2026年版・5-2

調理理論:加熱調理操作の一問一答

調理師試験「調理理論」から、調理理論:加熱調理操作に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全460問) 調理理論の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験も多くの地域で四肢択一式のマークシートで出題されます。ここでも4択で出題しています。

問15-2

加熱調理操作のうち、「乾式加熱」に分類されるものはどれか。

  • ①煮る
  • ②蒸す
  • ③炊く
  • ④揚げる
答えと解説を見る
正解 ④揚げる
解説
加熱調理操作は、水を熱の媒体とする「湿式加熱」と、水を使わない「乾式加熱」に分けられます。湿式加熱には、ゆでる・煮る・蒸す・炊くがあり、加熱温度はおおむね100℃前後(圧力鍋ではそれ以上)になります。乾式加熱には、焼く・炒める・揚げるがあり、100℃を超える高温で加熱できるため、焼き色や香ばしい香りがつきます。揚げ物は油を熱の媒体とするため、乾式加熱に分類されます。

他の選択肢が不適切な理由
・煮る:水(煮汁)を媒体とする湿式加熱です。
・蒸す:水蒸気を媒体とする湿式加熱です。
・炊く:水を加えて加熱する湿式加熱です。

覚え方のポイント
「水が主役なら湿式(ゆでる・煮る・蒸す・炊く)、水を使わず高温なら乾式(焼く・炒める・揚げる)」と覚えます。電子レンジ加熱は、どちらにも当てはまらない「誘電加熱」として区別します。
問25-2

茶碗蒸しを蒸すとき、表面や内部に細かい穴(す)が立つのを防ぐ方法として、最も適当なものはどれか。

  • ①蓋を密閉し、100℃の蒸気を保って蒸す
  • ②蓋を少しずらし、85〜90℃程度で蒸す
  • ③卵液をよく泡立て、空気を含ませて蒸す
  • ④卵液をこさずに、そのまま器に注いで蒸す
答えと解説を見る
正解 ②蓋を少しずらし、85〜90℃程度で蒸す
解説
茶碗蒸しやカスタードプディングなどの卵液を固める料理で、温度が高すぎると、卵液の中の水分が沸騰して気泡ができ、固まった卵の中に細かい穴(す)が残ります。これを「すが立つ」といいます。防ぐには、蒸し器の蓋を少しずらしたり、火を弱めたりして、蒸し器の中の温度を85〜90℃程度に保って蒸します。

他の選択肢が不適切な理由
・蓋を密閉し100℃を保つ:蒸し器の中が100℃近くになり、卵液の中の水分が沸騰して、すが立つ原因になります。
・よく泡立てて空気を含ませる:卵液に入った泡がそのまま固まり、穴の原因になります。卵液は泡立てないように混ぜます。
・こさずにそのまま注ぐ:卵液はこして、からざや混ぜたときの泡を除いてから器に注ぐと、なめらかに仕上がります。こさないと表面に泡が残り、きめが粗くなります。

覚え方のポイント
「卵液の料理は85〜90℃でゆっくり、蓋をずらして」と覚えます。卵液とだしの割合(茶碗蒸しは卵1に対してだし3〜4程度)も、卵の調理の問題でよく出ます。
問35-2

揚げ油の温度を、衣を少量落として確かめる方法についての説明として、最も適当なものはどれか。

  • ①底まで沈んで浮くのは、表面で散るときより高温
  • ②途中まで沈んで浮くのは、底まで沈むときより高温
  • ③表面で散ってしまうのは、最も低い温度のとき
  • ④途中まで沈んで浮くのは、表面で散るときより高温
答えと解説を見る
正解 ②途中まで沈んで浮くのは、底まで沈むときより高温
解説
揚げ油の温度は、衣を少量落としたときの沈み方でおおよそ判断できます。油の温度が低いほど衣は深く沈み、高いほど沈まずにすぐ浮き上がります。目安としては、底まで沈んでからゆっくり浮き上がると低温(150〜160℃程度)、途中まで沈んですぐ浮き上がると中温(170〜180℃程度)、沈まずに表面で散ると高温(190〜200℃程度)とされます。数値は資料によって多少の幅があるので、「深く沈むほど低温」という関係で押さえるのが確実です。天ぷらの多くは中温で揚げます。

他の選択肢が不適切な理由
・底まで沈んで浮くのは表面で散るときより高温:逆です。底まで沈むのは低温のときで、表面で散るのは高温のときです。
・表面で散ってしまうのは最も低い温度:逆です。衣が沈まずに表面で散るのは、油の温度が最も高いときの様子です。
・途中まで沈むのは表面で散るときより高温:途中まで沈むのは中温で、沈まずに散る高温のときより低い温度です。

覚え方のポイント
「深く沈むほど低温、沈まないほど高温」と覚えます。一度にたくさんの材料を入れると油の温度が下がるため、少しずつ揚げます。
問45-2

揚げ物のうち、一般に吸油率が最も低いものはどれか。

  • ①フリッター
  • ②天ぷら
  • ③フライ
  • ④素揚げ
答えと解説を見る
正解 ④素揚げ
解説
揚げ物の吸油率(揚げる前の材料の重量に対する吸収される油の割合)は、衣の有無や種類によって大きく変わります。衣をつけずにそのまま揚げる素揚げは吸油率が最も低く、小麦粉やでんぷんを薄くまぶすから揚げがそれに続き、天ぷら・フライ・フリッターのように衣をつけたものは高くなります。衣をつけたものどうしの順位は、材料や衣の厚さによって変わり、資料によっても数値に幅があります。材料の表面積が大きいほど、水分が多いほど、揚げる時間が長いほど、吸油率は高くなります。

他の選択肢が不適切な理由
・天ぷら:衣が油を吸うため、素揚げより吸油率が高くなります。
・フライ:小麦粉・卵・パン粉の衣が油を吸うため、吸油率が高くなります。
・フリッター:泡立てた卵白などを加えた厚い衣で揚げるため、衣が油を吸い、素揚げより吸油率が高くなります。

覚え方のポイント
「衣が多いほど油を吸う」と覚えます。献立のエネルギー計算では、揚げ物の種類によって吸油率を見込んで計算します。
問55-2

青菜(ほうれんそうなど)を色よくゆでる方法として、最も適当なものはどれか。

  • ①たっぷりの沸騰した湯で、蓋をせず短時間ゆでる
  • ②少量の水から入れ、蓋をして弱火で長時間ゆでる
  • ③湯に酢を多めに入れ、蓋をして長時間ゆでる
  • ④ゆでた後は冷水にとらず、ざるで自然に冷ます
答えと解説を見る
正解 ①たっぷりの沸騰した湯で、蓋をせず短時間ゆでる
解説
緑色の野菜の色素であるクロロフィルは、酸性の条件で長く加熱すると、黄褐色のフェオフィチンに変化します。野菜を加熱すると、野菜に含まれる有機酸が溶け出して湯が酸性に傾くため、蓋をしないで酸を蒸発させ、たっぷりの沸騰した湯で短時間でゆでます。ゆでた後はすぐに冷水にとって冷ますと、余熱による変色を防ぎ、色を鮮やかに保てます。また、ほうれんそうのあく(シュウ酸)も除かれます。

他の選択肢が不適切な理由
・水から蓋をして長時間:酸がこもり、長時間の加熱で変色します。
・酢を多めに入れる:酸性になり、クロロフィルが黄褐色に変わります。
・冷水にとらずに冷ます:余熱で加熱が進み、色が悪くなります。

覚え方のポイント
青菜は「たっぷりの湯・沸騰・蓋なし・短時間・冷水」と覚えます。少量の塩を入れると、色がよくなるともいわれます。
問65-2

水からゆでるのが適している食品として、最も適当なものはどれか。

  • ①ブロッコリー
  • ②ほうれんそう
  • ③じゃがいも
  • ④そうめん
答えと解説を見る
正解 ③じゃがいも
解説
じゃがいも、にんじん、だいこん、かぼちゃなどの根菜類やいも類は、水から入れてゆでるのが基本です。大きくて中まで火が通るのに時間がかかる材料を熱湯に入れると、表面だけが先に煮えて崩れ、中心部は硬いままになってしまいます。水から徐々に温度を上げると、外側と内側の温度差が小さく、全体が均一に柔らかくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・ほうれんそう:葉野菜は、色と食感を保つため沸騰した湯に入れて短時間でゆでます。
・ブロッコリー:沸騰した湯で短時間ゆでて、色と歯ごたえを保ちます。
・そうめん:たっぷりの沸騰した湯でゆでます。

覚え方のポイント
「土の中で育つもの(根菜・いも)は水から、土の上で育つもの(葉菜・果菜)は湯から」と覚えると判断しやすくなります(例外もあります)。
問75-2

たっぷりの薄味の煮汁で材料を煮て、火を止めた後もそのまま浸しておき、味をゆっくりしみ込ませる煮物を何というか。

  • ①照り煮
  • ②煮しめ
  • ③含め煮
  • ④炒り煮
答えと解説を見る
正解 ③含め煮
解説
含め煮は、たっぷりの薄味の煮汁で材料を柔らかく煮て、火を止めた後もそのまま煮汁に浸しておくことで、材料の中までゆっくりと味をしみ込ませる(含ませる)煮物です。材料の色や形を生かしたい場合に適しており、里いも、高野豆腐、ふき、かぼちゃなどで作られます。煮汁が冷めていく間に、味が中まで入っていきます。

他の選択肢が不適切な理由
・煮しめ:少なめの煮汁で、汁けがほとんどなくなるまで煮詰め、しっかりとした味をつける煮物です。
・照り煮:砂糖やみりんを加えた煮汁を煮詰め、材料の表面につやを出す煮物です。
・炒り煮:材料を炒めてから、少量の煮汁で汁けがなくなるまで煮る料理です(きんぴらごぼうなど)。

覚え方のポイント
煮物は煮汁の量と仕上がりで区別します。「含め煮=たっぷり・薄味・冷ましながら含ませる」「煮しめ=少なめ・煮詰める」「照り煮=つや」「炒り煮=炒めてから汁けがなくなるまで」です。
問85-2

魚を直火で焼くときの火加減の基本として、最も適当なものはどれか。

  • ①強火の遠火で焼く
  • ②弱火の近火で焼く
  • ③強火の近火で焼く
  • ④弱火の遠火で焼く
答えと解説を見る
正解 ①強火の遠火で焼く
解説
魚を直火で焼くときは、「強火の遠火」が基本とされています。強火で表面を早く焼き固めると、うま味や水分の流出が少なくなり、香ばしい焼き色がつきます。同時に、火から離して焼くことで、表面が焦げすぎずに中までじっくり火が通ります。近火で焼くと表面だけが焦げて中が生焼けになりやすく、弱火では時間がかかって水分が抜け、身がぱさつきます。

他の選択肢が不適切な理由
・弱火の近火:時間がかかり、身がぱさつきやすくなります。
・強火の近火:表面だけが焦げて中が生焼けになりやすくなります。
・弱火の遠火:焼き色がつきにくく、時間がかかって身がぱさつきます。

覚え方のポイント
「焼き魚は強火の遠火」と覚えます。直火焼きでは、主に放射(輻射)によって熱が伝わります。盛り付けるときに表になる面から焼くのも基本です。
問95-2

圧力鍋で加熱するとき、鍋の内部の温度のおよその目安として、最も適当なものはどれか。

  • ①約80〜90℃
  • ②約100℃
  • ③約150〜160℃
  • ④約110〜120℃
答えと解説を見る
正解 ④約110〜120℃
解説
水の沸点は、気圧が高くなるほど高くなります。圧力鍋は蓋を密閉して鍋の内部の圧力を高めることで、水の沸点を上げ、約110〜120℃の高温で加熱できるようにした鍋です。普通の鍋(約100℃)よりも高い温度で調理できるため、豆や玄米、すじ肉、骨付きの魚など、硬いものも短時間で柔らかく調理できます。

他の選択肢が不適切な理由
・約80〜90℃:普通の鍋で沸騰させない程度の温度です。
・約100℃:普通の鍋で水が沸騰するときの温度です。
・約150〜160℃:圧力鍋の内部の温度としては高すぎます(揚げ物の低温程度の温度です)。

覚え方のポイント
「圧力鍋=圧力を上げて沸点を上げる=約120℃」と覚えます。逆に、気圧の低い高い山の上では、水は100℃より低い温度で沸騰するため、ご飯がうまく炊けないことがあります。
問105-2

炒め物をおいしく仕上げる方法として、最も適当なものはどれか。

  • ①低温で長時間加熱し、材料を一度に全部入れる
  • ②高温・短時間で加熱し、材料を入れすぎない
  • ③油を多めに入れ、中火でじっくりと炒める
  • ④炒める前に材料に塩をふり、水分を出しておく
答えと解説を見る
正解 ②高温・短時間で加熱し、材料を入れすぎない
解説
炒め物は、少量の油を使い、高温で短時間に加熱する調理法です。高温で手早く炒めることで、野菜の水分やうま味の流出が少なく、色や歯ざわりがよく仕上がります。一度に材料を入れすぎると、鍋の温度が下がって水分が出てしまい、べちゃっとした仕上がりになります。火の通りにくいものから順に入れ、材料の大きさをそろえることも大切です。

他の選択肢が不適切な理由
・低温で長時間・一度に全部入れる:水分が出て、色も食感も悪くなります。
・油を多めに中火でじっくり:温度が上がりきらないまま時間をかけるため、材料から水分が出て油っぽく、べたついた仕上がりになります。炒め物の油は材料の重量の5〜10%程度の少量が目安です。
・先に塩をふって水分を出す:塩で野菜の細胞から水が引き出され(浸透圧による脱水)、炒めたときに水っぽくなります。塩などの調味は仕上げ近くに手早く行います。

覚え方のポイント
炒め物は「強火・短時間・少なめの量・火の通りにくいものから」と覚えます。鍋はあらかじめ十分に熱してから油を入れるのが基本です。

調理師試験の対策問題(全460問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。各都道府県・試験事務を行う機関及び厚生労働省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】