2026年版・6-4

基礎-4 自動火災報知設備の全体像の一問一答

消防設備士甲種4類「最初に覚える土台知識」から、基礎-4 自動火災報知設備の全体像に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-4

自動火災報知設備が火災を知らせるまでの基本的な流れとして、正しいものはどれか。

  • ①感知器→受信機→地区音響装置
  • ②地区音響装置→感知器→受信機
  • ③受信機→感知器→地区音響装置
  • ④発信機→地区音響装置→感知器
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正解 ①感知器→受信機→地区音響装置
解説
自動火災報知設備は、感知器(自動)または発信機(手動)から受信機へ火災信号が送られ、受信機が火災の発生と発生場所を表示するとともに、地区音響装置を鳴らして建物内の人に知らせる、という流れで働きます。

中心にいるのは受信機です。感知器と発信機は信号を送る側、地区音響装置と表示灯は知らせる側で、受信機がその間をつなぎます。設備が大きくなると、感知器と受信機の間に中継器が入ることもあります。この「送る側・受ける側・知らせる側」という3つの役割で機器を整理しておくと、構造・機能の分野を学ぶときに個々の機器の位置づけがすぐにつかめます。
他の選択肢について

・地区音響装置→感知器→受信機:地区音響装置は受信機から信号を受けて鳴る側の機器です。
・受信機→感知器→地区音響装置:受信機は信号を受ける側で、火災信号の起点ではありません。
・発信機→地区音響装置→感知器:感知器は火災の熱や煙で作動し、他の機器が作動させるものではありません。
問26-4

感知器を、火災によって生じるどの現象を感知するかによって大きく分けた区分として、正しいものはどれか。

  • ①熱感知器、光感知器、音感知器
  • ②熱感知器、煙感知器、炎感知器
  • ③煙感知器、炎感知器、振動感知器
  • ④熱感知器、煙感知器、ガス感知器
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正解 ②熱感知器、煙感知器、炎感知器
解説
感知器は、感知する対象によって熱感知器・煙感知器・炎感知器の3つに大きく分かれます。

熱感知器は周囲の温度の上昇を、煙感知器は煙の粒子を、炎感知器は炎から出る紫外線または赤外線をとらえます。一般に、燃え始めに煙が出る火災では煙感知器のほうが早く感知でき、天井が高い場所や屋外に近い場所では炎感知器が使われます。熱感知器はさらに差動式と定温式に、煙感知器はイオン化式と光電式に分かれていきます。この3本柱を先に押さえてから枝分かれを覚えると、種類の多さに圧倒されずに済みます。
他の選択肢について

・ガス感知器:ガス漏れを検知するのはガス漏れ火災警報設備の検知器で、火災の感知器の区分ではありません。
・光感知器、音響感知器:いずれも消防法令上の感知器の区分名ではありません。
・振動感知器:火災による振動を感知する区分は設けられていません。
問36-4

熱感知器のうち差動式と定温式の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①差動式は煙の濃度、定温式は温度で作動
  • ②差動式は一定温度、定温式は温度の上がり方
  • ③差動式は温度の上がり方、定温式は一定温度
  • ④どちらも一定の温度に達すると作動
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正解 ③差動式は温度の上がり方、定温式は一定温度
解説
差動式は周囲の温度の上がり方(上昇率)が一定以上になったときに作動し、定温式はあらかじめ決められた温度に達したときに作動します。

差動式は温度がゆるやかに上がる場合には作動しないため、日常的に温度が変化する事務所や居室に向いています。これに対し定温式は、もともと温度が高くなる厨房やボイラー室のように、差動式では誤って作動してしまう場所に使われます。両者の長所を合わせ、温度の上昇率と一定温度の両方で作動するようにしたものが補償式スポット型感知器です。この使い分けの考え方は、設置場所に応じた感知器の選定を学ぶときの土台になります。
他の選択肢について

・差動式は一定温度、定温式は温度の上がり方:説明が入れ替わっています。一定温度で作動するのは定温式です。
・どちらも一定の温度に達すると作動:差動式は温度の上昇率で作動します。
・差動式は煙の濃度、定温式は温度で作動:煙で作動するのは煙感知器で、差動式は熱感知器です。
問46-4

感知器の「スポット型」と「分布型」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①スポット型は天井、分布型は壁に設ける
  • ②スポット型は広範囲、分布型は一局所
  • ③スポット型は熱だけ、分布型は煙だけ
  • ④スポット型は一局所、分布型は広範囲
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正解 ④スポット型は一局所、分布型は広範囲
解説
スポット型は一局所、つまり感知器を取り付けた1か所の熱や煙をとらえる形のものです。分布型は、広い範囲にわたって熱の影響を受けたときに作動する形のもので、代表例が細い銅管を天井に張りめぐらせる差動式分布型感知器(空気管式)です。

天井に点々と取り付ける丸い感知器のほとんどはスポット型です。分布型は、広い空間や天井が高い場所など、スポット型では熱がたまりにくく感知が遅れる場所で使われます。ほかに、煙感知器には送光部と受光部を離して設置し、その間の光の減衰で煙をとらえる分離型もあります。「点でとらえるか、線や面でとらえるか」という違いだと理解しておくと整理しやすくなります。
他の選択肢について

・スポット型は広範囲、分布型は一局所:説明が入れ替わっています。広範囲を受け持つのは分布型です。
・スポット型は熱だけ、分布型は煙だけ:スポット型には熱式も煙式もあります。
・スポット型は天井、分布型は壁に設ける:どちらも原則として天井に設けます。位置ではなく感知する範囲の違いです。
問56-4

発信機と感知器の役割の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①発信機は人が押し、感知器は自動で働く
  • ②発信機は自動で働き、感知器は人が押す
  • ③どちらも人が操作して信号を送る
  • ④どちらも受信機から信号を受けて鳴る
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正解 ①発信機は人が押し、感知器は自動で働く
解説
発信機は、火災を発見した人が押しボタンを押すことで受信機へ火災信号を送る手動の機器です。これに対し感知器は、熱や煙などを自動的にとらえて信号を送ります。

感知器だけでは、感知器が反応しにくい場所で火災が起きたときや、人が先に火災を発見したときに通報が遅れてしまいます。そこで、人が自分の意思で知らせる手段として発信機が併せて設けられます。発信機の直近には位置を示す赤色の表示灯を設け、廊下などから見つけやすくします。「自動と手動の両方の入口が用意されている」と理解しておくと、設備全体の設計の考え方が見えてきます。
他の選択肢について

・発信機は自動で働き、感知器は人が押す:説明が入れ替わっています。自動で作動するのは感知器です。
・どちらも人が操作して信号を送る:感知器は人の操作を必要としません。
・どちらも受信機から信号を受けて鳴る:警報を鳴らすのは地区音響装置であり、信号を送る側の機器ではありません。
問66-4

自動火災報知設備の受信機が果たす役割に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①火災信号を他の受信機へ中継して送る
  • ②火災の発生と場所を関係者に知らせる
  • ③火災信号を受けて自動で放水を行わせる
  • ④感知器へ電源を供給することだけを行う
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正解 ②火災の発生と場所を関係者に知らせる
解説
受信機は、感知器や発信機から送られてきた火災信号を受け、火災の発生とその発生場所(警戒区域)を表示して、防火対象物の関係者に知らせる機器です。あわせて地区音響装置を鳴らします。

受信機は設備全体の中枢であり、火災表示灯や地区表示装置、主音響装置、各種の試験装置、予備電源などを備えています。どの警戒区域で火災が起きたかを表示するために、建物を600平方メートル以下などの単位に区切った警戒区域が設定されるわけです。受信機はP型・R型などに分かれ、それぞれ規格省令で必要な機能が定められています。まず「知らせるための中枢」という役割をつかんでおきましょう。
他の選択肢について

・火災信号を受けて自動で放水を行わせる:連動させる場合はありますが、受信機そのものの役割ではありません。
・火災信号を他の受信機へ中継して送る:それは中継器の働きです。受信機は信号を最終的に受け取り、表示と鳴動を行う側の機器です。
・感知器へ電源を供給することだけを行う:受信機は電源の供給もしますが、それだけを目的とする機器ではありません。
問76-4

P型受信機とR型受信機の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①P型は屋内、R型は屋外に設ける
  • ②R型は区域ごとに配線、P型は固有信号
  • ③P型は区域ごとに配線、R型は固有信号
  • ④P型は熱、R型は煙の感知器を接続
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正解 ③P型は区域ごとに配線、R型は固有信号
解説
P型受信機は、警戒区域ごとに個別の回線を受信機まで引き、どの回線から信号が来たかで発生場所を判断します。R型受信機は、中継器などが警戒区域ごとの固有の信号(識別できる信号)を送るため、多くの警戒区域の情報を少ない配線でまとめて伝えられます。

この違いから、警戒区域の数が多い大規模な建物ではR型が適しています。P型では警戒区域が増えるほど配線の本数が増え、受信機も大きくなってしまうためです。受信機に係る技術上の規格を定める省令第2条は、P型受信機を火災信号などを「共通の信号として」受信するもの、R型受信機を「固有の信号として」受信するものと定義しています。この共通か固有かという1点が、両者を分ける決め手です。
他の選択肢について

・R型は区域ごとに配線、P型は固有信号:説明が入れ替わっています。個別に配線するのはP型です。
・P型は屋内、R型は屋外に設ける:どちらも屋内に設けるもので、屋内外の区別ではありません。
・P型は熱、R型は煙の感知器を接続:どちらの受信機も熱・煙などの感知器を接続できます。
問86-4

自動火災報知設備の地区音響装置と表示灯の役割に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①地区音響装置は受信機に組み込まれる
  • ②地区音響装置は位置、表示灯は音を出す
  • ③どちらも消防機関へ通報するためのもの
  • ④地区音響装置は音、表示灯は位置を示す
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正解 ④地区音響装置は音、表示灯は位置を示す
解説
地区音響装置はベルやサイレンなどで建物内の人に火災を知らせる機器で、表示灯は発信機の直近に設けてその位置を示す赤色の灯火です。

火災が起きたとき、建物にいる人がまず必要とするのは「火災が起きた」という情報と「どこで知らせればよいか」という手がかりです。地区音響装置が前者を、表示灯が後者を担当します。表示灯は、取付け面と15度以上の角度になる方向に沿って10メートル離れた位置から点灯していることを容易に識別できるものとされており、色は赤色と定められています。役割が違う2つの機器であることを、はっきり分けて覚えましょう。
他の選択肢について

・地区音響装置は位置、表示灯は音を出す:説明が入れ替わっています。位置を示すのは表示灯です。
・どちらも消防機関へ通報するためのもの:消防機関への通報は別の設備が担い、この2つの機器の役割ではありません。
・地区音響装置は受信機に組み込まれる:地区音響装置も表示灯も、建物内の必要な場所に設ける独立した機器です。
問96-4

自動火災報知設備の「警戒区域」の説明として正しいものはどれか。

  • ①火災の発生場所を区別できる区域
  • ②消防隊が消火活動を受け持つ区域
  • ③感知器を1個だけ設けてよい区域
  • ④消防署が管轄として受け持つ区域
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正解 ①火災の発生場所を区別できる区域
解説
警戒区域とは、火災の発生した区域を他の区域と区別して識別することができる最小単位の区域のことです。消防法施行令第21条第2項がこのように定義しています。

受信機の表示が「二階の東側」のように場所を示せるのは、建物をあらかじめこの単位に区切ってあるからです。同項第2号は、一つの警戒区域の面積を六百平方メートル以下とし、その一辺の長さを五十メートル以下としています。また第1号は、警戒区域が二以上の階にわたらないことを原則とし、一つの警戒区域の面積が五百平方メートル以下で二の階にわたる場合などは例外としています。区切りが大きすぎると火元を探すのに時間がかかり、小さすぎると配線と費用がかさむため、こうした数値が定められています。
他の選択肢について

・消防隊が消火活動を受け持つ区域:消防機関の活動範囲を表す言葉ではなく、受信機の表示のための区分です。
・感知器を1個だけ設けてよい区域:一つの警戒区域には、面積や用途に応じて必要な数の感知器を設けます。
・消防署が管轄として受け持つ区域:行政上の管轄区域とは関係のない、建物の内部についての区分です。
問106-4

ガス漏れ火災警報設備の基本的な構成要素の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①検知器、中継器、スプリンクラーヘッド
  • ②検知器、受信機、警報装置
  • ③検知器、発信機、消火ポンプ
  • ④感知器、受信機、音響装置
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正解 ②検知器、受信機、警報装置
解説
ガス漏れ火災警報設備は、検知器・受信機・警報装置を基本の構成要素とします。必要に応じて中継器が加わります。

燃料用ガスや自然発生する可燃性ガスが漏れたことを検知器がとらえ、受信機がガス漏れの発生と発生場所を表示し、警報装置が知らせるという流れは、自動火災報知設備とよく似ています。違うのは、火災ではなくガスの漏れを対象にしている点と、機器の名前が「感知器」ではなく「検知器」である点です。甲種第4類は自動火災報知設備とあわせてこのガス漏れ火災警報設備も扱う類なので、両者を並べて覚えておくと効率的です。
他の選択肢について

・感知器、受信機、音響装置:火災の熱や煙をとらえる感知器は自動火災報知設備の機器で、ガス漏れをとらえるのは検知器です。
・検知器、発信機、消火ポンプ:消火ポンプは消火設備の機器であり、警報設備の構成要素ではありません。
・検知器、中継器、スプリンクラーヘッド:スプリンクラーヘッドはスプリンクラー設備の機器で、ガス漏れ火災警報設備には含まれません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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