2026年版・1-4

公衆衛生:人口統計と健康指標の一問一答

調理師試験「公衆衛生学」から、公衆衛生:人口統計と健康指標に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験も多くの地域で四肢択一式のマークシートで出題されます。ここでも4択で出題しています。

問11-4

ある一時点における人口の大きさや性別・年齢などの構成を調べる「人口静態統計」の代表的な調査はどれか。

  • ①人口動態調査
  • ②国勢調査
  • ③国民生活基礎調査
  • ④患者調査
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正解 ②国勢調査
解説
人口統計には、ある一時点の人口の状態(人口の大きさ、性別・年齢・職業などの構成)を示す「人口静態統計」と、一定期間内の人口の変動(出生・死亡・死産・婚姻・離婚)を示す「人口動態統計」があります。人口静態統計の代表が国勢調査で、総務省が5年ごとに、10月1日現在で、日本に住むすべての人を対象として行います。

他の選択肢が不適切な理由
・人口動態調査:出生・死亡などの届出をもとにした人口動態統計のもとになる調査で、厚生労働省が行います。
・国民生活基礎調査:保健・医療・福祉・年金・所得など国民生活の基礎的な事項を調べる調査で、厚生労働省が行います。
・患者調査:医療施設を利用する患者の状況を調べる調査で、厚生労働省が行います。

覚え方のポイント
「静態=国勢調査(総務省・5年ごと)」「動態=出生・死亡などの届出(厚生労働省)」と、所管の省庁もあわせて覚えます。
問21-4

人口動態統計で集計される事項に含まれないものはどれか。

  • ①出生
  • ②死亡
  • ③婚姻
  • ④転居
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正解 ④転居
解説
人口動態統計は、戸籍法などに基づく出生・死亡・婚姻・離婚の届出と、死産の届出に関する規程に基づく死産の届出をもとに、厚生労働省が集計するものです。集計される事項は、出生、死亡、死産、婚姻、離婚の5つです。転居(住所の移動)は人口動態統計の対象ではありません。住民の住所の移動は、住民基本台帳に基づく人口移動の統計(総務省)などで把握されます。

他の選択肢が不適切な理由
・出生:人口動態統計の対象です。合計特殊出生率などの指標のもとになります。
・死亡:人口動態統計の対象です。死因別の統計などに使われます。
・婚姻:人口動態統計の対象です。

覚え方のポイント
人口動態統計の5事象は「出生・死亡・死産・婚姻・離婚」です。「生まれる・亡くなる・結婚・離婚」に死産を加えた5つ、と覚えましょう。
問31-4

合計特殊出生率の説明として、最も適当なものはどれか。

  • ①15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計したもの
  • ②1年間の出生数を総人口で割り1,000倍したもの
  • ③1年間の出生数を20〜39歳の女性の数で割ったもの
  • ④1年間に生まれた女児の数を男児の数で割ったもの
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正解 ①15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計したもの
解説
合計特殊出生率は、15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性がその年の年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの子どもの数に相当します。人口が長期的に増えも減りもしない水準(人口置換水準)はおよそ2.1とされ、わが国の合計特殊出生率はこれを大きく下回る状態が続いています。

他の選択肢が不適切な理由
・出生数を総人口で割り1,000倍:人口千人あたりの「出生率(普通出生率)」の説明です。
・20〜39歳の女性の数で割る:合計特殊出生率の計算方法ではありません。対象は15〜49歳です。
・女児の数を男児の数で割る:男女の生まれる割合(出生性比)に関係する考え方です。出生性比は、女児100に対する男児の数で表すのが一般的で、女性1人が産む子どもの数とは別の指標です。

覚え方のポイント
「合計特殊出生率=女性1人が一生に産む子どもの数」と覚えます。対象年齢の「15〜49歳」と、人口維持の目安「約2.1」が問われやすいポイントです。
問41-4

乳児死亡率の説明として、正しいものはどれか。

  • ①5歳未満の死亡数を総人口千対で表したもの
  • ②生後1週未満の死亡数を出生数千対で表したもの
  • ③生後1年未満の死亡数を出生数千対で表したもの
  • ④妊娠満22週以後の死産数を出産数千対で表したもの
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正解 ③生後1年未満の死亡数を出生数千対で表したもの
解説
乳児死亡率は、生後1年未満の乳児の死亡数を、その年の出生数1,000あたりで表したものです。乳児の生存は母親の健康状態や生活環境、医療の水準などの影響を強く受けるため、乳児死亡率は、その地域や国の衛生状態・生活水準を反映する重要な指標とされています。わが国の乳児死亡率は、世界でも最も低い水準にあります。

他の選択肢が不適切な理由
・生後1週未満の死亡:早期新生児死亡の説明です(生後4週未満は新生児死亡)。
・5歳未満の死亡を総人口千対:5歳未満の死亡はWHOなどが「5歳未満児死亡率」として出生数千対で用いる別の指標です。乳児死亡率は、生後1年未満の死亡を出生数千対で表します。
・妊娠満22週以後の死産:周産期死亡(妊娠満22週以後の死産+早期新生児死亡)に関係する考え方で、乳児死亡率ではありません。

覚え方のポイント
期間で整理します。「早期新生児=生後1週未満」「新生児=生後4週未満」「乳児=生後1年未満」。乳児死亡率は「地域の衛生状態を映す鏡」と覚えましょう。
問51-4

近年のわが国の死因順位で第1位となっているものはどれか。

  • ①心疾患
  • ②老衰
  • ③悪性新生物
  • ④脳血管疾患
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正解 ③悪性新生物
解説
厚生労働省の人口動態統計によると、わが国の死因の第1位は、1981(昭和56)年以降、悪性新生物(腫瘍)、いわゆるがんが続いています。近年は、第2位が心疾患(高血圧性を除く)、第3位が老衰となっています。高齢化の進展により、老衰による死亡が増加しているのが近年の特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
・心疾患:近年は第2位です。
・老衰:高齢化に伴い増加しており、近年は第3位です。
・脳血管疾患:かつて(1951〜1980年ごろ)は死因の第1位でしたが、現在は第1位ではありません。

覚え方のポイント
「1位がん、2位心疾患、3位老衰」と上位3つを覚えます。がんの部位別では、男性は肺がん、女性は大腸がんによる死亡が最も多くなっています。細かな順位は年によって変わることがあるので、最新の統計も確認しましょう。
問61-4

平均寿命の説明として、正しいものはどれか。

  • ①0歳の平均余命
  • ②65歳の平均余命
  • ③死亡者の平均年齢
  • ④全人口の平均年齢
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正解 ①0歳の平均余命
解説
平均余命とは、ある年齢の人が、その後平均して何年生きられるかを示した期待値で、生命表(年齢ごとの死亡率などから作る表)をもとに計算されます。このうち、0歳の平均余命を「平均寿命」といいます。平均寿命は、その国や地域の保健・医療・生活水準を総合的に示す指標として用いられます。わが国の平均寿命は、男女とも世界の最高水準にあります。

他の選択肢が不適切な理由
・65歳の平均余命:65歳の人があと何年生きられるかを示すもので、平均寿命ではありません。
・死亡者の平均年齢:その年に亡くなった人の年齢の平均で、人口の年齢構成の影響を受けるため平均寿命とは異なります。
・全人口の平均年齢:平均寿命とは別の指標です。

覚え方のポイント
「平均寿命=0歳の平均余命」は定番の問題です。「死亡した人の平均年齢」というひっかけに注意しましょう。
問71-4

人口統計で用いられる「老年人口」に当たる年齢区分として、正しいものはどれか。

  • ①60歳以上
  • ②75歳以上
  • ③70歳以上
  • ④65歳以上
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正解 ④65歳以上
解説
人口統計では、年齢によって人口を3つに区分します。0〜14歳を年少人口、15〜64歳を生産年齢人口、65歳以上を老年人口といいます。総人口に占める老年人口(65歳以上人口)の割合を高齢化率といい、わが国では高齢化率が上昇を続け、世界で最も高い水準にあります。

他の選択肢が不適切な理由
・60歳以上:定年などで使われることの多い年齢ですが、人口統計の年齢3区分では、老年人口は65歳以上です。
・70歳以上:人口統計の年齢3区分では、老年人口は65歳以上です。70歳以上だと、65〜69歳の人が数えられなくなります。
・75歳以上:後期高齢者医療制度の対象年齢などで使われる区切りですが、老年人口の定義ではありません。

覚え方のポイント
「0〜14歳・15〜64歳・65歳以上」の3区分と、老年人口÷生産年齢人口×100で求める「老年人口指数」などの指標もあわせて押さえましょう。高齢化率が7%超で高齢化社会、14%超で高齢社会、21%超で超高齢社会と呼ぶこともあります。
問81-4

周産期死亡の説明として、正しいものはどれか。

  • ①妊娠満12週以後の死産と生後4週未満の新生児死亡
  • ②妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡
  • ③妊娠満22週以後の死産と生後1年未満の乳児死亡
  • ④妊娠満12週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡
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正解 ②妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡
解説
周産期死亡とは、妊娠満22週以後の死産(後期死産)と、生後1週未満の早期新生児死亡をあわせたものです。出産の前後の時期(周産期)の死亡を一体としてとらえることで、母体の健康状態や周産期の医療の水準を評価する指標になります。周産期死亡率は、出産数(出生数+妊娠満22週以後の死産数)1,000あたりで表します。

他の選択肢が不適切な理由
・満12週以後の死産と4週未満の新生児死亡:死産の届出の対象は妊娠満12週以後ですが、周産期死亡の範囲ではありません。
・満22週以後の死産と1年未満の乳児死亡:死産の範囲は合っていますが、周産期死亡に含める生後の死亡は1週未満の早期新生児死亡までで、生後1年未満の乳児死亡全体は含めません。
・満12週以後の死産と1週未満の早期新生児死亡:死産の範囲が誤っています。

覚え方のポイント
「周産期死亡=22週以後の死産+生後1週未満の死亡」です。数字の「22週」と「1週」がひっかけで入れ替えられやすいので、正確に覚えましょう。
問91-4

疫学で用いられる「罹患率」の説明として、最も適当なものはどれか。

  • ①ある一時点で病気にかかっている人の人口に対する割合
  • ②一定期間に新たに発生した患者数の人口に対する割合
  • ③病気にかかった人のうちその病気で死亡した人の割合
  • ④一定期間に死亡した人の数を人口で割った割合
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正解 ②一定期間に新たに発生した患者数の人口に対する割合
解説
罹患率は、一定期間内に新たに発生した患者の数を、その集団の人口(観察した人の数や期間)に対する割合で表したもので、病気の発生のしやすさ(発生の頻度)を示します。これに対して有病率は、ある一時点で病気にかかっている人(新しい患者も以前からの患者も含む)の割合で、病気の広がりの大きさを示します。

他の選択肢が不適切な理由
・一時点で病気にかかっている人の割合:有病率の説明です。
・かかった人のうち死亡した人の割合:致命率(致死率)の説明です。
・死亡した人の数を人口で割った割合:死亡率の説明です。

覚え方のポイント
「罹患率=新しく発生(動き)」「有病率=今いる患者(ある時点の状態)」と区別します。治療法が進んで亡くなる人が減ると、罹患率が変わらなくても有病率は高くなる、という関係もよく問われます。
問101-4

総人口に占める65歳以上人口の割合を何というか。

  • ①老年人口指数
  • ②老年化指数
  • ③従属人口指数
  • ④高齢化率
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正解 ④高齢化率
解説
総人口に占める65歳以上人口(老年人口)の割合を「高齢化率」といいます。わが国の高齢化率は上昇を続けており、総務省の人口推計でおよそ3割に近い水準となっています。高齢化の進行は、医療や介護の需要の増加、生産年齢人口の減少などを通じて、社会全体に大きな影響を与えます。

他の選択肢が不適切な理由
・老年人口指数:老年人口を生産年齢人口(15〜64歳)で割って100をかけたもので、働く世代100人あたりの高齢者の数を表し、支える側の負担の目安になります。
・従属人口指数:年少人口と老年人口の合計を、生産年齢人口で割って100をかけたものです。
・老年化指数:老年人口を年少人口(0〜14歳)で割って100をかけたものです。

覚え方のポイント
分母で見分けます。「高齢化率=総人口で割る」「老年人口指数・従属人口指数=生産年齢人口で割る」「老年化指数=年少人口で割る」です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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