あるボイラーにおいて、実際蒸発量が2,000kg/h、発生蒸気の比エンタルピーが2,780kJ/kg、給水の比エンタルピーが420kJ/kgであったとき、このボイラーの換算蒸発量に最も近い値はどれか。
- ①約2,463kg/h
- ②約2,836kg/h
- ③約2,091kg/h
- ④約2,000kg/h
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換算蒸発量は、実際蒸発量に、発生蒸気の比エンタルピーと給水の比エンタルピーの差(蒸気の発生に実際に使われた熱量に相当する)を、100℃の飽和水を100℃の飽和蒸気に変える基準潜熱2257kJ/kgで除した比率を乗じて求める。
換算蒸発量 = 2,000kg/h × (2,780-420)kJ/kg ÷ 2257kJ/kg = 2,000 × 2,360 ÷ 2257 ≈ 2,091kg/h
他の選択肢が不適切な理由
約2,463kg/hは、給水の比エンタルピーを差し引かずに発生蒸気の比エンタルピーだけを基準潜熱2257で除して計算してしまった場合の値である(2,000×2,780÷2257≈2,463)。約2,836kg/hは、差を求めるべきところを誤って発生蒸気と給水の比エンタルピーを足し合わせて計算してしまった場合の値である(2,000×(2,780+420)÷2257≈2,836)。約2,000kg/hは、基準潜熱による換算を行わず、実際蒸発量をそのまま答えてしまった場合の値であり、換算蒸発量には条件を揃える換算の手続きが必須である。