2026年版・4-7

実地:用途と性状から物質を特定するの一問一答

毒物劇物取扱者試験「実地(毒物及び劇物の識別及び取扱方法)」から、実地:用途と性状から物質を特定するに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の出題形式は都道府県によって異なりますが、ここでは4択で出題しています。

問14-7

次の用途と性状をすべて満たす物質はどれか。「ガラスの主成分である二酸化ケイ素と反応してガラスを溶かすため、ガラスの目盛り付けやくもりガラスの加工に用いられる。無色またはわずかに着色した透明の液体で、特有の刺激臭があり、濃厚なものは空気中で白煙を生じる。ガラス製ではなく、ポリエチレン製などの容器に貯蔵する。」

  • ①塩酸
  • ②弗化水素酸
  • ③硝酸
  • ④硫酸
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正解 ②弗化水素酸
解説
塩酸・硝酸・硫酸などの身近な酸と違い、弗化水素酸(弗化水素の水溶液)はガラスを溶かします。ガラスの主成分の二酸化ケイ素は、弗化水素と反応してヘキサフルオロケイ酸という水に溶ける物質になるため、ガラスの表面を削ったり曇らせたりできます。この性質があるので、弗化水素酸をガラスびんに入れておくと容器そのものが侵されてしまい、ポリエチレン製などの容器に貯蔵します。応急措置の基準では、無色又はわずかに着色した透明の液体で特有の刺激臭があり、不燃性で、濃厚なものは空気中で白煙を生じるとされています。弗化水素とこれを含有する製剤は、劇物ではなく毒物です。

他の選択肢が不適切な理由
・塩酸:濃いものは白煙(塩化水素と空気中の水分による霧)を生じますが、ガラスを溶かさないのでガラスびんに貯蔵できます。
・硝酸:光で分解しやすいので褐色のガラスびんに貯蔵します。ガラスは侵しません。
・硫酸:ガラスを溶かさず、白煙も生じにくい不揮発性の酸です。

覚え方のポイント
「ガラスを溶かす=弗化水素酸」「だからガラスびんに入れない」という因果で覚えます。皮膚に触れると内部まで浸透腐食し、1〜2%の低濃度でも、付着した直後には異常がなく数時間後に痛みだすことがある点も、弗化水素酸の特徴としてよく問われます(応急措置の基準)。塩酸・硝酸・硫酸は、いずれもガラス容器で貯蔵できる酸です。
問24-7

次の用途と性状をすべて満たす物質はどれか。「無色の揮発性の液体で、水より重く、水に溶けにくい。引火点が約−30℃、発火点が約100℃ときわめて低く、蒸気が高温の物体に触れただけで発火することがある。硫黄をよく溶かす溶剤であり、再生繊維であるビスコースレーヨンの製造にも用いられる。」

  • ①二硫化炭素
  • ②クロロホルム
  • ③四塩化炭素
  • ④トルエン
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正解 ①二硫化炭素
解説
二硫化炭素(化学式CS2)は、無色の揮発性の液体で水より重く、水に溶けにくい劇物です。廃棄の方法に関する基準の注意書きには、沸点が46.2℃と低く蒸発しやすいこと、引火点が−30℃、発火点が100℃と発火しやすく、爆発範囲も広いことが示されています。発火点が100℃ということは、火を近づけなくても、蒸気が熱い配管や電球に触れるだけで燃え出すおそれがあるということです。硫黄などをよく溶かすので溶剤として使われ、高校化学ではセルロースからビスコースレーヨンをつくる工程で登場します。

他の選択肢が不適切な理由
・クロロホルム:水より重く水に溶けにくい点は共通ですが、不燃性です。引火点・発火点がきわめて低いという記述に合いません。
・四塩化炭素:これも水より重い不燃性の液体で、火気で燃え上がることはありません。
・トルエン:引火しやすい液体ですが、水より軽く、水に浮きます。

覚え方のポイント
この問題の選択肢のうち、水より重いのはクロロホルム・四塩化炭素・二硫化炭素で、燃えるのは二硫化炭素だけです。「重いのに燃えやすい=二硫化炭素」「重くて燃えない=塩素を含むクロロホルム・四塩化炭素」と、塩素の有無で区別すると覚えやすくなります。
問34-7

次の用途と性状をすべて満たす物質はどれか。「無色透明の液体で弱い刺激臭があり、引火点が約0℃ときわめて引火しやすい。蒸気は空気より重く、水にはある程度溶ける。付加重合させた高分子がアクリル繊維の主成分となるため、合成繊維や合成ゴムの原料として用いられる。空気や光にさらされると重合しやすいので、運搬時には重合防止剤が加えられている。」

  • ①アクロレイン
  • ②酢酸エチル
  • ③メチルエチルケトン
  • ④アクリルニトリル
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正解 ④アクリルニトリル
解説
アクリルニトリル(アクリロニトリル、CH2=CHCN)は、応急措置の基準で「無色透明の液体で弱い刺激臭がある。極めて引火し易い(引火点0℃)」とされる劇物です。蒸気は空気より重く、水には20℃で100 gに7.3 g溶けます。分子の中に炭素どうしの二重結合をもつため、次々とつながる付加重合を起こし、できたポリアクリロニトリルがアクリル繊維の主成分になります。ブタジエンと共重合させた合成ゴム(アクリロニトリル-ブタジエンゴム)の原料にもなります。応急措置の基準の注意事項には、空気や光にさらされると容易に重合する性質があり、運搬時には重合防止剤が添加されていると書かれています。

他の選択肢が不適切な理由
・アクロレイン:刺激臭の強い引火性の液体ですが、アルデヒドであり、アクリル繊維の原料ではありません。
・酢酸エチル:果実のような芳香をもつ引火性の液体で、主に溶剤として使われます。
・メチルエチルケトン:アセトンに似たにおいの溶剤で、繊維の原料ではありません。

覚え方のポイント
名前の「アクリル」+「ニトリル(シアノ基 −CN)」がそのまま「アクリル繊維の原料」を表しています。応急措置の基準で、保護具に「有機ガス用又は青酸用防毒マスク」が挙げられている点もあわせて覚えましょう。
問44-7

次の用途と性状をすべて満たす物質はどれか。「黄色の無臭の結晶で、フェノールを濃硝酸と濃硫酸でニトロ化すると得られる。急な加熱や衝撃で爆発することがあり、その金属塩はさらに衝撃に敏感になる。かつて爆薬や黄色の染料に用いられた。安全のため水を含ませた状態で保管し、飛散したものを回収するときは金属製の用具を使わない。」

  • ①蓚酸
  • ②塩素酸カリウム
  • ③ピクリン酸
  • ④重クロム酸カリウム
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正解 ③ピクリン酸
解説
ピクリン酸は2,4,6-トリニトロフェノールのことで、フェノールのベンゼン環に3つのニトロ基を導入して得られます。応急措置の基準では「黄無色ないし黄色の無臭の結晶。急熱や衝撃により爆発することがある」とされ、金属塩類はさらに衝撃等に敏感になること、通常は安全のため15%以上の水を含有させることが示されています。また、飛散したものを回収する際は、乾燥しないよう水を散布しながら行い、用具や容器には金属製のものを使用してはならないとされています。法令上は「ピクリン酸。ただし、爆発薬を除く。」が劇物で、施行令第32条の3により、業務その他正当な理由がなければ所持できない物(法3条の4)にも当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・蓚酸:無色の結晶で、爆発性はありません。還元剤としてはたらき、漂白などに使われます。
・塩素酸カリウム:無色の結晶の強い酸化剤で、可燃物と混ざると爆発しますが、黄色ではなく、フェノールからはつくりません。
・重クロム酸カリウム:橙赤色の結晶の酸化剤で、爆発性の物質ではありません。

覚え方のポイント
「ピクリン酸=黄色・爆発・金属と相性が悪い」の3点セットで覚えます。皮膚に付くと黄色く染まることも特徴です。ナトリウム・塩素酸塩類・亜塩素酸ナトリウムと並んで、法3条の4の「正当な理由なく所持してはならない物」の一つである点も、法規の問題と結びつけて押さえておきましょう。
問54-7

次の用途と性状をすべて満たす物質はどれか。「無色または褐色の油状の液体で特異臭があり、水より少し重い。空気中で酸化されて褐色に変わりやすい。さらし粉水溶液を加えると赤紫色を呈する。ニトロベンゼンを還元して得られ、染料や医薬品の原料として用いられる。」

  • ①アニリン
  • ②フェノール
  • ③ニトロベンゼン
  • ④キシレン
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正解 ①アニリン
解説
アニリン(C6H5NH2)は、ベンゼン環にアミノ基が結合した芳香族アミンの劇物です。応急措置の基準では「無色又は褐色の油状の液体で特異臭がある」とされ、比重は1.022と水よりわずかに重く、水にやや溶けやすい(25℃で100 gに3.5 g)物質です。空気中で徐々に酸化されて褐色に変わるので、古いものほど色が付いています。さらし粉水溶液で赤紫色になる反応は、高校化学でもアニリンの検出法として扱われます。工業的にはニトロベンゼンを還元してつくられ、アゾ染料などの染料や医薬品の原料になります。吸入や皮膚からの吸収で、皮膚や粘膜が青黒くなるチアノーゼを起こすことも特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
・フェノール:常温では無色の結晶で、検出には塩化鉄(III)水溶液(紫色)を使います。
・ニトロベンゼン:淡黄色または褐色の油状液体で特有のにおいがあり、アニリンの原料になる側の物質です。
・キシレン:芳香のある液体で、水より軽く、さらし粉では呈色しません。

覚え方のポイント
「ニトロベンゼン →(還元)→ アニリン →(ジアゾ化・カップリング)→ 染料」という流れで覚えると、原料と製品の関係を取り違えません。検出反応は「アニリン=さらし粉で赤紫」「フェノール=塩化鉄(III)で紫」と対にして整理しましょう。
問64-7

次の用途と性状をすべて満たす物質はどれか。「無色の粘り気のある液体で、濃いものは密度が大きく揮発しにくい。濃いものは吸湿性が強く、有機物から水素と酸素を水の形で奪って炭化させる。水で薄めるときは多量の熱を発生する。気体の乾燥剤や、鉛蓄電池の電解液として用いられる。」

  • ①硝酸
  • ②硫酸
  • ③塩酸
  • ④過酸化水素水
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正解 ②硫酸
解説
この記述は硫酸(H2SO4)です。濃硫酸は無色で粘り気のある、密度の大きい(約1.8 g/cm3)不揮発性の液体です。吸湿性が強いので気体の乾燥剤に使われ、さらに有機物から水素と酸素を水の形で引き抜く脱水作用があるため、砂糖や紙を黒く炭化させます。水と混ざると大きな熱を出すので、薄めるときは必ず水の中に濃硫酸を少しずつ加えます。希硫酸は鉛蓄電池の電解液として使われ、放電すると硫酸が消費されて濃度が下がります。なお、指定令により硫酸10%以下を含有する製剤は劇物から除かれます。

他の選択肢が不適切な理由
・硝酸:揮発性があり、光で分解して黄色を帯びる酸です。強い酸化作用をもちますが、鉛蓄電池には使いません。
・塩酸:塩化水素の水溶液で揮発性があり、濃いものは白煙を生じます。粘り気や脱水作用はありません。
・過酸化水素水:消毒や漂白に使われる酸化剤で、水と混ぜても激しく発熱しません。

覚え方のポイント
濃硫酸の性質は「不揮発性・吸湿性・脱水作用・希釈熱」の4つです。乾燥剤として使えるのは吸湿性があるからですが、塩基性のアンモニアは硫酸と反応してしまうので乾燥できません。「酸性・中性の気体の乾燥には使える、アンモニアには使えない」までセットで覚えましょう。
問74-7

次の物質と主な用途の対応として、誤っているものはどれか。

  • ①フェノール:フェノール樹脂の原料
  • ②ニトロベンゼン:アニリンの原料
  • ③アンモニア:硝酸の原料
  • ④弗化水素酸:鉛蓄電池の電解液
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正解 ④弗化水素酸:鉛蓄電池の電解液
解説
鉛蓄電池の電解液に使われるのは希硫酸です。鉛蓄電池は、負極の鉛と正極の酸化鉛(IV)がどちらも硫酸と反応して硫酸鉛(II)に変わることで電流を取り出す電池なので、電解液は硫酸でなければなりません。弗化水素酸はガラスを溶かす性質を生かして、ガラスの目盛り付けやくもりガラスの加工などに使われる毒物です。したがって「弗化水素酸:鉛蓄電池の電解液」が誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
・フェノール:ホルムアルデヒドと付加縮合させるとフェノール樹脂(ベークライト)になるので、正しい対応です。フェノールを含有する製剤は、5%以下のものを除き劇物です。
・ニトロベンゼン:スズと塩酸などで還元するとアニリンが得られるので、正しい対応です。
・アンモニア:オストワルト法でアンモニアを酸化して一酸化窒素・二酸化窒素を経て硝酸をつくるので、正しい対応です。アンモニアは窒素肥料の原料でもあります。

覚え方のポイント
用途の問題は「その物質の一番の特徴が用途を決める」と考えると整理できます。ガラスを溶かす→ガラス加工(弗化水素酸)、還元するとアニリン→アニリンの原料(ニトロベンゼン)、酸化すると硝酸→硝酸の原料(アンモニア)という具合です。電池の電解液という用途は、硫酸と結びつけて覚えましょう。
問84-7

物質の用途に関する次の記述a〜dのうち、正しいものの組合せを選びなさい。
a 濃硫酸は吸湿性が強いので、アンモニアの乾燥剤に適している。
b 塩素は、上水道の殺菌やパルプの漂白に用いられる。
c ホルマリンは、生物標本の保存(防腐)や消毒に用いられる。
d 過酸化水素水は、ガラスを溶かすのでガラスの目盛り付けに用いられる。

  • ①a、b
  • ②a、d
  • ③b、c
  • ④c、d
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正解 ③b、c
解説
正しいのはbとcです。塩素は水に溶けると次亜塩素酸を生じ、その強い酸化作用で細菌を殺し、色素を分解するため、水道水の殺菌やパルプの漂白に用いられます。ホルマリン(ホルムアルデヒドの水溶液)はタンパク質を固めて変質を防ぐので、生物標本の保存や消毒に使われます。ホルムアルデヒドを含有する製剤は、1%以下のものを除き劇物です。

各記述の正誤
・a 誤り:濃硫酸は乾燥剤として使えますが、酸性の液体なので、塩基性の気体であるアンモニアとは反応して硫酸アンモニウムになってしまいます。アンモニアの乾燥には、ソーダ石灰などの塩基性の乾燥剤を使います。
・b 正しい:上水道の殺菌、パルプや繊維の漂白は塩素の代表的な用途です。
・c 正しい:ホルマリンの防腐・消毒の用途です。
・d 誤り:ガラスを溶かしてガラスの目盛り付けに使われるのは弗化水素酸です。過酸化水素水はガラスを溶かさず、消毒や漂白に使われます。

覚え方のポイント
乾燥剤は「酸性の乾燥剤で塩基性の気体を乾かさない」「塩基性の乾燥剤で酸性の気体を乾かさない」が原則です。漂白・殺菌に使われる塩素・過酸化水素・次亜塩素酸塩は、いずれも酸化作用で色素や細菌を壊すという共通点があります。一方、ホルマリンの防腐は酸化ではなくタンパク質を固める作用による、と区別しておきましょう。
問94-7

塩素酸カリウムの性状と用途に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①有機物と混ぜても、加熱しなければ爆発しない
  • ②無色無臭の結晶で、強い酸化剤としてはたらく
  • ③加熱すると分解し、酸素を放出する性質がある
  • ④強酸と作用して、爆発性の二酸化塩素を放出する
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正解 ①有機物と混ぜても、加熱しなければ爆発しない
解説
応急措置の基準では、塩素酸カリウムは「無色無臭の結晶。強い酸化剤で、有機物、イオウ、金属粉等の可燃物が混在すると、加熱、摩擦又は衝撃により爆発する」とされています。つまり加熱だけでなく、こすれたり衝撃を受けたりしただけでも爆発するおそれがあるので、「加熱しなければ爆発しない」は誤りです。可燃物と一緒に保管しないこと、衣服に付くと燃えやすくなることにも注意が必要です。塩素酸塩類は劇物で、35%以上を含有するものは施行令第32条の3により、正当な理由なく所持してはならない物に当たります。

他の選択肢が不適切な理由
・無色無臭の結晶で強い酸化剤:基準の性状のとおりで、正しい記述です。
・加熱すると酸素を放出:正しい記述です。高校化学では、二酸化マンガンを触媒として加熱し、実験室で酸素をつくる方法として登場します。マッチの頭薬などにも利用されてきました。
・強酸と作用して二酸化塩素を放出:基準に「強酸と作用して爆発性で有害な二酸化塩素を放出する」とあり、正しい記述です。

覚え方のポイント
塩素酸塩は「酸素をたくさん抱えた物質」と考えます。そこへ燃える物(有機物・硫黄・金属粉)が加わると、きっかけ(熱・摩擦・衝撃)一つで爆発します。「酸素源+燃料+きっかけ」の3つがそろうと危ない、と整理すると、混触の問題にも応用できます。
問104-7

物質の性状と用途に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①酢酸エチルは果実のような芳香があり、溶剤や香料に使われる
  • ②アクリルニトリルは縮合重合によって、ナイロンの原料になる
  • ③四アルキル鉛を含有する製剤は、ガソリンへの混入に用いられる
  • ④硝酸銀水溶液は、塩化物イオンの検出に用いられることがある
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正解 ②アクリルニトリルは縮合重合によって、ナイロンの原料になる
解説
アクリルニトリルは分子中の炭素どうしの二重結合が開いてつながる「付加重合」によって高分子になり、アクリル繊維の主成分になります。ナイロンは、ジアミンとジカルボン酸などが水を失いながらつながる「縮合重合」でつくる別の合成繊維で、アクリルニトリルは原料ではありません。したがってこの記述が誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
・酢酸エチル:エステルは果実のような香りをもつものが多く、酢酸エチルは溶剤や香料に使われます。正しい記述です。
・四アルキル鉛:施行令第1条で、四アルキル鉛を含有する製剤の使用者は石油精製業者、用途は「ガソリンへの混入」と定められています。ノッキング(異常燃焼)を防ぐアンチノック剤としての用途で、正しい記述です。
・硝酸銀水溶液:塩化物イオンと反応して白色の塩化銀の沈殿を生じるので、塩化物イオンの検出に使われます。正しい記述です。

覚え方のポイント
高分子の原料は「二重結合をもつ単量体→付加重合(アクリル繊維・ポリエチレンなど)」「官能基を2つもつ単量体→縮合重合(ナイロン・ポリエステルなど)」と分けて覚えます。四アルキル鉛の用途のように、特定毒物の使用者と用途は施行令で決められているので、法規の問題としても出題されます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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