部材に生じる垂直応力度の求め方として、正しいものはどれか。
- ①断面に作用する力を断面積で除した値
- ②断面に作用する力に断面積を乗じた値
- ③断面積を断面に作用する力で除した値
- ④断面に作用する力を部材長で除した値
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応力度とは、部材の断面の単位面積あたりが受け持っている力のことです。
σ = N ÷ A(Nは軸方向力、Aは断面積)
で求めます。単位は力÷面積なので N/mm² となります。
同じ100kNの力でも、断面積が大きい部材ほど一か所あたりの負担は小さくなります。材料が壊れるかどうかは力そのものではなく、この単位面積あたりの負担で決まるため、設計では必ず応力度で比較します。
断面に対して垂直に働けば垂直応力度、断面に沿って働けばせん断応力度と呼び分けます。
本試験では、応力度とひずみ、応力度と断面係数の関係など、割り算の分母と分子を入れ替えた形で出題されます。単位が N/mm² になるかどうかを確かめると、式の正誤を素早く判断できます。
(根拠:垂直応力度の定義(σ=N/A)による)
他の選択肢が不適切な理由
「断面に作用する力に断面積を乗じた値」は単位がNとmm²の積となり、応力度の単位になりません。除するのが正しい計算です。
「断面積を断面に作用する力で除した値」は分母と分子が逆で、面積あたりの力ではなく力あたりの面積を表してしまいます。
「断面に作用する力を部材長で除した値」は単位長さあたりの力となり、これは分布荷重の考え方であって応力度ではありません。