独居で軽度の認知症があるAさん(要介護1)宅を訪問した際、冷蔵庫に腐敗した食品が多数あり、内服薬の飲み忘れも目立っていた。介護支援専門員の初期対応として、最も適切なものはどれか。
- ①本人の自尊心を傷つけないよう、状況を放置し次回の定期訪問まで様子を見る。
- ②本人の状況を把握し、地域包括支援センターや主治医と情報共有しケアプランを見直す。
- ③本人の意向を十分に確認しないまま、直ちに施設入所の手続きを家族に代わって進める。
- ④生活状況の悪化は本人の自己責任であるとし、ケアプランの変更は行わない。
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独居高齢者の生活状況の悪化や服薬管理の乱れは、生活機能や安全に関わる重要なサインです。介護支援専門員はまず本人の状況を客観的に把握したうえで、地域包括支援センターや主治医と情報を共有し、訪問介護の追加や服薬支援サービスの導入など、必要に応じてケアプランの見直しを検討することが適切な対応です。状況を放置したり、本人の意向を確認せず一方的に施設入所を進めたりすることは適切ではありません。
他の選択肢が不適切な理由
「次回の定期訪問まで様子を見る」とする記述は、腐敗した食品や薬の飲み忘れが食中毒や病状の悪化に直結しうる点を軽く見ており、自尊心への配慮は放置してよい理由にはなりません。「本人の意向を十分に確認しないまま」施設入所を進めるとする記述は、利用者の自己決定を支えるという居宅介護支援の基本から外れており、要介護1という状態像とも釣り合いません。「本人の自己責任である」としてケアプランを変更しないとする記述は、生活課題を把握して計画に反映するという介護支援専門員の役割そのものを放棄するものです。