食肉の「熟成」についての説明として、最も適当なものはどれか。
- ①死後硬直が解けた後に、酵素の働きで柔らかくうま味が増す
- ②と畜直後の肉が最も柔らかく、時間とともに硬くなり続ける
- ③肉を塩漬けにしてくん煙し、長く保存できるようにする加工
- ④肉を高温で加熱して、表面を固めてうま味を閉じ込める操作
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家畜をと畜すると、しばらくして筋肉が硬くなる「死後硬直」が起こります。その後、肉の中の酵素の働きで硬直が解け(解硬)、さらにたんぱく質が分解されて肉が柔らかくなり、うま味成分(イノシン酸や遊離アミノ酸)が増えます。これを「熟成」といいます。熟成に必要な期間は、低温(0〜4℃程度)で、牛肉では10日前後、豚肉で数日、鶏肉では半日〜1日程度とされます。
他の選択肢が不適切な理由
・と畜直後が最も柔らかく硬くなり続ける:死後硬直の後、解硬と熟成によって再び柔らかくなります。
・塩漬けとくん煙:ハム・ベーコンなどの食肉製品の加工の説明です。
・高温で表面を固める:ステーキを強火で焼いて焼き色を付けるような調理操作の説明です。熟成は加熱せずに低温で置き、肉の中の酵素の働きで柔らかくする過程です。
覚え方のポイント
「と畜→死後硬直(硬い)→解硬→熟成(柔らかく、おいしく)」の流れで覚えます。硬直中の肉を調理すると硬くて味も劣る点も押さえましょう。