2026年版・4-2

圧縮機:容量制御と潤滑の一問一答

第三種冷凍機械責任者試験「圧縮機」から、圧縮機:容量制御と潤滑に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は正誤の組合せを選ぶ択一式が中心ですが、ここでは4択で出題しています。

問14-2

多気筒の往復圧縮機で用いられるアンローダによる容量制御の方法として、正しいものはどれか。

  • ①一部の気筒の吐出し弁を閉じたままにして、吐出し圧力を高める
  • ②電動機の回転速度を連続的に変えて、押しのけ量を変えていく
  • ③吸込み配管の止め弁を手動で少しずつ絞って、吸込み量を減らす
  • ④一部の気筒の吸込み弁を開放したままにし、その気筒を休ませる
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正解 ④一部の気筒の吸込み弁を開放したままにし、その気筒を休ませる
解説
多気筒の往復圧縮機では、アンローダ機構により、一部の気筒の吸込み弁を押し上げて開いたままにすることで、その気筒が冷媒蒸気を圧縮しない(休止する)ようにして、段階的に容量を制御します。始動時に気筒を休ませておけば、始動時の負荷を軽くすることもできます。

他の選択肢が不適切な理由
・吐出し弁を閉じたまま:そのような方法は危険で、アンローダの仕組みではありません。
・回転速度を連続的に変える:インバータによる回転速度制御の説明です。
・止め弁を手動で絞る:容量制御の方法ではありません。

覚え方のポイント
「アンローダ=吸込み弁を開けっぱなしにして気筒を休ませる=段階的な制御」。スクリューのスライド弁(無段階)と対比して覚えましょう。
問24-2

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の容量制御について正しいものはどれか。
イ.スクリュー圧縮機のスライド弁による容量制御は、往復圧縮機のアンローダと同じく段階的にしか行えず、連続的には変えられない。
ロ.多気筒の往復圧縮機のアンローダは、一部の気筒の吸込み弁を開放したままにして、その気筒を休止させる。
ハ.インバータによる容量制御は、電動機の回転速度を変えて、ピストン押しのけ量を変える方法である。
ニ.アンローダ機構は、圧縮機の始動時の負荷を軽くするためにも使われる。

  • ①イ、ハ
  • ②イ、ロ、ハ
  • ③ロ、ハ、ニ
  • ④ロ、ニ
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正解 ③ロ、ハ、ニ
解説
圧縮機の種類ごとの容量制御の方法を確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(誤り):スライド弁による容量制御は、無段階に行えます。
・ロ(正しい):アンローダによる段階的な容量制御です。
・ハ(正しい):押しのけ量は回転速度に比例するためです。
・ニ(正しい):始動時に気筒を休ませておくと、始動時の負荷が軽くなります。

覚え方のポイント
「往復=アンローダ(段階的)」「スクリュー=スライド弁(無段階)」「どれでも=インバータ(回転速度)」。
問34-2

インバータを用いた圧縮機の容量制御の方法として、正しいものはどれか。

  • ①一部の気筒の吸込み弁を開放して、その気筒を休止させておく
  • ②スライド弁でロータの有効な長さを変え、吸込み量を変える
  • ③電源の周波数を変えて回転速度を変え、押しのけ量を変える
  • ④凝縮器の冷却水量を変えて、圧縮機の吐出し圧力を変えていく
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正解 ③電源の周波数を変えて回転速度を変え、押しのけ量を変える
解説
インバータは、電動機に供給する電源の周波数を変えて電動機の回転速度を変える装置です。圧縮機のピストン押しのけ量は回転速度に比例するので、回転速度を変えることで容量を連続的に制御できます。家庭用・業務用のエアコンなどで広く使われています。

他の選択肢が不適切な理由
・吸込み弁を開放して気筒を休止:アンローダの方法です。
・スライド弁でロータの長さを変える:スクリュー圧縮機の方法です。
・冷却水量を変える:凝縮圧力の調整で、圧縮機の容量制御ではありません。

覚え方のポイント
「インバータ=回転速度を変える」。回転速度を下げると押しのけ量が比例して減ります。
問44-2

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、往復圧縮機の潤滑について正しいものはどれか。
イ.強制給油式の往復圧縮機では、油圧計の読みからクランクケース内の圧力を差し引いた値が、実際の給油圧力になる。
ロ.停止しているあいだのクランクケースの油の温度が高いほど、始動したときに油が泡立ちやすい。
ハ.クランクケースヒーターは、停止中に油温を保ち、冷媒が油に溶け込むのを防ぐ。
ニ.給油圧力が一定値以下に下がったときは、油圧保護圧力スイッチが圧縮機を停止させる。

  • ①イ
  • ②イ、ハ、ニ
  • ③イ、ニ
  • ④イ、ロ、ハ、ニ
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正解 ②イ、ハ、ニ
解説
往復圧縮機の潤滑と、その保護のしくみを確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):クランクケース内は吸込み圧力なので、その分を引きます。
・ロ(誤り):油温が低いほど冷媒が油に溶け込みやすく、始動時にオイルフォーミングを起こしやすくなります。
・ハ(正しい):オイルフォーミングの防止策です。
・ニ(正しい):潤滑不良による焼付きを防ぐためです。原則として手動復帰式です。

覚え方のポイント
「冷たい油に冷媒が溶ける→始動で泡立つ」。油温の高低を逆にした記述が狙われます。
問54-2

往復圧縮機のオイルフォーミングの説明として、正しいものはどれか。

  • ①始動時に油に溶けた冷媒が急に蒸発し、油が泡立つ現象
  • ②冷凍機油が冷媒と反応して、固体の粒が多数できる現象
  • ③冷凍機油が吐出しガスとともに凝縮器へ多量に流れる現象
  • ④冷媒液を吸い込んで、シリンダ内で液を圧縮する現象
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正解 ①始動時に油に溶けた冷媒が急に蒸発し、油が泡立つ現象
解説
オイルフォーミングは、停止中にクランクケース内の冷凍機油に冷媒が多く溶け込み、始動時にクランクケース内の圧力が急に下がることで、溶けていた冷媒が一気に蒸発して油が激しく泡立つ現象です。泡立った油は給油ポンプで正常に送れず潤滑不良になったり、泡とともに油がシリンダに吸い込まれて油圧縮を起こしたりします。

他の選択肢が不適切な理由
・固体の粒ができる:オイルフォーミングの説明ではありません。
・油が凝縮器へ多量に流れる:これは油上がりの説明です。
・冷媒液を吸い込んで圧縮:これは液戻り(液圧縮)の説明です。

覚え方のポイント
停止中の油温が低いほど冷媒が油に溶け込みやすく、オイルフォーミングを起こしやすくなります。対策はクランクケースヒーターで油温を保つことです。
問64-2

オイルフォーミングを防止するための対策として、適切なものはどれか。

  • ①停止中にクランクケースを冷却して油温を下げる
  • ②冷凍機油の量を規定量よりできるだけ増やしておく
  • ③始動するときに、吐出し側の止め弁を閉じておく
  • ④停止中にクランクケースヒーターで油を温めておく
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正解 ④停止中にクランクケースヒーターで油を温めておく
解説
クランクケースの油が冷えていると、停止している間に冷媒が油へ多く溶け込み、始動した直後に油が泡立つ現象(オイルフォーミング)が起こりやすくなります。そこで、停止中はクランクケースヒーターで油を温めて、冷媒が溶け込むのを防ぎます。

他の選択肢が不適切な理由
・冷却して油温を下げる:冷媒がますます油に溶け込みやすくなり、逆効果です。
・油の量を増やす:オイルフォーミングの防止にはならず、油上がりなどの原因になります。
・吐出し側の止め弁を閉じて始動:異常な高圧になり非常に危険です。圧縮機は必ず吐出し側の止め弁を開けてから始動します。

覚え方のポイント
「冷えた油に冷媒が溶ける→始動で泡立つ→ヒーターで温めて防ぐ」。
問74-2

往復圧縮機のピストンリングやシリンダが摩耗したときに起こる「油上がり」の影響として、正しいものはどれか。

  • ①油が圧縮機に多量に戻ってきて、クランクケースの油量が増え続ける
  • ②冷媒が油に多く溶け込み、始動するときに油が激しく泡立つ
  • ③冷媒液が圧縮機に戻り、シリンダの中で液圧縮を起こしてしまう
  • ④多量の油が吐出しガスとともに出て、熱交換器の伝熱が悪くなる
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正解 ④多量の油が吐出しガスとともに出て、熱交換器の伝熱が悪くなる
解説
油上がりは、ピストンリングやシリンダの摩耗などにより、クランクケースの冷凍機油がシリンダの上部へ上がり、吐出しガスとともに多量に圧縮機の外へ出ていく現象です。出ていった油は凝縮器や蒸発器の伝熱面に付着して熱の通りを悪くし、圧縮機の油量も不足しやすくなります。油分離器は、これを防ぐために吐出しガス配管に設けます。

他の選択肢が不適切な理由
・油量が増え続ける:油上がりでは、圧縮機の油は減る方向になります。
・油が泡立つ:オイルフォーミングの説明です。
・液圧縮:液戻りの説明です。

覚え方のポイント
「油上がり=油が出ていく」「オイルフォーミング=油が泡立つ」「液戻り=液が入ってくる」。似た言葉を現象で区別しましょう。
問84-2

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の潤滑に関する現象について正しいものはどれか。
イ.オイルフォーミングとは、始動時に油に溶け込んでいた冷媒が急に蒸発して、油が泡立つ現象である。
ロ.油上がりとは、冷凍機油が吐出しガスとともに多量に圧縮機の外へ出ていく現象である。
ハ.オイルフォーミングを起こしても、給油ポンプは泡立った油を正常に送ることができる。
ニ.油上がりが多いと、凝縮器や蒸発器に油がたまり、伝熱が悪くなる。

  • ①ロ、ニ
  • ②イ、ロ、ニ
  • ③イ、ハ、ニ
  • ④イ、ロ、ハ、ニ
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正解 ②イ、ロ、ニ
解説
冷凍機油に関係する代表的な現象を区別する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):始動時にクランクケース内の圧力が急に下がるために起こります。
・ロ(正しい):ピストンリングやシリンダの摩耗などが原因になります。
・ハ(誤り):泡立った油はポンプで正常に送れず、給油圧力が下がって潤滑不良を起こします。
・ニ(正しい):圧縮機の油量不足の原因にもなります。

覚え方のポイント
「油が泡立つ=オイルフォーミング」「油が出ていく=油上がり」「液が入ってくる=液戻り」。
問94-2

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の容量制御について正しいものはどれか。
イ.多気筒の往復圧縮機のアンローダによる容量制御は、無段階に連続して行える。
ロ.インバータで電動機の回転速度を半分にすると、往復圧縮機のピストン押しのけ量もほぼ半分になる。
ハ.アンローダで休止させた気筒では、吸込み弁が開いたままなので、冷媒蒸気は圧縮されない。
ニ.スクリュー圧縮機は、吸込み弁と吐出し弁の開閉によって容量を制御する。

  • ①イ
  • ②ロ
  • ③ロ、ハ
  • ④イ、ロ
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正解 ③ロ、ハ
解説
圧縮機の種類ごとの容量制御の方法と、そのしくみを確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(誤り):アンローダは気筒単位で休止させるので、容量は段階的にしか変えられません(例:4気筒なら100%・75%・50%など)。
・ロ(正しい):ピストン押しのけ量は回転速度に比例するので、回転速度を半分にすれば押しのけ量もほぼ半分になります。
・ハ(正しい):吸込み弁が開いたままなので、ピストンが上がっても蒸気は吸込み側へ押し戻され、圧縮されません。
・ニ(誤り):スクリュー圧縮機には吸込み弁・吐出し弁がなく、容量はスライド弁で無段階に制御します。

覚え方のポイント
「往復=アンローダ(段階的)」「スクリュー=スライド弁(無段階・弁はない)」「インバータ=回転速度(連続的)」。
問104-2

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、往復圧縮機の潤滑について正しいものはどれか。
イ.停止しているあいだのクランクケースの油の温度が低いほど、始動したときに油が泡立ちやすい。
ロ.クランクケースヒーターは、停止中に冷凍機油の温度を保ち、冷媒の溶け込みを防ぐ。
ハ.強制給油式の往復圧縮機では、油圧計の読みがそのまま給油圧力になる。
ニ.オイルフォーミングを起こしても、給油ポンプの働きには影響がない。

  • ①イ、ロ
  • ②イ、ハ
  • ③ハ、ニ
  • ④ロ、ニ
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正解 ①イ、ロ
解説
冷凍機油の潤滑を妨げる現象と、その対策を確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):油温が低いほど、冷媒が油に多く溶け込み、始動時に泡立ちやすくなります。
・ロ(正しい):クランクケースヒーターの目的そのものです。
・ハ(誤り):給油圧力は、油圧計の指示圧力からクランクケース内の圧力を引いた値です。
・ニ(誤り):泡立った油はポンプで正常に送れず、給油圧力が低下して潤滑不良を起こします。

覚え方のポイント
「油温が高いほど泡立ちやすい」という逆の記述が狙われます。冷媒は冷たい油によく溶ける、と理解しておけば迷いません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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