2026年版・0-2

毒物・劇物・特定毒物の区別と代表例の一問一答

毒物劇物取扱者試験「最初に覚える土台知識」から、毒物・劇物・特定毒物の区別と代表例に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の出題形式は都道府県によって異なりますが、ここでは4択で出題しています。

問10-2

毒物・劇物・特定毒物の関係を正しく表しているものはどれか。

  • ①特定毒物は毒物の一部で、劇物とは重ならない
  • ②毒物は劇物の一部で、特定毒物とは重ならない
  • ③特定毒物は劇物の一部で、毒物とは重ならない
  • ④毒物と劇物と特定毒物は、互いに一部が重なる
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正解 ①特定毒物は毒物の一部で、劇物とは重ならない
解説
法第2条では、「毒物」は法の別表第一に、「劇物」は別表第二に掲げる物(いずれも医薬品及び医薬部外品を除く)と定め、「特定毒物」は「毒物であって、別表第三に掲げるもの」と定めています。つまり、特定毒物は毒物の中の一部であり、毒物のうちでも特に毒性が強く、使える人や用途が厳しく限られるものです。毒物と劇物は別々の表に掲げられているので、同じ物が両方に当たることはありません。図にすると「毒物の円の中に特定毒物の小さな円があり、その横に劇物の円が離れてある」形になります。

他の選択肢が不適切な理由
・毒物は劇物の一部:毒物と劇物は別の表に掲げられた別の区分です。
・特定毒物は劇物の一部:特定毒物は「毒物であって」と定義されており、劇物の一部ではありません。
・互いに一部が重なる:毒物と劇物は重なりません。重なるのは、毒物と特定毒物(特定毒物はすべて毒物)の関係だけです。

覚え方のポイント
毒性の強さの順に「特定毒物>毒物>劇物」と並べ、「特定毒物は毒物の中の特別枠」と覚えます。特定毒物の例は四アルキル鉛やパラチオン、毒物の例は黄燐や水銀、劇物の例は硫酸やメタノールです。
問20-2

毒物及び劇物取締法の「毒物」「劇物」の定義で、別表に掲げられた物であっても除かれているものはどれか。

  • ①農薬及び肥料
  • ②食品添加物
  • ③医薬品及び医薬部外品
  • ④化粧品及び医薬部外品
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正解 ③医薬品及び医薬部外品
解説
法第2条は、毒物を「別表第一に掲げる物であつて、医薬品及び医薬部外品以外のもの」、劇物を「別表第二に掲げる物であつて、医薬品及び医薬部外品以外のもの」と定めています。医薬品や医薬部外品(薬用の歯みがきや殺虫剤の一部など、作用の穏やかなもの)は、医薬品医療機器等法という別の法律の対象になっている物で、別表に掲げる成分を含んでいても、毒物及び劇物取締法の「毒物」「劇物」には当たりません。なお、毒物・劇物の容器や被包には「医薬用外」(医薬品として使う物ではないという意味)の文字を表示します(法第12条第1項)。

他の選択肢が不適切な理由
・農薬及び肥料:農薬として使われる物でも、別表に掲げる物に当たれば毒物・劇物です。農業用品目の多くは農薬です。
・食品添加物:定義で除かれているものではありません。
・化粧品及び医薬部外品:医薬部外品は除かれていますが、化粧品は除かれていません。医薬部外品と組になって除かれるのは「医薬品」です。なお、家庭用の洗浄剤などで劇物を含むものは、除かれるのではなく、法第13条の2の基準の対象になります。

覚え方のポイント
「除かれるのは医薬品と医薬部外品の2つ(どちらも医薬品医療機器等法の対象)」と覚えます。化粧品・農薬・食品添加物は除外の対象ではありません。容器の「医薬用外」の表示とあわせて覚えておくと、表示の問題でも迷いません。
問30-2

特定毒物が掲げられているのはどれか。

  • ①法の別表第一
  • ②法の別表第二
  • ③施行規則の別表第一
  • ④法の別表第三
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正解 ④法の別表第三
解説
毒物及び劇物取締法には、末尾に3つの表(別表)があります。別表第一が毒物、別表第二が劇物、別表第三が特定毒物の一覧です。それぞれの表の最後の号は「前各号に掲げる物を含有する製剤その他の〜であつて政令で定めるもの」となっており、具体的な品目や、劇物から除かれる濃度などは「毒物及び劇物指定令」という政令で細かく定められています。特定毒物の例は、四アルキル鉛、パラチオン、モノフルオール酢酸などです。

他の選択肢が不適切な理由
・法の別表第一:毒物の一覧です(黄燐、水銀、シアン化ナトリウムなど)。
・法の別表第二:劇物の一覧です(硫酸、メタノール、アンモニアなど)。
・施行規則の別表第一:農業用品目販売業者が扱える毒物・劇物(農業用品目)の一覧で、特定毒物の一覧ではありません。

覚え方のポイント
「法の別表は一・二・三=毒・劇・特定」と順番で覚えます。一方、施行規則の別表第一・第二は「農業用品目・特定品目」の一覧です。「法」と「施行規則」の別表を取り違えることが多いので、どちらの表の話かを必ず確かめる習慣をつけましょう。
問40-2

次のうち、毒物に当たるものはどれか。

  • ①水銀
  • ②塩酸
  • ③メタノール
  • ④水酸化ナトリウム
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正解 ①水銀
解説
水銀は法の別表第一に掲げられた毒物です。常温で液体の金属で、少しずつ蒸発し、その蒸気を長く吸い込むと神経障害などを起こします。一方、塩酸(塩化水素を含む製剤)、メタノール、水酸化ナトリウムは、いずれも法の別表第二や毒物及び劇物指定令に基づく劇物です。劇物も危険な物質ですが、毒物に比べると毒性は弱い区分です。区分が違うと、容器の表示の色(毒物は赤地に白色、劇物は白地に赤色)などの取扱いも変わります。

他の選択肢が不適切な理由
・塩酸:塩化水素を10%を超えて含む製剤が劇物です。10%以下のものは劇物から除かれます。
・メタノール:法の別表第二に掲げられた劇物です。
・水酸化ナトリウム:法の別表第二に掲げられた劇物で、5%以下を含む製剤は劇物から除かれます。

覚え方のポイント
身近な工業薬品(酸・アルカリ・有機溶剤)の多くは劇物、と大まかにつかみ、毒物のほうを「黄燐・水銀・シアン化合物・ヒ素化合物(法令上の表記は砒素化合物)・セレン・ニコチン・弗化水素」など代表例で覚えると効率的です。
問50-2

次のうち、劇物に当たるものはどれか。

  • ①黄燐
  • ②シアン化ナトリウム
  • ③硫酸
  • ④四アルキル鉛
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正解 ③硫酸
解説
硫酸は法の別表第二に掲げられた劇物で、毒物及び劇物指定令により、硫酸を10%を超えて含む製剤も劇物に当たります(10%以下のものは除かれます)。濃硫酸は水と接すると激しく発熱し、皮膚につくと重い薬傷を起こします。硫酸は、工業などで広く使われる劇物として特定品目にも含まれ、農業用品目にも含まれています。一方、黄燐とシアン化ナトリウムは毒物、四アルキル鉛は特定毒物です。

他の選択肢が不適切な理由
・黄燐:法の別表第一に掲げられた毒物です。空気中で自然発火するので水中に保存します。
・シアン化ナトリウム:法の別表第一に掲げられた毒物です。酸と反応すると猛毒のシアン化水素を発生します。
・四アルキル鉛:法の別表第三に掲げられた特定毒物です。特定毒物は毒物の一部なので、劇物ではありません。

覚え方のポイント
「酸(塩酸・硫酸・硝酸)とアルカリ(水酸化ナトリウム・水酸化カリウム・アンモニア)は劇物」と覚えておくと、頻出品目の多くを正しく分類できます。ただし、弗化水素(弗化水素酸)は酸でも毒物なので、例外として押さえましょう。
問60-2

特定毒物に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①四アルキル鉛は、特定毒物に当たる
  • ②パラチオンは、特定毒物に当たる
  • ③ニコチンは、特定毒物に当たる
  • ④TEPPは、特定毒物に当たる
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正解 ③ニコチンは、特定毒物に当たる
解説
ニコチンは法の別表第一に掲げられた毒物ですが、別表第三(特定毒物の一覧)には掲げられていないので、特定毒物ではありません。特定毒物は、毒物の中でも特に毒性が強く、製造・輸入・使用・譲渡などができる人や用途が厳しく限られているものです。したがって「ニコチンは、特定毒物に当たる」が誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも正しい記述です)
・四アルキル鉛:法の別表第三に掲げられた特定毒物です。かつてガソリンに加えられていた物質で、施行令で用途などが定められています。
・パラチオン:法の別表第三に「ジエチルパラニトロフエニルチオホスフエイト」という化学名で掲げられた特定毒物です(有機燐系の農薬)。
・TEPP:法の別表第三に「テトラエチルピロホスフエイト」という化学名で掲げられた特定毒物で、有機燐系の化合物です。

覚え方のポイント
特定毒物は数が少ないので「四アルキル鉛・パラチオン(メチルパラチオン)・モノフルオール酢酸(塩類・アミド)・TEPP」などを代表例として覚えます。ニコチン・シアン化合物・黄燐は「毒物だが特定毒物ではない」と区別しましょう。
問70-2

代表的な品目の区分の説明として、誤っているものはどれか。

  • ①黄燐は、毒物に当たる
  • ②メタノールは、劇物に当たる
  • ③四アルキル鉛は、特定毒物に当たる
  • ④水酸化ナトリウムは、毒物に当たる
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正解 ④水酸化ナトリウムは、毒物に当たる
解説
水酸化ナトリウムは法の別表第二に掲げられた劇物で、毒物ではありません。水酸化ナトリウムを5%を超えて含む製剤も劇物に当たり、5%以下のものは劇物から除かれます。強いアルカリで皮膚や目を激しく侵す物質ですが、法律上の区分は劇物です。したがって、これが誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも正しい記述です)
・黄燐:法の別表第一に掲げられた毒物です。白色〜淡黄色のろう状の固体で、水中に保存します。
・メタノール:法の別表第二に掲げられた劇物です。特定品目にも含まれます。
・四アルキル鉛:法の別表第三に掲げられた特定毒物です。特定毒物は毒物の一部です。

覚え方のポイント
「危険な物ほど毒物」とは限らない点に注意します。水酸化ナトリウムや硫酸のように、触れると重いけがをする物質でも、法律上は劇物に分類されています。区分は「別表のどこに載っているか」で決まるので、感覚ではなく代表例を暗記して判断しましょう。
問80-2

塩化水素を約35%含む濃塩酸と、塩化水素を5%含む薄い塩酸の、法律上の区分の説明として正しいものはどれか。

  • ①濃い塩酸は劇物で、5%の塩酸は劇物ではない
  • ②同じ塩化水素を含むので、どちらも劇物に当たる
  • ③濃い塩酸は毒物で、5%の塩酸は劇物に当たる
  • ④どちらも、塩化水素の量によらず毒物に当たる
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正解 ①濃い塩酸は劇物で、5%の塩酸は劇物ではない
解説
劇物は、物質そのものだけでなく、それを含む「製剤」(ほかの物と混ぜたり薄めたりしたもの)も対象になります。ただし毒物及び劇物指定令では、品目ごとに一定の濃度以下のものを劇物から除いています。塩化水素の場合、「塩化水素を含有する製剤。ただし、塩化水素10%以下を含有するものを除く」とされているので、約35%の濃塩酸は劇物、5%の薄い塩酸は劇物に当たりません。硫酸・硝酸も同じく10%以下のものが除かれます。

他の選択肢が不適切な理由
・どちらも劇物:10%以下の製剤は劇物から除かれるので、5%の塩酸は劇物ではありません。
・濃い塩酸は毒物:塩化水素は劇物で、濃度が高くても毒物にはなりません。
・どちらも毒物:塩化水素は毒物に当たりません。

覚え方のポイント
「製剤も対象、ただし薄いものは除く」という仕組みを覚えます。除かれる濃度は品目ごとに違い、塩酸・硫酸・硝酸は10%、水酸化ナトリウムは5%、過酸化水素は6%などです。具体的な数値は性質や法規の分野で詳しく学びます。
問90-2

毒物・劇物・特定毒物の毒性の強さに関する説明として、誤っているものはどれか。

  • ①特定毒物は、毒物の中でも特に毒性が強い
  • ②劇物は、毒物よりも毒性が強いものである
  • ③毒物は劇物よりも、一般に毒性が強い
  • ④毒性が強いほど、取扱いの決まりも厳しい
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正解 ②劇物は、毒物よりも毒性が強いものである
解説
毒性の強さは、一般に「特定毒物>毒物>劇物」の順です。「劇物」の「劇」という字から強そうな印象を受けますが、法律上は毒物のほうが毒性の強い区分です。規制の面でも、特定毒物は製造・使用・譲渡などができる人や用途が法律や政令で細かく限定され、情報提供を省略できる少量(1回200ミリグラム以下)の例外は劇物だけに認められているなど(施行規則第13条の10)、毒性の強い区分ほど決まりが厳しくなっています。したがって「劇物は、毒物よりも毒性が強い」が誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
(いずれも正しい記述です)
・特定毒物:毒物の中でも著しく毒性が強いものが、別表第三に掲げられています。
・毒物は劇物より毒性が強い:一般的な毒性の強さの順番どおりです。
・決まりの厳しさ:特定毒物には、使用者や用途、着色の基準などの特別な決まりがあります。

覚え方のポイント
「毒>劇」と、字の画数や印象ではなく順番で覚えます。容器の表示も、毒物は「赤地に白色」、劇物は「白地に赤色」と区別されているので、「地の色が赤いほうが毒物」と結びつけておくと忘れにくくなります。
問100-2

次の品目a〜dのうち、劇物に当たるものの組合せを選びなさい。
a 濃塩酸(塩化水素約35%)。
b 水銀。
c トルエン。
d シアン化カリウム。

  • ①a、b
  • ②a、c
  • ③b、d
  • ④c、d
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正解 ②a、c
解説
濃塩酸は塩化水素を10%を超えて含む製剤なので劇物です。トルエンは毒物及び劇物指定令で劇物に指定されており、特定品目にも含まれます。一方、水銀は法の別表第一に掲げられた毒物、シアン化カリウムは無機シアン化合物として毒物です。したがって、劇物に当たるのは a と c です。

各記述の正誤
・a 劇物に当たる:塩化水素を10%を超えて含む製剤は劇物です(10%以下のものは除かれます)。
・b 劇物ではない:水銀は毒物です。常温で液体の金属で、蒸気に毒性があります。
・c 劇物に当たる:トルエンは劇物です。興奮・幻覚・麻酔の作用を有する物として、法第3条の3の規制対象にもなっています。
・d 劇物ではない:シアン化カリウム(青酸カリ)は毒物です。酸と反応すると猛毒のシアン化水素を発生します。

覚え方のポイント
「シアン」「水銀」「ヒ素」「黄燐」という言葉が出てきたら、まず毒物を疑います。一方、よく使われる酸・アルカリ・有機溶剤(トルエン、キシレン、メタノール、酢酸エチルなど)は劇物、と大きく分けておくと判断が速くなります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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