2026年版・3-4

冷媒:物性値の比較の一問一答

第三種冷凍機械責任者試験「冷媒・ブライン・冷凍機油」から、冷媒:物性値の比較に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全470問) 冷媒・ブライン・冷凍機油の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は正誤の組合せを選ぶ択一式が中心ですが、ここでは4択で出題しています。

問13-4

次の冷媒のうち、標準沸点(大気圧のもとでの沸点)が最も低いものはどれか。

  • ①アンモニア
  • ②R134a
  • ③R32
  • ④R1234yf
答えと解説を見る
正解 ③R32
解説
R32の標準沸点は約-52℃で、4つの中で最も低い冷媒です。標準沸点が低い冷媒ほど、同じ温度での飽和圧力が高くなる傾向があります。

他の選択肢が不適切な理由
・アンモニア:標準沸点は約-33℃です。
・R134a:標準沸点は約-26℃です。
・R1234yf:標準沸点は約-29℃です。

覚え方のポイント
標準沸点の目安は「R32 約-52℃ < アンモニア 約-33℃ < R1234yf 約-29℃ < R134a 約-26℃」。沸点が低いほど、同じ温度での圧力は高めです。
問23-4

二酸化炭素(R744)の臨界温度として、最も近いものはどれか。

  • ①約31℃
  • ②約78℃
  • ③約101℃
  • ④約132℃
答えと解説を見る
正解 ①約31℃
解説
二酸化炭素の臨界温度は約31℃と低いため、外気温が高いときは凝縮させることができず、凝縮器の代わりにガスクーラで超臨界の状態のまま熱を捨てる運転になります。運転圧力も他の冷媒よりずっと高くなります。

他の選択肢が不適切な理由
・約78℃:R32の臨界温度に近い値です。
・約101℃:R134aの臨界温度に近い値です。
・約132℃:アンモニアの臨界温度に近い値です。

覚え方のポイント
「二酸化炭素の臨界温度は約31℃」。これより高い温度では、いくら圧力を上げても液になりません。
問33-4

次の冷媒のうち、そのガスが空気より軽いものはどれか。

  • ①R32
  • ②二酸化炭素
  • ③R134a
  • ④アンモニア
答えと解説を見る
正解 ④アンモニア
解説
ガスの重さは、おおよそ分子量で比べられます。アンモニアの分子量は約17で、空気(約29)より小さいため、漏れると上のほうへ広がります。フルオロカーボンや二酸化炭素は空気より重く、低い所にたまりやすくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・R32:分子量は約52で、空気(約29)より重いガスです。
・二酸化炭素:分子量は約44で、空気より重いガスです。
・R134a:分子量は約102で、空気よりかなり重いガスです。

覚え方のポイント
「アンモニアは軽くて上へ、フルオロカーボンと二酸化炭素は重くて下へ」。換気口や検知器の位置もこの違いで決まります。
問43-4

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒の性質について正しいものはどれか。
イ.アンモニアは比熱比が大きいので、フルオロカーボンに比べて吐出しガス温度が高くなりやすい。
ロ.同じ温度で比べると、R134aの飽和圧力はR410Aの飽和圧力より高い。
ハ.二酸化炭素を冷媒とする装置では、凝縮器の代わりにガスクーラで超臨界の状態のまま熱を捨てる運転が多い。
ニ.アンモニアの蒸発潜熱は、フルオロカーボン冷媒の蒸発潜熱より小さい。

  • ①イ
  • ②イ、ハ
  • ③ロ
  • ④イ、ロ
答えと解説を見る
正解 ②イ、ハ
解説
冷媒ごとの物性の違いが、装置の運転にどう表れるかを確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):比熱比が大きい冷媒ほど、同じ圧縮比で圧縮したときの温度上昇が大きくなります。
・ロ(誤り):R410Aは高圧の冷媒で、同じ温度ではR134aよりかなり高い飽和圧力になります。
・ハ(正しい):二酸化炭素は臨界温度が約31℃と低いためです。
・ニ(誤り):アンモニアの蒸発潜熱はフルオロカーボンの数倍と大きく、少ない冷媒循環量で大きな冷凍能力が得られます。

覚え方のポイント
「アンモニア=潜熱が大きい・吐出しガス温度が高い」「R410A=高圧」「二酸化炭素=臨界温度が低くガスクーラ」。
問53-4

同じ温度で比べたとき、飽和圧力が最も高い冷媒はどれか。

  • ①R22
  • ②R410A
  • ③R134a
  • ④R1234yf
答えと解説を見る
正解 ②R410A
解説
R410Aは、同じ温度での飽和圧力がR22の約1.6倍と高い冷媒です。そのため、R410Aの装置は、R22用より高い設計圧力で作られています。

他の選択肢が不適切な理由
・R22:R410Aより飽和圧力は低く、R134aよりは高い冷媒です。
・R134a:比較的飽和圧力の低い冷媒です。
・R1234yf:R134aに近い、比較的低い飽和圧力の冷媒です。

覚え方のポイント
飽和圧力の大小は「R410A > R22 > R134a」の順を覚えておきましょう。R22の装置にR410Aを入れてはいけないのは、このためです。
問63-4

冷媒1kgが蒸発するときに奪う熱(蒸発潜熱)が最も大きい冷媒はどれか。

  • ①R134a
  • ②R410A
  • ③アンモニア
  • ④R32
答えと解説を見る
正解 ③アンモニア
解説
アンモニアの蒸発潜熱は、0℃付近で約1260kJ/kgと非常に大きく、フルオロカーボン冷媒(おおむね200〜320kJ/kg程度)の数倍あります。そのため、同じ冷凍能力を得るのに必要な冷媒循環量が少なくて済みます。

他の選択肢が不適切な理由
・R134a:フルオロカーボン冷媒で、蒸発潜熱はアンモニアの数分の1です。
・R410A:フルオロカーボン冷媒で、蒸発潜熱はアンモニアよりかなり小さい冷媒です。
・R32:フルオロカーボンの中では蒸発潜熱が大きいほうですが、アンモニアには及びません。

覚え方のポイント
「アンモニアは潜熱が大きい=少ない冷媒で多く冷やせる」。大形の冷凍倉庫などで使われる理由の1つです。
問73-4

次の冷媒のうち、地球温暖化係数(GWP)が最も小さいものはどれか。

  • ①R32
  • ②R134a
  • ③R410A
  • ④二酸化炭素
答えと解説を見る
正解 ④二酸化炭素
解説
地球温暖化係数は、二酸化炭素を1として、同じ質量のガスが地球を温める働きを比べた値です。定義上、二酸化炭素のGWPは1で、4つの中で最も小さくなります。

他の選択肢が不適切な理由
・R32:GWPは数百で、R410Aの約3分の1ですが、二酸化炭素よりはずっと大きい値です。
・R134a:GWPは1000を超える冷媒です。
・R410A:GWPは2000前後と大きい冷媒です。

覚え方のポイント
GWPの目安は「二酸化炭素 1 < R32 数百 < R134a 1000台 < R410A 2000前後」。基準が二酸化炭素であることも押さえておきましょう。
問83-4

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷媒の性質について正しいものはどれか。
イ.R32は単成分の冷媒なので、漏れても装置に残った冷媒の組成は変わらない。
ロ.R404A、R407C、R410Aは、いずれも共沸混合冷媒である。
ハ.アンモニアは水によく溶け、その水溶液はアルカリ性を示す。

  • ①イ
  • ②ロ
  • ③イ、ロ
  • ④イ、ハ
答えと解説を見る
正解 ④イ、ハ
解説
冷媒の成分と番号、水との関係を確認する問題です。

各記述の正誤
・イ(正しい):成分が1つだけなので、漏れ方によって組成が変わることはありません。
・ロ(誤り):R400番台は非共沸混合冷媒です。共沸混合冷媒はR500番台です。
・ハ(正しい):漏れの検知に赤色リトマス紙(青変)やフェノールフタレイン紙(赤変)が使われるのは、この性質によります。

覚え方のポイント
「R400番台=非共沸、R500番台=共沸」「アンモニアは水に溶けてアルカリ性」。
問93-4

次の冷媒のうち、オゾン層を破壊する性質(オゾン層破壊係数が0でない)をもつものはどれか。

  • ①R22
  • ②R32
  • ③R134a
  • ④R1234yf
答えと解説を見る
正解 ①R22
解説
R22は、分子に塩素を含むHCFC冷媒で、オゾン層破壊係数は小さいながら0ではありません。そのため、国際的な取り決めにより生産が段階的に廃止されてきました。塩素を含まないHFC・HFOのオゾン層破壊係数は0です。

他の選択肢が不適切な理由
・R32:塩素を含まないHFCで、オゾン層破壊係数は0です。
・R134a:塩素を含まないHFCで、オゾン層破壊係数は0です。
・R1234yf:塩素を含まないHFOで、オゾン層破壊係数は0です。

覚え方のポイント
「塩素(Cl)を含む冷媒がオゾン層を壊す」。HCFCのR22は含み、HFC・HFOは含みません。
問103-4

冷媒の液と冷凍機油を比べたとき、冷媒の液のほうが冷凍機油より軽いものはどれか。

  • ①R134a
  • ②アンモニア
  • ③R410A
  • ④R22
答えと解説を見る
正解 ②アンモニア
解説
アンモニアの液は冷凍機油より軽く、しかも油とほとんど溶け合わないため、受液器や油だめでは油が下に沈みます。アンモニア装置で、油抜きを容器の底から行うのはこのためです。フルオロカーボンの液は一般に油より重く、油とよく溶け合います。

他の選択肢が不適切な理由
・R134a:フルオロカーボン冷媒の液は冷凍機油より重く、容器の下のほうにたまります。
・R410A:フルオロカーボン冷媒の液は冷凍機油より重い液です。
・R22:フルオロカーボン冷媒の液は冷凍機油より重い液です。

覚え方のポイント
「アンモニアの装置では油が下に沈む→底から油抜き」。フルオロカーボンでは液が重く、油は溶け込んで冷媒と一緒に回ります。

第三種冷凍機械責任者試験の対策問題(全470問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。高圧ガス保安協会・経済産業省・都道府県とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】