可動鉄片形計器の特徴として、正しいものはどれか。
- ①交流回路の測定に用いられ、目盛は不平等目盛となる
- ②直流回路の測定に用いられ、目盛は平等目盛となる
- ③交流回路の測定に用いられ、目盛は平等目盛となる
- ④直流回路の測定に用いられ、目盛は不平等目盛となる
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詳細解説
可動鉄片形は、コイルに流れる電流がつくる磁界によって固定鉄片と可動鉄片を同じ向きに磁化させ、その反発力で指針を振らせる計器です。
指針を動かす力は電流のほぼ二乗に比例するため、目盛は低い側が狭く高い側が広い不平等目盛になります。また電流の向きが変わっても反発する向きは変わらないので、交流をそのまま測ることができ、商用周波数の電流計・電圧計として最も広く使われています。
直流で平等目盛になるという記述は、可動コイル形の性質と取り違えたものです。可動コイル形は永久磁石の磁界と電流の積で力が決まるため振れが電流に正比例して平等目盛となり、交流を加えると振れの平均が零になって指示しません。
「鉄片は交流・二乗だから不平等目盛」と結び付けて覚えると混同しません。
他の選択肢が不適切な理由
交流で平等目盛になるという記述は、指針を動かす力が電流のほぼ二乗に比例するという可動鉄片形の原理と合いません。直流で不平等目盛になるという記述は、二乗特性だけを取り入れて用途を取り違えたもので、この計器を直流で用いると鉄片の残留磁気の影響で誤差が生じます。直流に用いて平等目盛となるのは、永久磁石を使う可動コイル形の特徴です。