- ④25倍
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詳細解説
パーセントインピーダンス(%Z)は、定格電流を流したときの内部電圧降下が定格電圧に占める割合を表す。短絡時には電圧がすべてこの内部インピーダンスに加わるため、短絡電流は定格電流の 100÷%Z 倍になる。
100÷5=20〔倍〕である。
5倍は%Zの数値をそのまま倍率にした誤り、25倍は%Zを2乗した値(5²)を倍率と取り違えた誤り、10倍は%Zを10%として計算した場合の値である。
%Zが小さいほど短絡電流は大きくなるという関係がここから読み取れる。この倍率が遮断器の定格遮断電流を選ぶ出発点になるので、100÷%Z という式は確実に使えるようにしておく。
他の選択肢が不適切な理由
倍率は100を%Zで割って求めるので、%Zが小さいほど短絡電流は大きくなる。5倍は%Zの数値をそのまま倍率にしたもの、25倍は%Zを2乗した数値を倍率と取り違えたもの、10倍は%Zを10%として計算した場合の値である。%Zは定格電流を流したときの内部電圧降下の割合なので、その逆数が短絡時の倍率になる、という筋道で確かめたい。