2026年版・2-6

電気工事の基礎(配線・接地)の一問一答

消防設備士乙種4類「電気に関する基礎的知識」から、電気工事の基礎(配線・接地)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-6

電気設備技術基準の解釈における接地工事の種別として、正しい組み合わせはどれか。

  • ①A・B・C・D種の4種類
  • ②1種・2種・3種の3種類
  • ③甲種・乙種・丙種の3種類
  • ④特別種・普通種の2種類
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正解 ①A・B・C・D種の4種類
解説
電気設備技術基準の解釈では、接地工事はA種接地工事・B種接地工事・C種接地工事・D種接地工事の4種類に分類され、それぞれ対象となる機器の電圧区分や目的に応じて接地抵抗値などの基準が定められている。

他の選択肢が不適切な理由
「1種・2種・3種の3種類」「甲種・乙種・丙種の3種類」「特別種・普通種の2種類」は、いずれも実際の接地工事の種別分類とは異なる架空の分類であり、電気設備技術基準の内容と一致しない。
問22-6

高圧の電気機械器具の金属製外箱に施すA種接地工事の接地抵抗値の基準として、正しいものはどれか。

  • ①10Ω以下
  • ②50Ω以下
  • ③100Ω以下
  • ④500Ω以下
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正解 ①10Ω以下
解説
A種接地工事は、高圧・特別高圧の電気機械器具の金属製外箱や避雷器などに施す接地工事で、感電による危険を防止するため、接地抵抗値は10Ω以下とすることが定められている。

他の選択肢が不適切な理由
「50Ω以下」はA種接地工事の基準値のいずれにも該当しない数値である。
「100Ω以下」は300V以下の低圧機器に施すD種接地工事の基準値であり、A種接地工事の基準値ではない。
「500Ω以下」はC種・D種接地工事において、0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設した場合に緩和される基準値であり、A種接地工事には適用されない。
問32-6

対地電圧300Vを超える低圧の電気機械器具の金属製外箱に施すC種接地工事の接地抵抗値の基準として、正しいものはどれか。

  • ①10Ω以下
  • ②100Ω以下
  • ③300Ω以下
  • ④600Ω以下
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正解 ①10Ω以下
解説
C種接地工事は、対地電圧300Vを超える低圧の電気機械器具の金属製外箱などに施す接地工事で、原則として接地抵抗値は10Ω以下とすることが定められている(ただし、低圧電路で地絡時に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設する場合は500Ω以下に緩和される)。

他の選択肢が不適切な理由
「100Ω以下」は対地電圧300V以下の低圧機器に施すD種接地工事の基準値であり、C種接地工事の原則の基準値ではない。
「300Ω以下」「600Ω以下」は電気設備技術基準の解釈に定めるC種接地工事の基準値には該当しない数値である。
問42-6

対地電圧300V以下の低圧の電気機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事の接地抵抗値の基準として、正しいものはどれか。

  • ①10Ω以下
  • ②100Ω以下
  • ③300Ω以下
  • ④1000Ω以下
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正解 ②100Ω以下
解説
D種接地工事は、対地電圧300V以下の低圧の電気機械器具の金属製外箱などに施す接地工事で、原則として接地抵抗値は100Ω以下とすることが定められている(ただし、低圧電路で地絡時に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設する場合は500Ω以下に緩和される)。

他の選択肢が不適切な理由
「10Ω以下」は高圧機器に施すA種接地工事や、300Vを超える低圧機器に施すC種接地工事の基準値であり、D種接地工事の原則の基準値ではない。
「300Ω以下」「1000Ω以下」は電気設備技術基準の解釈に定めるD種接地工事の基準値には該当しない数値である。
問52-6

高圧電路と低圧電路を結合する変圧器の低圧側に施すB種接地工事の主な目的として、最も適切なものはどれか。

  • ①高圧側と低圧側の混触時に低圧電位の上昇を抑えるため
  • ②低圧機器の金属製外箱に触れた際の感電を防止するため
  • ③電線の被覆の色を統一して識別しやすくするためのもの
  • ④変圧器の内部の温度上昇を抑えて冷却するためのもの
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正解 ①高圧側と低圧側の混触時に低圧電位の上昇を抑えるため
解説
B種接地工事は、高圧(または特別高圧)電路と低圧電路を結合する変圧器の低圧側の中性点や一端子などに施す接地工事で、万一、変圧器内部で高圧側と低圧側の巻線が混触した場合に、低圧側の対地電位が異常に上昇することを抑え、低圧側につながる機器や利用者の安全を確保することを主な目的としている。

他の選択肢が不適切な理由
「低圧機器の金属製外箱に触れた際の感電を防止するため」は主にC種・D種接地工事の目的であり、B種接地工事の主目的とは異なる。
「電線の被覆の色を統一して識別しやすくするためのもの」は接地工事の目的ではなく、電線の色別施工に関する別の話題である。
「変圧器内部の温度上昇を抑えて冷却するためのもの」は接地工事とは無関係な、冷却に関する内容である。
問62-6

漏電遮断器(漏電ブレーカー)の主な役割として、正しいものはどれか。

  • ①電路に地絡(漏電)が生じた際、検出して自動遮断する
  • ②過大な電流が流れた際にのみ検出して電路を遮断する
  • ③電路の電圧を自動的に一定の値まで昇圧する働きを持つ
  • ④電路に流れる電流の力率を自動的に改善する働きを持つ
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正解 ①電路に地絡(漏電)が生じた際、検出して自動遮断する
解説
漏電遮断器は、電路に地絡(漏電)が発生した際に生じる、行きと帰りの電流のわずかな差(零相電流)を検出し、感電や火災を防止するために自動的に電路を遮断する装置である。

他の選択肢が不適切な理由
「過大な電流が流れた際にのみ検出して電路を遮断する」のは配線用遮断器(過電流遮断器)の役割であり、漏電遮断器の主な役割である地絡の検出とは異なる。
「電路の電圧を自動的に一定の値まで昇圧する働きを持つ」は変圧器などの役割であり、漏電遮断器の機能ではない。
「電流の力率を自動的に改善する働きを持つ」は進相コンデンサなどの役割であり、漏電遮断器の機能ではない。
問72-6

配線用遮断器(過電流遮断器)の主な役割として、正しいものはどれか。

  • ①過負荷電流や短絡電流を検出して電路を遮断する働きを持つ
  • ②電路の絶縁抵抗値を常時測定し記録する働きを持つ
  • ③接地抵抗の値を自動的に測定し表示する働きを持つ
  • ④電路の力率を常に検出して自動的に電圧を調整する働きを持つ
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正解 ①過負荷電流や短絡電流を検出して電路を遮断する働きを持つ
解説
配線用遮断器(過電流遮断器)は、電路に許容電流を超える過負荷電流や、短絡(ショート)によって流れる非常に大きな短絡電流が流れた際に、これを検出して自動的に電路を遮断し、電線の過熱による火災などを防止する装置である。

他の選択肢が不適切な理由
「絶縁抵抗値を常時測定し記録する働きを持つ」は絶縁抵抗計などの役割であり、配線用遮断器の機能ではない。
「接地抵抗の値を自動的に測定し表示する働きを持つ」は接地抵抗計の役割であり、配線用遮断器とは異なる。
「力率を検出して自動的に電圧を調整する働きを持つ」は配線用遮断器の機能ではなく、別の機器の役割である。
問82-6

低圧屋内配線において、より線どうしや単線どうしを電気的・機械的に接続する方法として、一般的に用いられるものはどれか。

  • ①リングスリーブによる圧着接続や差込形コネクタでの接続
  • ②接続部分を絶縁体で包まず、そのまま露出させておく方法
  • ③接続部分に絶縁抵抗計だけを常時取り付けておく方法
  • ④接続部分をはんだ付けせずにねじって固定する方法
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正解 ①リングスリーブによる圧着接続や差込形コネクタでの接続
解説
低圧屋内配線における電線相互の接続には、リングスリーブを専用工具で圧着する方法や、工具を使わずに差し込むだけで接続できる差込形コネクタを用いる方法が広く使われており、いずれも電気的に確実で機械的にも強度のある接続が求められる。

他の選択肢が不適切な理由
「接続部分を絶縁体で包まず露出させる方法」は感電や短絡の危険があり、実際の施工では認められない誤った方法である。
「絶縁抵抗計だけを常時取り付けておく方法」は電線相互の接続方法ではなく、測定器の使い方についての誤った内容である。
「はんだ付けせずにねじって固定する方法」は接続が緩みやすく、発熱や断線の原因となるため、適切な接続方法とはいえない。
問92-6

金属管工事(電線管工事)の特徴として、最も適切なものはどれか。

  • ①電線を機械的な損傷や外部からの電磁的な影響から保護できる
  • ②電線を空気中にむき出しのまま張るため、施工が最も簡単である
  • ③絶縁性能が非常に高いため、接地工事を一切省略できるとされる
  • ④水中でのみ使用が認められている特殊な工事方法とされている
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正解 ①電線を機械的な損傷や外部からの電磁的な影響から保護できる
解説
金属管工事は、電線を金属製の管の中に納めて配線する工事方法で、外部からの物理的な衝撃や損傷から電線を保護できるほか、金属管が持つ遮へい効果により外部からの電磁的な影響(ノイズ)も受けにくくなるという特徴がある。

他の選択肢が不適切な理由
「電線を空気中にむき出しのまま張る」のは架空電線路などの説明であり、電線を管に納める金属管工事とは異なる。
「絶縁性能が非常に高いため接地工事を一切省略できるとされる」は誤りで、金属管自体は導体であるため、感電防止の観点からむしろ接地工事が必要になる場合が多い。
「水中でのみ使用が認められている」は誤りで、金属管工事は屋内外を問わず一般的に広く用いられている工事方法である。
問102-6

低圧屋内配線における接地線(アース線)の電線被覆の色として、一般的に用いられるものはどれか。

  • ①緑色
  • ②赤色
  • ③白色
  • ④黒色
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正解 ①緑色
解説
低圧屋内配線において、接地線(アース線)には他の電線と明確に区別できるよう、一般的に緑色(または緑と黄色の縞模様)の被覆を持つ電線が使用される。

他の選択肢が不適切な理由
「赤色」は一般に電圧線(非接地側)などの識別に使われることがある色であり、接地線を表す色ではない。
「白色」は一般に接地側電線(中性線など)の識別に使われることがある色であり、接地線(アース線)そのものを表す色ではない。
「黒色」も一般に電圧線の識別に使われることが多い色であり、接地線を表す色として一般的なものではない。

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