2026年版・2-4

原理:冷凍能力・動力・成績係数の計算の一問一答

第三種冷凍機械責任者試験「冷凍の原理と冷凍サイクル」から、原理:冷凍能力・動力・成績係数の計算に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は正誤の組合せを選ぶ択一式が中心ですが、ここでは4択で出題しています。

問12-4

冷媒循環量が0.1kg/s、蒸発器出口の比エンタルピーが400kJ/kg、蒸発器入口の比エンタルピーが250kJ/kgの冷凍装置の冷凍能力として、正しいものはどれか。

  • ①15kW
  • ②40kW
  • ③25kW
  • ④65kW
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正解 ①15kW
解説
冷凍能力は、冷媒循環量に冷凍効果(蒸発器出口と入口の比エンタルピー差)を掛けて求めます。

計算の手順
冷凍効果=400-250=150kJ/kg
冷凍能力=0.1kg/s×150kJ/kg=15kJ/s=15kW

他の選択肢が不適切な理由
・40kW:蒸発器出口の比エンタルピーだけを使った値です。
・25kW:蒸発器入口の比エンタルピーだけを使った値です。
・65kW:比エンタルピーを足してしまった値です。

覚え方のポイント
「kg/s×kJ/kg=kJ/s=kW」。単位の掛け算で、答えの単位が冷凍能力のkWになることを確かめると、計算の間違いに気づきやすくなります。
問22-4

冷媒循環量が0.1kg/s、圧縮機の吸込み蒸気の比エンタルピーが400kJ/kg、理論断熱圧縮後の吐出しガスの比エンタルピーが440kJ/kgのとき、理論断熱圧縮動力として正しいものはどれか。

  • ①44kW
  • ②4kW
  • ③40kW
  • ④84kW
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正解 ②4kW
解説
理論断熱圧縮動力は、冷媒循環量に、1kgあたりの圧縮仕事(吐出しと吸込みの比エンタルピー差)を掛けて求めます。

計算の手順
圧縮仕事=440-400=40kJ/kg
理論断熱圧縮動力=0.1kg/s×40kJ/kg=4kW

他の選択肢が不適切な理由
・44kW:吐出しの比エンタルピーだけを使った値です。
・40kW:冷媒循環量を掛け忘れた値です(単位はkJ/kgのままです)。
・84kW:比エンタルピーを足してしまった値です。

覚え方のポイント
「動力=循環量×(吐出し-吸込み)」。冷凍能力の計算と同じ形の掛け算です。
問32-4

蒸発器出口の比エンタルピーが400kJ/kg、蒸発器入口の比エンタルピーが250kJ/kg、理論断熱圧縮後の吐出しガスの比エンタルピーが440kJ/kgの理論冷凍サイクルの成績係数として、正しいものはどれか。

  • ①3.75
  • ②4.75
  • ③0.27
  • ④2.75
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正解 ①3.75
解説
理論冷凍サイクルの成績係数(COP)は、冷凍効果を理論断熱圧縮仕事で割って求めます。

計算の手順
冷凍効果=400-250=150kJ/kg
圧縮仕事=440-400=40kJ/kg
成績係数=150÷40=3.75

他の選択肢が不適切な理由
・4.75:ヒートポンプの成績係数(冷凍のCOP+1)です。
・0.27:分子と分母を逆にした値です。
・2.75:冷凍の成績係数から1を引いてしまった値で、ヒートポンプとの関係(冷凍のCOP+1)を逆にした誤りです。

覚え方のポイント
「COP=冷凍効果÷圧縮仕事」。成績係数が大きいほど、少ない動力で大きな冷凍能力が得られる、効率のよい冷凍装置です。
問42-4

冷媒循環量が0.1kg/s、圧縮機の吐出しガスの比エンタルピーが440kJ/kg、凝縮器出口の冷媒液の比エンタルピーが250kJ/kgのとき、凝縮負荷として正しいものはどれか。

  • ①69kW
  • ②44kW
  • ③25kW
  • ④19kW
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正解 ④19kW
解説
凝縮負荷は、冷媒循環量に、凝縮器の入口(吐出しガス)と出口(冷媒液)の比エンタルピー差を掛けて求めます。

計算の手順
1kgあたりの放熱量=440-250=190kJ/kg
凝縮負荷=0.1kg/s×190kJ/kg=19kW

他の選択肢が不適切な理由
・69kW:比エンタルピーを足してしまった値です。
・44kW:吐出しガスの比エンタルピーだけを使った値です。
・25kW:冷媒液の比エンタルピーだけを使った値です。

覚え方のポイント
この冷凍装置の冷凍能力が15kW、理論動力が4kWなら、凝縮負荷は15+4=19kWとなり、エネルギー保存の関係からも確かめられます。
問52-4

理論断熱圧縮動力が4kW、断熱効率が0.8、機械効率が0.9の往復圧縮機の軸動力として、最も近いものはどれか。

  • ①約2.9kW
  • ②約3.6kW
  • ③約5.6kW
  • ④約4.4kW
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正解 ③約5.6kW
解説
実際の圧縮機は、ガスを圧縮するときの損失(断熱効率)と、摩擦などの機械的な損失(機械効率)があるため、理論断熱圧縮動力より大きな軸動力が必要です。軸動力=理論断熱圧縮動力÷(断熱効率×機械効率)で求めます。

計算の手順
断熱効率×機械効率=0.8×0.9=0.72
軸動力=4÷0.72=約5.56kW

他の選択肢が不適切な理由
・約2.9kW:0.72を掛けてしまった値です。効率で割ると、理論値より大きくなります。
・約3.6kW:機械効率だけを掛けた値です。
・約4.4kW:機械効率だけで割った値です。

覚え方のポイント
「実際の動力は、理論の動力を効率で割る(必ず大きくなる)」。効率は1より小さい値なので、割ると大きくなります。
問62-4

理論冷凍サイクルの成績係数が3.75の冷凍装置で、断熱効率が0.8、機械効率が0.9のとき、実際の冷凍装置の成績係数として最も近いものはどれか。

  • ①約5.2
  • ②約2.7
  • ③約3.0
  • ④約4.8
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正解 ②約2.7
解説
実際の軸動力は理論動力を(断熱効率×機械効率)で割ったものなので、実際の成績係数は、理論の成績係数に断熱効率と機械効率を掛けたものになります。

計算の手順
実際の成績係数=3.75×0.8×0.9
=3.75×0.72=2.7

他の選択肢が不適切な理由
・約5.2:効率で割ってしまった値です。実際の成績係数は理論より小さくなります。
・約3.0:断熱効率だけを掛けた値です。
・約4.8:理論の成績係数に1を加えた値(3.75+1)で、ヒートポンプの成績係数と混同しています。

覚え方のポイント
「実際のCOP=理論のCOP×断熱効率×機械効率」。損失がある分、実際のCOPは理論より必ず小さくなります。
問72-4

圧縮機のピストン押しのけ量が0.02m³/s、体積効率が0.75、吸込み蒸気の比体積が0.1m³/kgのとき、冷媒循環量として正しいものはどれか。

  • ①0.2kg/s
  • ②0.015kg/s
  • ③0.15kg/s
  • ④1.5kg/s
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正解 ③0.15kg/s
解説
圧縮機が実際に吸い込む蒸気の体積は、ピストン押しのけ量に体積効率を掛けたものです。これを吸込み蒸気の比体積(1kgあたりの体積)で割ると、冷媒循環量(1秒あたりの質量)が求められます。

計算の手順
実際の吸込み体積=0.02×0.75=0.015m³/s
冷媒循環量=0.015÷0.1=0.15kg/s

他の選択肢が不適切な理由
・0.2kg/s:体積効率を掛け忘れた値です。
・0.015kg/s:比体積で割り忘れた値(体積のまま)です。
・1.5kg/s:桁を誤った値です。

覚え方のポイント
「冷媒循環量=押しのけ量×体積効率÷比体積」。比体積が大きい(蒸発圧力が低い)ほど、冷媒循環量は小さくなります。
問82-4

圧縮機の吸込み蒸気の比エンタルピーが400kJ/kg、理論断熱圧縮後の吐出しガスの比エンタルピーが440kJ/kg、凝縮器出口の冷媒液の比エンタルピーが250kJ/kgの理論ヒートポンプサイクルの成績係数として、正しいものはどれか。

  • ①4.75
  • ②3.75
  • ③5.75
  • ④0.21
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正解 ①4.75
解説
理論ヒートポンプサイクルの成績係数は、凝縮器で放出する熱量(加熱量)を理論断熱圧縮仕事で割って求めます。

計算の手順
加熱量(1kgあたり)=440-250=190kJ/kg
圧縮仕事=440-400=40kJ/kg
成績係数=190÷40=4.75

他の選択肢が不適切な理由
・3.75:冷凍サイクルとしての成績係数(150÷40)です。
・5.75:ヒートポンプの成績係数(4.75)に、さらに1を足してしまった値です。
・0.21:分子と分母を逆にした値です。

覚え方のポイント
同じ条件なら「ヒートポンプのCOP=冷凍のCOP+1」(3.75+1=4.75)で求めることもできます。
問92-4

冷凍能力が30kW、冷凍効果が150kJ/kgの冷凍装置の冷媒循環量として、正しいものはどれか。

  • ①5kg/s
  • ②0.2kg/s
  • ③4500kg/s
  • ④0.02kg/s
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正解 ②0.2kg/s
解説
冷凍能力=冷媒循環量×冷凍効果なので、冷媒循環量=冷凍能力÷冷凍効果で求めます。

計算の手順
冷媒循環量=30kW÷150kJ/kg
=30kJ/s÷150kJ/kg=0.2kg/s

他の選択肢が不適切な理由
・5kg/s:分子と分母を逆にした値です。
・4500kg/s:掛け算をしてしまった値です。
・0.02kg/s:桁を誤った値です。

覚え方のポイント
冷凍能力・冷媒循環量・冷凍効果の3つは、どれか2つが分かれば残り1つが求められます。式を1つ覚えて、割り算に変形できるようにしておきましょう。
問102-4

冷凍能力38.6kWを日本冷凍トンで表したものとして、最も近いものはどれか。ただし、1日本冷凍トンは3.86kWとする。

  • ①約149冷凍トン
  • ②約3.9冷凍トン
  • ③約1冷凍トン
  • ④約10冷凍トン
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正解 ④約10冷凍トン
解説
1日本冷凍トンは約3.86kWなので、kWで表した冷凍能力を3.86で割ると日本冷凍トンになります。

計算の手順
38.6÷3.86=10(冷凍トン)

他の選択肢が不適切な理由
・約149冷凍トン:3.86を掛けてしまった値です。
・約3.9冷凍トン:1冷凍トンの値と混同した値です。
・約1冷凍トン:桁を誤った値です。

覚え方のポイント
日本冷凍トンは、実際の冷却能力を表す単位です。高圧ガス保安法の「1日の冷凍能力(トン)」は、冷凍保安規則の算定基準(R=V/Cなど)で計算する法令上の値で、日本冷凍トンと同じ「トン」という言葉を使いますが、求め方が別です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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