2026年版・5-2

基礎-2 火災の種類と消火のしくみの一問一答

消防設備士乙種6類「最初に覚える土台知識」から、基礎-2 火災の種類と消火のしくみに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-2

消火器の適応火災の区分について、A火災・B火災・C火災の呼び名の組合せとして正しいものはどれか。

  • ①A火災は普通火災、B火災は油火災、C火災は電気火災
  • ②A火災は電気火災、B火災は普通火災、C火災は油火災
  • ③A火災は油火災、B火災は電気火災、C火災は普通火災
  • ④A火災は普通火災、B火災は電気火災、C火災は油火災
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正解 ①A火災は普通火災、B火災は油火災、C火災は電気火災
解説
A火災が普通火災、B火災が油火災、C火災が電気火災です。消火器の技術上の規格を定める省令第1条の2は、第十四号でB火災を「消防法別表第一に掲げる第四類の危険物や、可燃性固体類・可燃性液体類に係る火災」と定め、第十三号で、そのB火災以外の火災をA火災としています。電気設備の火災は感電という別の危険を伴うため、C火災(電気火災)として分けて扱われます。木や紙が燃えるのがA、ガソリンや灯油が燃えるのがB、コンセントや配電盤が焼けるのがC、と具体物とセットで覚えると忘れにくくなります。
他の選択肢について

・A油・B電気・C普通:三つとも入れ替わっており、Aは普通火災です
・A電気・B普通・C油:これも三つがずれた組合せになっています
・A普通・B電気・C油:Aは正しいものの、BとCが逆になっています
問25-2

消火器に表示される適応火災の文字表示として、規格省令で定められているものはどれか。

  • ①一般火災用・液体火災用・感電火災用
  • ②普通火災用・油火災用・電気火災用
  • ③A火災用・B火災用・C火災用
  • ④木材火災用・燃料火災用・配線火災用
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正解 ②普通火災用・油火災用・電気火災用
解説
消火器には「普通火災用」「油火災用」「電気火災用」と明瞭に表示します。消火器の技術上の規格を定める省令第38条第4項第1号が、A火災に適応するものは普通火災用、B火災に適応するものは油火災用、電気火災に適応するものは電気火災用と表示し、あわせて定められた絵表示を付けるよう求めています。火災の現場で消火器を手に取るのは、消防の知識を持たない一般の人であることがほとんどです。記号ではなく日常の言葉で書かせているのは、慌てている場面でも使ってよいかどうかを一目で判断できるようにするためです。
他の選択肢について

・一般火災用など:言い回しは近いものの、規格上の表示は普通火災用です
・木材火災用など:燃える物の名前をそのまま使う表示は定められていません
・A火災用など:区分の記号をそのまま表示させる方法は採られていません
問35-2

消火器の規格でいうB火災に当たるものはどれか。

  • ①電気配線や配電盤などが焼ける火災
  • ②木材や紙くずなどが燃える火災
  • ③ガソリンや灯油などが燃える火災
  • ④繊維くずやわらが燃える火災
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正解 ③ガソリンや灯油などが燃える火災
解説
B火災とは、消防法別表第一に掲げる第四類の危険物(ガソリン・灯油・軽油・重油などの引火性液体)や、危険物の規制に関する政令別表第四に掲げる可燃性固体類・可燃性液体類に係る火災です。消火器の技術上の規格を定める省令第1条の2第十四号がこう定義し、同条第十三号で、B火災以外の火災をA火災としています。油は水より軽く水に溶けないため、水をかけると水面に浮いたまま燃え広がってしまいます。そのためB火災には、油の面を覆う窒息作用や、燃焼の反応そのものを止める抑制作用を持つ消火器が使われます。
他の選択肢について

・木材や紙くず:ごく一般的な可燃物の火災で、A火災(普通火災)に当たります
・電気配線や配電盤:感電の危険があるため、電気火災(C火災)として別に扱われます
・繊維くずやわら:これも普通の可燃物であり、A火災に分類されます
問45-2

燃焼が続くために必要な「燃焼の三要素」の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①可燃物・二酸化炭素・点火源
  • ②可燃物・窒素ガス・湿度
  • ③不燃物・酸素供給源・水分
  • ④可燃物・酸素供給源・点火源
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正解 ④可燃物・酸素供給源・点火源
解説
燃焼が続くには、可燃物・酸素供給源・点火源(熱源)の三つが同時にそろっている必要があり、これを燃焼の三要素と呼びます。可燃物は燃える物、酸素供給源は主に空気中の酸素、点火源は火花や高温の物体など反応を始めさせる熱のことです。消火とは、この三つのうちどれか一つを取り去る行為だと考えると、除去消火は可燃物、窒息消火は酸素、冷却消火は熱にそれぞれ対応していることが一目で分かります。ここに、燃焼中の化学反応の連鎖を断つ抑制作用を加えたものが、消火の四つの作用です。
他の選択肢について

・二酸化炭素を含む組合せ:二酸化炭素は燃焼を助けず、むしろ窒息消火に使われる気体です
・不燃物を含む組合せ:燃える物がなければ燃焼は起こらず、要素にはなりません
・窒素ガスを含む組合せ:窒素も燃焼を支えず、蓄圧式消火器の加圧ガスに使われます
問55-2

消火の方法として一般に挙げられる4つの作用の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①除去作用・窒息作用・冷却作用・抑制作用
  • ②希釈作用・加熱作用・窒息作用・抑制作用
  • ③除去作用・加圧作用・冷却作用・乾燥作用
  • ④除去作用・窒息作用・加熱作用・沈静作用
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正解 ①除去作用・窒息作用・冷却作用・抑制作用
解説
消火の作用は、除去・窒息・冷却・抑制(負触媒)の四つに整理されます。除去は燃える物を取り去ること、窒息は酸素の供給を断つこと、冷却は燃えている物の温度を下げること、抑制は燃焼中に生じる化学反応の連鎖そのものを妨げることです。前の三つが燃焼の三要素をそれぞれ取り去るものであるのに対し、抑制だけは要素を減らすのではなく、反応の進み方を止める点が異なります。消火器は種類ごとに主な作用が違うため、この四つは「この消火器は何によって消しているのか」を整理する共通の物差しになります。
他の選択肢について

・加圧作用や乾燥作用を含む組合せ:加圧は薬剤を押し出す手段で、消火作用そのものではありません
・加熱作用を含む組合せ:熱を加えることは燃焼を助ける方向で、消火にはなりません
・沈静作用を含む組合せ:消火作用の分類として用いられる用語ではありません
問65-2

窒息消火の考え方に関する説明として正しいものはどれか。

  • ①燃えている物の温度を下げる
  • ②燃えている物への酸素を絶つ
  • ③燃焼の化学反応の連鎖を妨げる
  • ④燃えている物を取り除く
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正解 ②燃えている物への酸素を絶つ
解説
窒息消火は、燃焼の三要素のうち酸素供給源を断って火を消す方法です。二酸化炭素消火器では、空気より重い二酸化炭素が燃焼面を覆って空気と引き離します。泡消火器では、泡の層が液面をふさぎ、酸素の供給と可燃性蒸気の発生の両方を抑えます。身近な例では、天ぷら鍋にふたをする、燃えている物にぬれた毛布をかぶせるといった行為も窒息消火に当たります。油火災のように水をかけられない火災にも使えるのが強みですが、狭い密閉空間で大量に使うと、その場にいる人の呼吸にも影響するため注意が必要です。
他の選択肢について

・燃えている物の温度を下げる:これは冷却消火の説明で、水や強化液が得意とする方法です
・燃えている物を取り除く:これは除去消火で、ガスの元栓を閉めるなどが当たります
・燃焼の化学反応の連鎖を妨げる:これは抑制消火(負触媒作用)の説明です
問75-2

水系の消火剤が普通火災に有効とされる主な理由として正しいものはどれか。

  • ①重い気体が燃焼面を覆い続けるため
  • ②表面に皮膜を作り酸素を断つため
  • ③蒸発するとき多くの熱を奪うため
  • ④燃焼の連鎖反応だけを断つため
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正解 ③蒸発するとき多くの熱を奪うため
解説
水が普通火災に強いのは、蒸発するときに周囲から多くの熱を奪うからです。水は温度を上げるのに必要な熱(比熱)も、液体から水蒸気に変わるときに吸収する熱(蒸発熱)も大きく、木材や紙などの表面温度を、燃え続けるために必要な温度より下まで引き下げます。これが冷却消火です。強化液消火器は、水に炭酸カリウムなどのアルカリ塩を溶かして零下でも凍りにくくしたもので、同じ冷却作用を主としながら、燃えかすが再び燃え出すのを抑える働きも併せ持っています。
他の選択肢について

・表面に皮膜を作り酸素を断つため:面をふさぐのは泡消火器の働きで、水の主な作用ではありません
・重い気体が燃焼面を覆い続けるため:これは二酸化炭素消火器の性質の説明です
・燃焼の連鎖反応だけを断つため:これは粉末やハロゲン化物が持つ抑制作用の説明です
問85-2

電気設備の火災に、棒状に放射する水系の消火器が適さない主な理由はどれか。

  • ①水が電気設備に触れて爆発するため
  • ②電気火災への放水は禁止のため
  • ③水では温度を下げる効果がないため
  • ④つながった水を伝って感電するため
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正解 ④つながった水を伝って感電するため
解説
棒状放射は、水が途切れずに一本の柱のようにつながって飛ぶため、通電中の電気設備に当てると、その水の道筋を伝って電流が戻り、操作している人が感電するおそれがあります。純粋な水そのものは電気を通しにくい物質ですが、実際の水には不純物が溶けており、十分に電気を通します。同じ強化液消火器でも、霧状に放射するノズルを備えたものは水滴が細かく分かれて連続した導電経路ができないため、電気火災にも適応するものとして扱われます。棒状か霧状かで適応が変わるという点が要点です。
他の選択肢について

・水が電気設備に触れて爆発するため:接触によって爆発が起きるわけではなく、危険の本体は感電です
・水では温度を下げる効果がないため:冷却の効果自体はあり、問題になるのは感電の危険です
・電気火災への放水は禁止のため:一律に禁ずる規定はなく、適応性の問題として整理されています
問95-2

てんぷら油など高温の油の火災に、棒状の水をかけてはいけない理由として正しいものはどれか。

  • ①水が沸騰し燃える油を飛び散らせるため
  • ②水が油面に膜を張り消火を妨げるため
  • ③水と油が混ざり可燃性の液体になるため
  • ④油が冷えすぎて有害な気体が出るため
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正解 ①水が沸騰し燃える油を飛び散らせるため
解説
燃えているてんぷら油は、発火点であるおよそ三百六十度以上の高温になっており、水の沸点である百度をはるかに超えています。そこへ棒状の水を注ぐと、水は油より重いため一度沈み、その瞬間に激しく沸騰して体積が千数百倍の水蒸気に変わります。この急な膨張が、燃えている油を一気に周囲へはね飛ばし、天井まで火が回る大きな延焼につながります。この危険があるため、B火災には泡・粉末・二酸化炭素のように、面を覆う窒息作用や反応を止める抑制作用を主とする消火器が使われます。
他の選択肢について

・水と油が混ざり可燃性の液体になるため:水と油は混ざらず、別の可燃物ができるわけではありません
・水が油面に膜を張り消火を妨げるため:油面に膜を作るのは泡消火剤で、これは消火に役立つ働きです
・油が冷えすぎて有害な気体が出るため:危険の本体は急激な沸騰による飛散です
問105-2

燃焼の連鎖反応を妨げる抑制(負触媒)作用を主な消火作用とする消火器の組合せはどれか。

  • ①水消火器と二酸化炭素消火器
  • ②粉末消火器とハロゲン化物消火器
  • ③強化液消火器と二酸化炭素消火器
  • ④泡消火器と水消火器
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正解 ②粉末消火器とハロゲン化物消火器
解説
粉末消火器とハロゲン化物消火器は、燃焼中に生じる化学反応の連鎖を断ち切る抑制(負触媒)作用を主として消火します。物が燃えているとき、その内部では反応を次々につないでいく活性な粒子が生まれ続けています。これらの薬剤はその粒子を捕らえて連鎖を止めるため、炎を短時間で抑え込むことができます。一方で、燃えていた物の温度を下げる力は小さく、いったん炎が消えても熱が残っていれば再び燃え出すことがあります。速く消えるが再燃に注意、という性格まで一組にして覚えておきましょう。
他の選択肢について

・水と二酸化炭素の組合せ:水は冷却、二酸化炭素は窒息が主な作用です
・泡と水の組合せ:泡は窒息と冷却、水は冷却が主な作用です
・強化液と二酸化炭素の組合せ:強化液は冷却が主で抑制も併せ持ち、二酸化炭素は窒息です

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。