NAC(カルバリル)に関する記述として、正しいものはどれか。
- ①5%を超えて含む製剤は劇物で、殺虫剤に用いられる
- ②濃度にかかわらず毒物で、除草剤に用いられている
- ③2%を超えて含む製剤は劇物で、殺鼠剤に用いられる
- ④有機燐系の化合物で、土壌くん蒸剤に用いられている
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NAC(カルバリル)の化学名はN-メチル-1-ナフチルカルバメートで、法別表第二に掲げられた劇物です。それを含む製剤は、指定令第2条で「N-メチル-1-ナフチルカルバメート5%以下を含有するものを除く」とされているので、5%を超えて含む製剤が劇物です。職場のあんぜんサイトのモデルSDSでは、用途は農薬(殺虫剤)とされています。化学名に「カルバメート」とあるとおり、カーバメート系の殺虫剤です。
他の選択肢が不適切な理由
・濃度にかかわらず毒物で除草剤:NACは毒物ではなく劇物で、5%以下の製剤は除かれます。用途も除草剤ではなく殺虫剤です。
・2%を超える製剤が劇物で殺鼠剤:除外濃度は2%ではなく5%です。殺鼠剤でもありません。
・有機燐系で土壌くん蒸剤:NACはカーバメート系で、化学名に燐を表す「ホスフェイト」などの語を含みません。土壌くん蒸剤はクロルピクリンなどです。
覚え方のポイント
応急措置の基準(広島県掲載)では、NACは白色〜淡黄褐色の粉末で水にきわめて溶けにくく、有機溶剤に溶けやすいとされ、中毒症状が出た場合は硫酸アトロピン製剤による解毒手当てを受けるとされています。「NAC=カーバメート系殺虫剤・5%・硫酸アトロピン」とセットで覚えましょう。