2026年版・8-4

運転:冷媒・水分・不凝縮ガス・冷凍機油の保守の一問一答

第三種冷凍機械責任者試験「据付け・試験・運転・保守管理」から、運転:冷媒・水分・不凝縮ガス・冷凍機油の保守に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は正誤の組合せを選ぶ択一式が中心ですが、ここでは4択で出題しています。

問18-4

受液器のある冷凍装置で、冷媒の充塡量が適正かどうかを確かめる方法として、最も適切なものはどれか。

  • ①運転中の受液器の液面の高さを確かめる
  • ②吐出しガス温度の高さだけで判断する
  • ③圧縮機の電流値の大きさだけで判断する
  • ④停止中の吸込み圧力の高さだけで判断する
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正解 ①運転中の受液器の液面の高さを確かめる
解説
受液器のある装置では、運転中の受液器の液面の高さで冷媒の充塡量を確かめるのが基本です。あわせて、サイトグラスの気泡、蒸発器出口の過熱度、凝縮器出口の過冷却度なども見て総合的に判断します。

他の選択肢が不適切な理由
・吐出しガス温度だけ:吐出しガス温度は、冷媒量のほかに圧縮比や過熱度でも変わるので、それだけでは判断できません。
・電流値だけ:電流値は凝縮圧力や負荷でも変わるので、それだけでは判断できません。
・停止中の吸込み圧力だけ:停止中の圧力は周囲の温度で決まる飽和圧力で、冷媒量の目安にはなりません。

覚え方のポイント
冷媒量は「受液器の液面」「サイトグラス」「過熱度・過冷却度」を組み合わせて判断します。1つの値だけで決めつけないことが大切です。
問28-4

冷凍装置に不凝縮ガス(空気など)が混入する主な原因として、最も考えられるものはどれか。

  • ①凝縮器の冷却水の流量が多すぎた
  • ②冷凍機油を規定量より少なく入れた
  • ③据付け・修理後の真空引きの不足
  • ④蒸発器の除霜を頻繁に行いすぎた
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正解 ③据付け・修理後の真空引きの不足
解説
不凝縮ガスは、据付けや修理のときに装置の中に残った空気、低圧側が大気圧より低くなって漏れの箇所から吸い込んだ空気、冷媒や冷凍機油の分解で生じたガスなどです。据付け・修理のあとの真空引き(真空乾燥)を十分に行うことが、最も基本的な予防策です。

他の選択肢が不適切な理由
・冷却水の流量が多い:冷却水の量は、装置の中に空気が入る原因にはなりません。
・油の量が少ない:油の量は、不凝縮ガスの混入の原因にはなりません。
・除霜の頻度:除霜の頻度は、装置の中に空気が入る原因にはなりません。

覚え方のポイント
不凝縮ガスは「入れない(真空引き・低圧側を大気圧より下げない)」「見つける(停止中の圧力と飽和圧力の比較)」「出す(ガスパージャ)」の3段階で対処します。
問38-4

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の真空乾燥について、正しいものはどれか。
イ.気密試験のあと、冷媒を充塡する前に行う。
ロ.装置の中の水分と空気を取り除くために行う。
ハ.装置の中を真空にすると水の沸点が下がるので、水分が蒸発して取り除きやすくなる。
ニ.真空乾燥を十分に行えば、気密試験は省略してもよい。

  • ①ロ
  • ②イ、ロ
  • ③イ、ロ、ニ
  • ④イ、ロ、ハ
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正解 ④イ、ロ、ハ
解説
真空乾燥の目的と順序を確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):試験の順序は「耐圧試験→気密試験→真空乾燥(真空放置試験)→冷媒充塡」です。
・ロ(正しい):水分は膨張弁の氷結や酸の発生の原因に、空気は不凝縮ガスの原因になるので、冷媒を入れる前に取り除きます。
・ハ(正しい):圧力が低いほど、水は低い温度で沸騰します。
・ニ(誤り):真空放置試験では漏れの有無は分かっても箇所は特定できません。気密試験の代わりにはなりません。

覚え方のポイント
「真空乾燥は、気密試験のあと・冷媒充塡の前」「目的は水分と空気の除去」。
問48-4

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍機油の管理について、正しいものはどれか。
イ.油の色が濃く変わったり、スラッジ(汚れ)が見られたりするときは、交換を検討する。
ロ.種類の違う冷凍機油は、補給の際に混ぜて使ってもよい。
ハ.合成油は吸湿しやすいものが多いので、容器を開けたまま放置しない。
ニ.冷凍機油は、使用する冷媒に合った種類のものを使う。

  • ①イ、ハ、ニ
  • ②イ
  • ③ロ
  • ④イ、ロ、ニ
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正解 ①イ、ハ、ニ
解説
冷凍機油の点検と補給・交換の基本を確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):劣化した油は潤滑性が落ち、スラッジは弁や膨張弁の詰まりの原因になります。
・ロ(誤り):種類の違う油を混ぜると、性質が変わって潤滑不良や劣化の原因になることがあるので、指定された油を使います。
・ハ(正しい):吸湿した油は、加水分解や腐食の原因になります。
・ニ(正しい):冷媒と油の相溶性によって、使える油の種類が決まります(HFCには合成油など)。

覚え方のポイント
冷凍機油は「冷媒に合った指定の油を」「混ぜない」「吸湿させない」「色やスラッジを点検する」。
問58-4

非共沸混合冷媒を冷凍装置に充塡するときの方法として、適切なものはどれか。

  • ①容器からガスの状態で取り出して充塡する
  • ②容器から液の状態で取り出して充塡する
  • ③成分ごとに別々の容器から順に充塡する
  • ④容器を加熱して、蒸気の状態で急いで充塡する
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正解 ②容器から液の状態で取り出して充塡する
解説
非共沸混合冷媒は、成分によって沸点が違うため、容器からガス(蒸気)の状態で取り出すと、沸点の低い成分が先に多く出て、充塡した冷媒の組成が変わってしまいます。そのため、液の状態で取り出して充塡します。

他の選択肢が不適切な理由
・ガスの状態で充塡:沸点の低い成分が先に出てくるので、充塡する冷媒の組成が変わってしまいます。
・成分ごとに充塡:決められた組成の混合冷媒を、その容器から充塡します。
・加熱して蒸気で充塡:容器を加熱するのは危険で、蒸気で取り出すと組成が変わります。

覚え方のポイント
「非共沸混合冷媒は液で充塡」。漏れたときにも組成が変わるおそれがある、という性質とセットで覚えましょう。
問68-4

冬の間など長期間休止していた冷凍装置の運転を再開するときの手順として、最も適切なものはどれか。

  • ①休止前と同じ状態なので、点検せずに全負荷で始動する
  • ②安全弁の元弁を閉じたまま、試しに短時間運転する
  • ③低圧側を真空にしてから、冷媒を追加して始動する
  • ④冷却水の通水、弁の開閉、油量を確かめてから始動する
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正解 ④冷却水の通水、弁の開閉、油量を確かめてから始動する
解説
長期休止のあとは、抜いておいた冷却水を通し、各部の止め弁の開閉状態、圧縮機の油量、電気系統などを確かめてから、様子を見ながら始動します。始動後は、圧力・温度・電流・音や振動を点検します。

他の選択肢が不適切な理由
・点検せずに始動:休止中に弁の開閉や油量、冷却水の状態が変わっていることがあるので、必ず点検してから始動します。
・元弁を閉じて試運転:安全弁の元弁は、修理等で特に必要な場合を除き常に全開にしておかなければなりません。
・低圧側を真空にする:休止中は低圧側を大気圧よりやや高く保っているので、運転の再開に真空にする必要はありません。

覚え方のポイント
休止は「ポンプダウン・低圧側は大気圧よりやや高く・冷却水を抜く」、再開は「通水・弁・油量を確かめてから始動」。
問78-4

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、運転中の圧縮機の冷凍機油の量が、しだいに減っていくときに考えられる原因について、正しいものはどれか。
イ.ピストンリングの摩耗による油上がり
ロ.蒸発器に冷凍機油がたまり、圧縮機へ戻ってこないこと
ハ.クランクケースヒータで停止中の油を温めていたこと
ニ.開放圧縮機の軸封装置からの油の漏れ

  • ①ロ
  • ②イ、ロ
  • ③イ、ロ、ニ
  • ④イ、ロ、ハ
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正解 ③イ、ロ、ニ
解説
圧縮機の油が減る原因は、「出ていく」「戻らない」「漏れる」の3つに分けて考えます。

各記述の正誤
・イ(正しい):油が吐出しガスとともに多量に出ていき、圧縮機の油が減ります。
・ロ(正しい):出ていった油が戻らなければ、圧縮機の油は減っていきます。満液式蒸発器などで起こりやすい現象です。
・ハ(誤り):クランクケースヒータは、冷媒の溶け込みを防ぐためのもので、油が減る原因にはなりません。
・ニ(正しい):軸封装置の摩耗や損傷があると、そこから油が漏れて減ります。

覚え方のポイント
油の減少は「油上がり(出ていく)」「油戻りの不良(戻らない)」「軸封装置などからの漏れ」。油分離器や配管の勾配は、油を戻すための工夫です。
問88-4

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒の充塡量の不足と過充塡について、正しいものはどれか。
イ.冷媒の充塡量が不足すると、蒸発器出口の過熱度が大きくなる。
ロ.冷媒の充塡量が不足すると、凝縮圧力が高くなる。
ハ.受液器のない冷凍装置で冷媒を過充塡すると、凝縮圧力が高くなる。
ニ.受液器のない冷凍装置で冷媒を過充塡すると、凝縮器出口の冷媒液の過冷却度が大きくなる。

  • ①イ
  • ②イ、ハ、ニ
  • ③イ、ロ
  • ④イ、ロ、ハ、ニ
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正解 ②イ、ハ、ニ
解説
冷媒の量の過不足で、運転状態がどう変わるかを確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):蒸発器に送られる冷媒が不足し、途中で蒸発しきってしまうためです。
・ロ(誤り):凝縮する冷媒が少なくなるので、凝縮圧力は低くなる傾向です。
・ハ(正しい):余分な冷媒液が凝縮器にたまって、凝縮に使える伝熱面積が減るためです。
・ニ(正しい):凝縮器にたまった液が冷却水や空気でさらに冷やされるためです。

覚え方のポイント
「不足=過熱度↑・凝縮圧力↓・吐出しガス温度↑」「過充塡=凝縮圧力↑・過冷却度↑」。症状の違いで見分けます。
問98-4

運転中の凝縮圧力が高いとき、その原因が不凝縮ガスの混入なのか、冷媒の過充塡なのかを見分ける方法として、適切なものはどれか。

  • ①停止中の圧力と、その温度の飽和圧力を比べる
  • ②運転中の凝縮圧力がどれだけ高いかだけを比べる
  • ③運転中の吐出しガス温度の高さを見て比べる
  • ④運転中の蒸発圧力がどれだけ低いかを比べる
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正解 ①停止中の圧力と、その温度の飽和圧力を比べる
解説
装置を停止して冷却水だけを流し、冷媒の温度を冷却水の温度と等しくしたとき、冷媒だけなら凝縮器内の圧力はその温度の飽和圧力になります。それより圧力が高ければ、その差の分だけ不凝縮ガスが混入していると判断できます。過充塡では、停止中の圧力は飽和圧力のままです。

他の選択肢が不適切な理由
・運転中の凝縮圧力:どちらの原因でも凝縮圧力は上がるので、見分けられません。
・吐出しガス温度:どちらの原因でも吐出しガス温度は上がる方向なので、見分けられません。
・蒸発圧力:蒸発圧力は、この2つの原因を見分ける手がかりになりません。

覚え方のポイント
「冷媒だけなら、圧力は温度で決まる」。停止中に飽和圧力より高い圧力があれば、冷媒以外のガス(不凝縮ガス)がある証拠です。
問108-4

冷却塔の冷却水の管理として、適切なものはどれか。

  • ①蒸発で減った分だけ補給し、排水は一切しない
  • ②冷却水に冷凍機油を加えて、水あかの付着を防ぐ
  • ③冷却水の一部を排水して入れ替え、濃縮を防ぐ
  • ④冷却塔の送風機を止めて、水の蒸発を抑えておく
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正解 ③冷却水の一部を排水して入れ替え、濃縮を防ぐ
解説
冷却塔では冷却水の一部が蒸発するため、水に溶けている成分がしだいに濃くなり(濃縮)、冷却管に水あかが付きやすくなります。そこで、冷却水の一部を排水(ブロー)して補給水と入れ替え、水質を保ちます。必要に応じて水処理剤も使い、冷却管は定期的に清掃します。

他の選択肢が不適切な理由
・排水はしない:蒸発すると水に溶けている成分が濃くなり、水あかの原因になるので、一部を排水(ブロー)します。
・冷凍機油を加える:冷凍機油は冷却水の管理に使うものではありません。
・送風機を止める:冷却塔は水の蒸発で冷やす装置なので、送風機を止めると冷却水が冷えず、凝縮圧力が上がります。

覚え方のポイント
冷却水の管理は「補給+ブロー(濃縮の防止)」「水質の点検」「冷却管の清掃」。水あかは凝縮圧力の上昇の原因になります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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