2026年版・6-2

食文化:郷土料理・行事食と世界の食文化の一問一答

調理師試験「食文化概論」から、食文化:郷土料理・行事食と世界の食文化に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験も多くの地域で四肢択一式のマークシートで出題されます。ここでも4択で出題しています。

問16-2

1月7日の人日(じんじつ)の節句に食べる行事食として、最も適当なものはどれか。

  • ①七草がゆ
  • ②柏餅
  • ③ちまき
  • ④月見団子
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正解 ①七草がゆ
解説
1月7日は五節句の一つである人日の節句で、春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を入れた七草がゆを食べて、1年の無病息災を願う習わしがあります。正月のごちそうで疲れた胃腸を休める意味もあるといわれます。すずなはかぶ、すずしろはだいこんのことです。

他の選択肢が不適切な理由
・柏餅:5月5日の端午の節句に食べる行事食です。
・ちまき:5月5日の端午の節句に食べる行事食です(地域によって柏餅と使い分けられます)。
・月見団子:旧暦8月15日の十五夜(中秋の名月)に供える行事食です。

覚え方のポイント
五節句と行事食は組で覚えます。「1月7日 人日=七草がゆ」「3月3日 上巳(桃の節句)=ひなあられ・ちらしずし・はまぐりの潮汁」「5月5日 端午=柏餅・ちまき」「7月7日 七夕=そうめん」「9月9日 重陽=菊酒・栗ご飯」です。
問26-2

3月3日の上巳(じょうし)の節句(桃の節句)の行事食として、最も適当なものはどれか。

  • ①おはぎ
  • ②年越しそば
  • ③はまぐりの潮汁
  • ④かぼちゃの煮物
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正解 ③はまぐりの潮汁
解説
3月3日の上巳の節句(桃の節句、ひな祭り)は、女の子の健やかな成長を願う行事で、ひなあられ、菱餅、白酒、ちらしずし、はまぐりの潮汁などが食べられます。はまぐりは、対になった貝殻でなければぴったり合わないことから、夫婦円満や良縁の象徴とされています。

他の選択肢が不適切な理由
・年越しそば:12月31日(大みそか)に食べる行事食です。
・おはぎ:秋の彼岸に供える行事食です(春の彼岸では「ぼたもち」と呼ぶことが多いです)。
・かぼちゃの煮物:冬至に食べる行事食です。

覚え方のポイント
桃の節句の行事食は「ひなあられ・菱餅・白酒・ちらしずし・はまぐりの潮汁」と覚えます。行事食には、それぞれ願いや由来が込められている点も押さえましょう。
問36-2

冬至に、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする習わしがある。冬至として正しい時期はどれか。

  • ①2月3日ごろ
  • ②1月15日ごろ
  • ③12月22日ごろ
  • ④9月23日ごろ
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正解 ③12月22日ごろ
解説
冬至は、1年の中で昼の時間が最も短くなる日で、毎年12月22日ごろです。冬至には、かぼちゃ(南瓜:なんきん)など「ん」のつく食べ物を食べると運が上がるとされ、また、かぼちゃは長期保存ができ、冬に不足しがちなビタミン類を補う食べ物としても重宝されてきました。ゆず湯に入って体を温め、無病息災を願う習わしもあります。

他の選択肢が不適切な理由
・1月15日ごろ:小正月で、小豆がゆを食べる習わしがあります。
・2月3日ごろ:節分で、豆まきや恵方巻き、いわしを食べる習わしがあります。
・9月23日ごろ:秋分の日(秋の彼岸の中日)で、おはぎを供える習わしがあります。

覚え方のポイント
年中行事と行事食を月の順に整理します。「正月=おせち・雑煮」「1月7日=七草がゆ」「節分=豆・いわし」「彼岸=ぼたもち・おはぎ」「冬至=かぼちゃ・ゆず湯」「大みそか=年越しそば」です。
問46-2

5月5日の端午の節句に食べる行事食として、最も適当なものはどれか。

  • ①柏餅
  • ②菱餅
  • ③月見団子
  • ④七草がゆ
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正解 ①柏餅
解説
5月5日の端午の節句は、男の子の健やかな成長を願う行事で、柏餅やちまきを食べる習わしがあります。柏の葉は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「家系が途絶えない(子孫繁栄)」という縁起物とされています。ちまきは中国から伝わったもので、関西を中心に食べられています。

他の選択肢が不適切な理由
・菱餅:3月3日の桃の節句(上巳の節句)の行事食です。
・月見団子:十五夜(中秋の名月)に供える行事食です。
・七草がゆ:1月7日の人日の節句の行事食です。

覚え方のポイント
「5月5日=柏餅・ちまき(関東は柏餅、関西はちまきが多い)」と覚えます。行事食には地域による違いもあることを知っておきましょう。
問56-2

郷土料理と都道府県の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①皿鉢料理−山梨県
  • ②ほうとう−北海道
  • ③治部煮−沖縄県
  • ④きりたんぽ鍋−秋田県
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正解 ④きりたんぽ鍋−秋田県
解説
きりたんぽ鍋は秋田県の郷土料理で、つぶしたご飯を杉の棒に巻きつけて焼いた「きりたんぽ」を、比内地鶏のだしで、ごぼう、まいたけ、せりなどと一緒に煮込んだ鍋料理です。郷土料理は、その土地の気候や風土、産物、歴史を反映したもので、地域の食文化を伝える大切なものです。

他の選択肢が不適切な理由
・ほうとう:山梨県の郷土料理で、幅の広い小麦粉のめんを、かぼちゃなどの野菜と一緒にみそで煮込んだものです。
・治部煮:石川県(金沢)の郷土料理で、鴨肉などに小麦粉をまぶして煮た、とろみのある煮物です。
・皿鉢料理:高知県の郷土料理で、大皿に刺身、すし、煮物などを盛り合わせた豪快な宴会料理です。

覚え方のポイント
代表的な郷土料理を地域と組で覚えます。「北海道=石狩鍋・ちゃんちゃん焼き」「秋田=きりたんぽ」「山梨=ほうとう」「石川=治部煮」「高知=皿鉢料理」「沖縄=ゴーヤーチャンプルー」などです。
問66-2

世界三大料理と呼ばれることがある料理の組合せとして、一般的なものはどれか。

  • ①イタリア料理・インド料理・タイ料理
  • ②フランス料理・中国料理・トルコ料理
  • ③日本料理・韓国料理・メキシコ料理
  • ④スペイン料理・ドイツ料理・ロシア料理
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正解 ②フランス料理・中国料理・トルコ料理
解説
一般に、フランス料理、中国料理、トルコ料理の3つが「世界三大料理」と呼ばれることがあります。いずれも、かつて大きな国家や宮廷が栄え、そこで長い年月をかけて洗練された料理文化が、周辺の地域に大きな影響を与えてきたことが共通点とされています。フランス料理はソースを重視した宮廷料理、中国料理は広い国土に地方ごとの特色ある料理、トルコ料理はオスマン帝国の宮廷料理の流れをくむ料理が特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
・イタリア料理・インド料理・タイ料理:いずれも世界的に人気の料理ですが、一般的な「世界三大料理」の組合せではありません。
・日本料理・韓国料理・メキシコ料理:和食(2013年)やメキシコの伝統料理(2010年)はユネスコの無形文化遺産に登録された食文化ですが、「世界三大料理」として挙げられる組合せには入っていません。
・スペイン料理・ドイツ料理・ロシア料理:いずれも各国で親しまれている料理ですが、宮廷で洗練されて周辺に大きな影響を与えた、という三大料理の共通点で挙げられるのはフランス・中国・トルコです。

覚え方のポイント
「世界三大料理=フランス・中国・トルコ」と覚えます。なお、これは公的な定義ではなく、一般に言われている分類です。
問76-2

イスラム教の戒律で、口にすることが禁じられているものとして、最も適当なものはどれか。

  • ①牛肉や牛乳
  • ②豚肉や酒類
  • ③肉類や魚介類
  • ④にんにくやにら
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正解 ②豚肉や酒類
解説
イスラム教では、豚肉とその加工品、アルコール、正しい方法で処理されていない肉などを口にすることが禁じられています。イスラム教の教えで許されたものを「ハラール」といい、ハラールの認証を受けた食品や飲食店もあります。調味料(みりん・酒など)や、豚由来のゼラチン・ラードなどにも注意が必要です。訪日外国人の増加に伴い、飲食店でも宗教による食の禁忌への配慮が求められています。

他の選択肢が不適切な理由
・牛肉や牛乳:牛を神聖なものとして牛肉を食べないのは、主にヒンドゥー教徒です。ヒンドゥー教徒でも、牛乳やギー(バターの一種)などの乳製品は広く使われます。
・肉類や魚介類:肉や魚介類をすべて避けるのは、菜食主義の人や、ジャイナ教徒などです。イスラム教では、正しい方法で処理された肉(ハラール)や魚は食べられます。
・にんにくやにら:禅宗の寺院などで、においの強い野菜(五葷)を避ける習わしがあるもので、イスラム教の禁忌ではありません。

覚え方のポイント
「イスラム教=豚肉・アルコールが禁止(ハラール)」「ヒンドゥー教=牛肉を食べない」「ユダヤ教=コーシャ(豚肉や、うろこのない魚介類などを食べない)」と、宗教ごとに覚えましょう。
問86-2

中国料理のうち、とうがらしや花椒(ホアジャオ)を使った辛味の強い料理が特徴で、麻婆豆腐などで知られるものはどれか。

  • ①上海料理
  • ②広東料理
  • ③北京料理
  • ④四川料理
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正解 ④四川料理
解説
中国料理は、広い国土の気候や産物の違いから、地方ごとに特色ある料理が発達しました。代表的なものに、北京料理、上海料理、広東料理、四川料理があります。四川料理は、内陸の盆地で夏は暑く冬は寒い気候の地域で発達し、とうがらしの辛味と花椒のしびれるような辛味を効かせた料理が特徴で、麻婆豆腐、担々麺、回鍋肉などが有名です。

他の選択肢が不適切な理由
・広東料理:南部の海に近い地域の料理で、新鮮な魚介類などの素材の味を生かした淡泊な味付けが特徴です。飲茶(点心)でも知られます。
・北京料理:宮廷料理の流れをくみ、小麦粉を使った料理や北京ダックなどが有名です。
・上海料理:長江下流の料理で、しょうゆや砂糖を使った甘辛く濃い味付けが特徴で、上海蟹などが有名です。

覚え方のポイント
中国の四大料理は「四川=辛い」「広東=素材の味・飲茶」「北京=宮廷料理・北京ダック・小麦」「上海=甘辛い・上海蟹」と、特徴を一言で覚えます。
問96-2

主な食事の方法(食べ方)で、箸を使って食べる「箸食」が中心の文化圏に含まれる国・地域として、最も適当なものはどれか。

  • ①日本・中国・朝鮮半島
  • ②フランス・イタリア・ドイツ
  • ③インド・中東・アフリカ
  • ④アメリカ・カナダ・メキシコ
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正解 ①日本・中国・朝鮮半島
解説
世界の食事の方法は、大きく、手で食べる「手食」、箸を使う「箸食」、ナイフ・フォーク・スプーンを使う「ナイフ・フォーク・スプーン食」に分けられます。箸食は、日本、中国、朝鮮半島、ベトナムなど、中国文化の影響を受けた東アジアを中心とした地域の文化です。手食は、インド、東南アジアの一部、中東、アフリカ、オセアニアの一部などの文化で、それぞれに作法があります。ナイフ・フォーク・スプーン食は、ヨーロッパや南北アメリカなどの文化です。

他の選択肢が不適切な理由
・フランス・イタリア・ドイツ:ナイフ・フォーク・スプーン食の文化圏です。
・インド・中東・アフリカ:手食の文化が中心の地域です。
・アメリカ・カナダ・メキシコ:主にナイフ・フォーク・スプーン食の文化圏です。

覚え方のポイント
食べ方の3つの文化圏は「手食=南アジア・中東・アフリカ」「箸食=東アジア」「ナイフ・フォーク食=欧米」と覚えます。なお、日本は箸だけで食べるのが基本ですが、中国や朝鮮半島では、スプーン(れんげ・さじ)もよく使われる、という違いがあります。
問106-2

食文化の形成に影響を与える要因についての説明として、最も適当でないものはどれか。

  • ①食文化は、気候や風土、宗教などの影響を受けて形成される
  • ②食文化は、他の地域との交流によって変化することがある
  • ③日本の食文化は、明治時代まで外国の影響を受けなかった
  • ④食文化は、その土地でとれる食材の種類に影響される
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正解 ③日本の食文化は、明治時代まで外国の影響を受けなかった
解説
食文化は、その土地の気候・風土・地形(とれる食材)、宗教や信仰、歴史、政治・経済、他の地域との交流など、さまざまな要因の影響を受けて形成され、時代とともに変化していきます。たとえば日本でも、仏教の伝来による肉食の禁忌、南蛮貿易による揚げ物や菓子の伝来、明治時代の西洋料理の普及、第二次世界大戦後の食の洋風化など、多くの変化を経て現在の食文化ができています。明治時代より前にも、大陸から伝わった稲作、中国の禅宗とともに広まった精進料理、ポルトガルやスペインから伝わった南蛮菓子、長崎の卓袱料理など、外国の影響は数多く受けています。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも食文化の形成についての説明として適当です)
・気候や風土、宗教などの影響を受ける:食文化の形成の大きな要因です。
・他の地域との交流で変化する:外国との交流で、新しい食材や料理が伝わってきました。
・食材の種類に影響される:その土地でとれる食材が、郷土料理などの基礎になっています。

覚え方のポイント
食文化は「自然(気候・風土)」「社会(宗教・歴史・交流)」の両方の影響を受け、変化し続けるものと理解しましょう。日本の食文化も、明治時代より前から外国との交流で形づくられてきたことを、時代ごとの例とあわせて押さえましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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