牛すね肉などの硬い肉を長時間煮込むと柔らかくなる理由として、最も適当なものはどれか。
- ①筋肉のたんぱく質が加熱によって硬く縮むため
- ②コラーゲンが長い加熱でゼラチンになるため
- ③肉の脂肪が加熱によって溶け出すため
- ④エラスチンが長い加熱でゼラチンになるため
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すね肉、すじ肉、ばら肉などには、筋肉を包む結合組織(コラーゲンなど)が多く含まれています。コラーゲンは硬いたんぱく質ですが、水と一緒に長時間加熱すると、分解されて水に溶けるゼラチンに変わります(ゼラチン化)。そのため、結合組織の多い肉は、シチューやカレー、煮込み料理のように長時間煮込むと柔らかくなり、煮汁にとろみが出ます。一方、筋肉のたんぱく質(筋原線維たんぱく質)は、加熱によって固まって縮むため、加熱しすぎると硬くなります。
他の選択肢が不適切な理由
・筋肉のたんぱく質が硬く縮む:加熱による変化ですが、これは硬くなる理由で、柔らかくなる理由ではありません。
・脂肪が溶け出す:加熱で脂肪は溶けますが、すね肉のような硬い肉が柔らかくなる主な理由ではありません。脂肪の少ないすね肉でも、長く煮込むと柔らかくなります。
・エラスチンがゼラチンになる:エラスチンは血管壁やすじなどに含まれる結合組織のたんぱく質ですが、コラーゲンと違って長く加熱してもゼラチンにはならず、硬いまま残ります。
覚え方のポイント
「すじの多い硬い肉=コラーゲン=長時間の煮込みで柔らかく」「柔らかい肉(ヒレ・ロース)=短時間の加熱で焼き過ぎない」と、肉の部位と調理法を結びつけて覚えましょう。