力を表すために必要な三つの要素(力の三要素)の組合せとして、正しいものはどれか。
- ①大きさ・向き・作用点
- ②大きさ・速度・作用点
- ③質量・向き・作用線上
- ④大きさ・向き・作用時間
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力は、大きさ・向き・作用点の三つがそろって初めて一つに決まります。
同じ10kNでも、上向きか下向きかで結果は正反対になり、はりのどこに載るかで反力も曲げモーメントも変わります。この三つを力の三要素といいます。
作用点を通り、力の向きに引いた直線を作用線と呼びます。力は作用線上であれば移動させても物体のつり合いに影響しない、という性質(力の移動の原理)も併せて覚えておくと、反力計算のときに考えやすくなります。
本試験では、三要素の一つを「速度」「質量」「時間」など力学量として無関係なものに入れ替えた形で出題されます。力そのものを決める量なのか、運動の結果を表す量なのかで区別してください。
(根拠:力をベクトル量として定める三要素の定義による)
他の選択肢が不適切な理由
「大きさ・速度・作用点」の速度は物体の運動を表す量であり、力そのものを決める要素ではありません。正しくは向きです。
「質量・向き・作用線上」の質量は物体がもつ量で、力の要素ではありません。正しくは大きさです。
「大きさ・向き・作用時間」の作用時間は力積を考えるときの量で、静力学のつり合いには関係しません。正しくは作用点です。