パラコート(パラコートジクロリド)の性質と用途に関する記述として、正しいものはどれか。
- ①無色の結晶で水によく溶け、除草剤に用いられる
- ②水に溶けにくい油状液体で、殺鼠剤に用いられる
- ③黄色の結晶で、土壌くん蒸剤として用いられる
- ④刺激臭の強い気体で、殺虫剤として用いられる
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パラコート(1・1′―ジメチル―4・4′―ジピリジニウムヒドロキシドとその塩類)は、毒物及び劇物指定令第1条で毒物に指定され、施行規則別表第一の農業用品目にも毒物として掲げられています。パラコートジクロリドは無色の吸湿性の結晶で、水によく溶けます(20℃で100mLに約62g)。緑色の植物体に触れた部分を枯らす除草剤として使われてきました。誤って飲むと数日たってから肺線維症(肺が硬くなり呼吸ができなくなる状態)が進行し、救命が非常に難しいことで知られています。
他の選択肢が不適切な理由
・水に溶けにくい油状液体で殺鼠剤:パラコートは水によく溶ける結晶で、用途は除草剤です。
・黄色の結晶で土壌くん蒸剤:土壌くん蒸剤はクロルピクリンや臭化メチルなどの揮発しやすい物質です。
・刺激臭の強い気体で殺虫剤:パラコートは常温で固体(結晶)で、殺虫剤ではありません。
覚え方のポイント
ビピリジニウム系の除草剤は2つあり、パラコートは毒物、ジクワットは劇物です。どちらも「水に溶けやすい結晶・除草剤」ですが、区分が違う点が頻出です。パラコートは「遅れて出る肺線維症」とセットで覚えましょう。