三相3線式200Vの低圧配線で、線電流が10A、電線1本当たりの抵抗が0.2Ωである。この配線の電圧降下(線間の値)〔V〕はおよそいくらか。ただし、負荷は平衡しており電線のリアクタンスは無視する。
- ①2.00V
- ②3.46V
- ③4.00V
- ④6.00V
答えと解説を見る
詳細解説
三相3線式の線間の電圧降下は、係数√3を用いて「√3×線電流×電線1本当たりの抵抗」で求める。
v=1.732×10×0.2=3.46〔V〕となる。
2.00Vは電線1本分だけで計算した誤り、4.00Vは単相2線式の係数2を当てはめた誤り、6.00Vは3線分として3を掛けた誤りである。
√3が現れるのは、相電圧と線間電圧の間に√3倍の関係があるためで、電圧降下も線間の値に換算する段階で√3が入る。電力損失の計算では3線分として3を掛けるのに対し、電圧降下では√3を使う。この2つの使い分けが最大の混同ポイントである。
他の選択肢が不適切な理由
三相3線式では、電圧降下に√3、電力損失に3という二つの係数を使い分ける。6.00Vは電力損失側の3を電圧降下に持ち込んだ値である。4.00Vは単相2線式の係数2を当てはめた値、2.00Vは電線1本分だけで、係数を掛ける手順そのものが抜けている。求めた値が線間の電圧降下なのか電線1本あたりの値なのかを、毎回確かめたい。