2026年版・2-2

生命保険の仕組みと商品の一問一答

FP3級「リスク管理」から、生命保険の仕組みと商品に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-2

定期保険の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①定期保険は保険期間があらかじめ一生涯にわたると定められており、途中で保険期間が終了することはない。
  • ②定期保険は満期保険金があり、保険期間満了時に死亡保険金と同額の満期保険金を受け取れる仕組みである。
  • ③定期保険は一定期間内に死亡した場合に死亡保険金が支払われ、満期保険金はない掛け捨て型の保険である。
  • ④定期保険は、更新型であっても、更新のたびに保険料が契約当初と同じ水準に据え置かれる仕組みになっている。
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正解 ③定期保険は一定期間内に死亡した場合に死亡保険金が支払われ、満期保険金はない掛け捨て型の保険である。
解説
定期保険は、あらかじめ定めた一定の保険期間内に被保険者が死亡した場合に死亡保険金が支払われる保障です。満期保険金はなく、保険期間満了時に生存していても何も支払われない掛け捨て型が基本であるため、同じ保障額であれば終身保険や養老保険に比べて保険料が割安になる傾向があります。

他の選択肢が不適切な理由
定期保険は一生涯ではなく、あらかじめ定めた一定の保険期間に限られた保障です。満期保険金は定期保険にはなく、これは養老保険の特徴です。保険料は契約時に定めた期間中は原則として一定です。ただし更新型の定期保険は、更新のたびにその時点の年齢等に基づいて保険料が再計算されるため、一般に更新後の保険料は更新前より高くなり、契約当初と同じ水準に据え置かれるわけではありません。
問22-2

終身保険の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①終身保険は保険期間があらかじめ10年や20年などに限定されており、期間満了後は保障がなくなる。
  • ②終身保険には満期保険金があり、満期時には死亡保険金とは別に高額な満期保険金が支払われる仕組みである。
  • ③終身保険は、保険料の払込みを終えるまで死亡保障がなく、払込み完了後に保障が開始される保険である。
  • ④終身保険は保障が一生涯続く保険であり、解約返戻金があるため貯蓄性を持ち、保険料は割高な傾向がある。
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正解 ④終身保険は保障が一生涯続く保険であり、解約返戻金があるため貯蓄性を持ち、保険料は割高な傾向がある。
解説
終身保険は、保険期間が一生涯続く死亡保障の保険です。解約返戻金があるため貯蓄性を持ち、同じ死亡保障額であれば掛け捨て型の定期保険に比べて保険料は割高になる傾向があります。

他の選択肢が不適切な理由
終身保険は保険期間が一生涯続くものであり、10年や20年で保障がなくなることはありません(一定期間で保険料の払込みが終わる有期払込みの終身保険はありますが、保障自体は一生涯続きます)。終身保険に満期保険金という概念はなく、これは養老保険の特徴です。終身保険は、保険料払込期間の途中であっても契約時点から死亡保障が続いており、保険料の払込みを終えるまで保障が開始されないというのは誤りです。終身保険は貯蓄性を持ち、解約返戻金が発生する仕組みです。
問32-2

養老保険の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①養老保険は、保険期間内の死亡による死亡保険金と、満期時に受け取る満期保険金が同額に設定されている。
  • ②養老保険は、保険期間内に死亡しても死亡保険金は一切支払われず、満期保険金のみが受け取れる保険である。
  • ③養老保険は、満期時に受け取る満期保険金が、払い込んだ保険料の合計額と必ず同額になる仕組みである。
  • ④養老保険は、同額の死亡保障を定期保険で準備する場合と比べて、保険料が割安になる傾向がある保険である。
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正解 ①養老保険は、保険期間内の死亡による死亡保険金と、満期時に受け取る満期保険金が同額に設定されている。
解説
養老保険は、保険期間内に被保険者が死亡した場合の死亡保険金と、保険期間満了まで生存した場合の満期保険金が同額に設定されている保険です。死亡保障と貯蓄機能をあわせ持つため、貯蓄性が高く、保険料は定期保険や終身保険に比べて割高になる傾向があります。

他の選択肢が不適切な理由
養老保険は死亡時にも満期時と同額の死亡保険金が支払われる保険であり、死亡保険金が一切支払われないというのは誤りです。満期保険金の額は契約時に定めた死亡保険金額と同額であり、予定利率等の予定基礎率をもとに算定されるものであって、払込保険料の合計額と必ず一致するとは限りません。また、養老保険は死亡保障に加えて貯蓄機能を持つ分、同額の死亡保障を掛け捨て型の定期保険で準備する場合に比べて保険料は割高になる傾向があり、割安になるわけではありません。
問42-2

定期保険特約付終身保険の仕組みに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①定期保険特約付終身保険は、定期保険を主契約とし、これに一生涯続く終身保険特約を付加した保険である。
  • ②定期保険特約付終身保険は、終身保険を主契約とし、定期保険特約を付加して死亡保障を厚くする保険である。
  • ③定期保険特約付終身保険は、更新のたびに保険料が若い頃の水準のまま変わらない仕組みになっている保険である。
  • ④定期保険特約付終身保険には終身保険部分が含まれておらず、定期保険のみで構成されている保険である。
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正解 ②定期保険特約付終身保険は、終身保険を主契約とし、定期保険特約を付加して死亡保障を厚くする保険である。
解説
定期保険特約付終身保険は、一生涯保障が続く終身保険を主契約とし、これに一定期間の死亡保障を上乗せする定期保険特約を付加した保険です。働き盛りの期間などに死亡保障を厚くしたい場合に利用されます。定期保険特約には、保険期間満了時に同条件で更新できる更新型があり、更新の都度、その時点の年齢で保険料が再計算されるため、一般に更新のたびに保険料は上昇します。

他の選択肢が不適切な理由
主契約は終身保険であり、定期保険を主契約として終身保険特約を付加する仕組みではありません。更新型の定期保険特約は更新時の年齢で保険料が再計算されるため、若い頃の保険料のまま据え置かれることはありません。定期保険特約付終身保険には、名称のとおり終身保険部分(主契約)が含まれています。
問52-2

収入保障保険の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①収入保障保険は、死亡した時期にかかわらず、受け取れる保険金の受取総額は常に一定になる仕組みである。
  • ②収入保障保険は、死亡保険金を必ず一時金でのみ受け取ることができ、年金形式では受け取れない保険である。
  • ③収入保障保険は、死亡時期が保険期間の始めに近いほど、年金の受取総額が多くなる仕組みの保険である。
  • ④収入保障保険は、死亡した時期が保険期間の終わりに近いほど、受取総額が多くなる仕組みの保険である。
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正解 ③収入保障保険は、死亡時期が保険期間の始めに近いほど、年金の受取総額が多くなる仕組みの保険である。
解説
収入保障保険は、被保険者が死亡した場合に、保険期間満了まで年金形式で死亡保険金(年金)を受け取れる保険です。死亡した時期が保険期間の開始に近いほど年金を受け取る期間が長くなるため受取総額は多くなり、保険期間の終わりに近づくほど受取総額は少なくなる仕組みです。一般に一時金で受け取ることも選択できますが、その場合は年金形式で受け取るよりも受取総額が少なくなります。

他の選択肢が不適切な理由
受取総額は死亡した時期によって変動し、常に一定ではありません。多くの収入保障保険では年金形式に加えて一時金での受け取りも選択できます。受取総額が多くなるのは死亡時期が保険期間の終わりではなく始めに近いときです。
問62-2

変額保険の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①変額保険は、運用実績にかかわらず、解約返戻金と満期保険金の額があらかじめ確定している仕組みの保険である。
  • ②変額保険は、死亡保険金についても最低保証がなく、運用実績次第では死亡保険金がゼロになることがある保険である。
  • ③変額保険は、一般勘定でのみ資産を運用しており、特別勘定という仕組みは用いられていない保険である。
  • ④変額保険は、特別勘定の運用実績で解約返戻金や満期保険金の額が変動するが、死亡保険金には最低保証がある。
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正解 ④変額保険は、特別勘定の運用実績で解約返戻金や満期保険金の額が変動するが、死亡保険金には最低保証がある。
解説
変額保険は、契約者が支払った保険料の一部を株式や債券等で運用する特別勘定で管理し、その運用実績に応じて解約返戻金や満期保険金(有期型の場合)の額が変動する保険です。一方で、死亡保険金には契約時に定めた基本保険金額の最低保証があり、運用実績が悪くても基本保険金額を下回ることはありません。

他の選択肢が不適切な理由
変額保険は運用実績によって解約返戻金や満期保険金の額が変動する保険であり、あらかじめ確定しているわけではありません。死亡保険金には基本保険金額の最低保証があり、運用実績次第でゼロになることはありません。変額保険は特別勘定を用いて運用する点が大きな特徴であり、一般勘定のみで運用されるわけではありません。
問72-2

個人年金保険の種類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①確定年金は、被保険者の生死にかかわらず、契約で定めた一定期間、年金を受け取ることができる保険である。
  • ②終身年金は、あらかじめ定めた一定期間内に被保険者が死亡すると、その時点で年金の支払いが打ち切られる。
  • ③有期年金は、被保険者が生存している限り、保険期間の定めなく一生涯にわたって年金を受け取れる保険である。
  • ④確定年金は、被保険者が年金受取開始前に死亡した場合、遺族はいかなる給付も受け取ることができない。
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正解 ①確定年金は、被保険者の生死にかかわらず、契約で定めた一定期間、年金を受け取ることができる保険である。
解説
確定年金は、被保険者の生死にかかわらず、契約であらかじめ定めた一定期間(10年間等)にわたって年金を受け取ることができるタイプの個人年金保険です。被保険者が年金受取期間中に死亡した場合でも、残りの期間分の年金または一時金が遺族に支払われます。

他の選択肢が不適切な理由
終身年金は被保険者が生存している限り一生涯年金を受け取れる仕組みで、死亡により支払いが打ち切られるのは有期年金の特徴です。有期年金は生存を条件に一定期間だけ年金を受け取れる仕組みであり、一生涯にわたるものではありません。確定年金は年金受取開始前に被保険者が死亡した場合でも、通常、既払込保険料相当額等の死亡給付金が遺族に支払われます。
問82-2

生命保険の保険料算定の基礎となる考え方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①大数の法則とは、少数の事例を集めるほど発生確率の予測精度が高まるという考え方のことをいう。
  • ②収支相等の原則とは、契約者全体が支払う保険料総額と保険金等の総額が等しくなるよう算定する考え方である。
  • ③収支相等の原則とは、個々の契約者が支払う保険料と受け取る保険金が必ず一致するという考え方のことである。
  • ④大数の法則とは、保険会社が支払う保険金の総額を保険料の総額より多く設定するという考え方のことである。
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正解 ②収支相等の原則とは、契約者全体が支払う保険料総額と保険金等の総額が等しくなるよう算定する考え方である。
解説
収支相等の原則とは、契約者全体が支払う保険料の総額と運用収益の合計が、保険会社が支払う保険金・給付金等の総額と等しくなるように保険料を算定する考え方です。大数の法則(多数の事例を観察するほど、事象の発生確率が一定の値に近づいていくという法則)とあわせて、生命保険の保険料算定の基礎となっています。

他の選択肢が不適切な理由
大数の法則は少数ではなく多数の事例を集めるほど予測精度が高まるという考え方です。収支相等の原則は契約者全体の保険料総額と保険金総額が等しくなることを意味し、個々の契約者ごとの一致を意味するものではありません。保険料は保険金総額と等しくなるように算定されるものであり、保険金総額を保険料総額より必ず多く設定するものではありません。
問92-2

生命保険の保険料の構成に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①生命保険の保険料は、純保険料のみで構成されており、保険会社の事業運営費用は保険料に含まれない仕組みである。
  • ②生命保険の保険料は、付加保険料のみで構成されており、将来の保険金の財源は保険料以外から賄われる仕組みである。
  • ③生命保険の保険料は、将来の保険金の財源となる純保険料と、事業運営の経費の財源となる付加保険料で構成される。
  • ④生命保険の保険料は、契約者が任意に決める金額であり、純保険料や付加保険料という区分は存在しない仕組みである。
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正解 ③生命保険の保険料は、将来の保険金の財源となる純保険料と、事業運営の経費の財源となる付加保険料で構成される。
解説
生命保険の保険料は、将来の保険金や給付金の支払いに充てる財源となる純保険料と、保険会社が事業を運営していくために必要な人件費や物件費等の経費に充てる付加保険料の2つで構成されています。純保険料は予定死亡率と予定利率に基づいて、付加保険料は予定事業費率に基づいて計算されます。

他の選択肢が不適切な理由
保険料には保険会社の事業運営費用に充てる付加保険料も含まれており、純保険料のみで構成されているわけではありません。逆に将来の保険金の財源となる純保険料も保険料の重要な構成要素です。保険料は予定死亡率・予定利率・予定事業費率という予定基礎率に基づいて算定されるものであり、契約者が任意に決められるものではありません。
問102-2

生命保険の保険料算定に用いられる予定基礎率に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①予定死亡率を高く設定すると、死亡保険金の支払いに備える財源が減るため、保険料は割安になる傾向がある。
  • ②予定事業費率を低く設定すると、保険会社が見込む事業運営費用の割合が高まるため、保険料は割高になる傾向がある。
  • ③予定利率を高く設定すると、保険会社が見込む運用収益が減るため、その分保険料は割高になる傾向がある。
  • ④予定利率を高く設定すると、保険会社が見込む運用収益が増えるため、その分保険料は割安になる傾向がある。
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正解 ④予定利率を高く設定すると、保険会社が見込む運用収益が増えるため、その分保険料は割安になる傾向がある。
解説
予定利率とは、保険会社が保険料の一部を運用する際に見込む運用収益の割合です。予定利率を高く設定すると、保険会社があらかじめ見込む運用収益が多くなるため、その分だけ契約者が支払う保険料は割安になる傾向があります。逆に予定利率を低く設定すると保険料は割高になります。

他の選択肢が不適切な理由
予定死亡率を高く設定すると死亡保険金の支払いに備える財源をより多く準備する必要があるため、保険料は割高になる傾向があります(割安になるという記述が誤りです)。予定事業費率を低く設定すると、保険会社が見込む事業運営費用の割合は低くなるため、その分付加保険料は割安になる傾向があり、割高になるというのは誤りです。予定利率を高く設定した場合、保険料は割高ではなく割安になる傾向があります。

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