問14-1
在宅酸素療法(HOT)の医療保険上の適応基準として正しいものはどれか。
- ①安静時のPaO2が55Torr以下、または60Torr以下で睡眠時・運動時に著しい低酸素血症を来す場合
- ②安静時のPaO2が70Torr以下、または80Torr以下で睡眠時・運動時に軽度の低酸素血症を来す場合
- ③安静時のSpO2が90%以下、または93%以下程度で睡眠時・運動時に著しい低酸素血症を来す場合
- ④PaCO2が55Torr以上、または60Torr以上で睡眠時・運動時に著しい高炭酸ガス血症を来す場合
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正解
①安静時のPaO2が55Torr以下、または60Torr以下で睡眠時・運動時に著しい低酸素血症を来す場合
解説
在宅酸素療法(HOT)の保険適用基準は、動脈血酸素分圧(PaO2)を用いて判定される。安静時のPaO2が55Torr以下の場合、またはPaO2が60Torr以下で睡眠時や運動負荷時に著しい低酸素血症をきたす場合に、医師が必要と認めたときに適応となる。血中酸素飽和度(SpO2)や二酸化炭素分圧(PaCO2)を基準とする選択肢は実際の適応基準とは異なるため誤りである。
他の選択肢が不適切な理由
「PaO2が70Torr以下、または80Torr以下」とする記述は基準の数値が実際より高く、この水準では酸素の不足が問題となる段階に達していない。「軽度の低酸素血症」で足りるとしている点でも実際の要件より緩い。「SpO2が90%以下」とする記述は、指先で簡便に測れる値を判定の基準に置き換えたもので、実際の判定は動脈から採血して測る酸素分圧によって行われる。「PaCO2が55Torr以上」とする記述は、酸素が足りているかではなく二酸化炭素がたまっているかを見る指標であり、着目している対象そのものが異なる。
在宅酸素療法(HOT)の保険適用基準は、動脈血酸素分圧(PaO2)を用いて判定される。安静時のPaO2が55Torr以下の場合、またはPaO2が60Torr以下で睡眠時や運動負荷時に著しい低酸素血症をきたす場合に、医師が必要と認めたときに適応となる。血中酸素飽和度(SpO2)や二酸化炭素分圧(PaCO2)を基準とする選択肢は実際の適応基準とは異なるため誤りである。
他の選択肢が不適切な理由
「PaO2が70Torr以下、または80Torr以下」とする記述は基準の数値が実際より高く、この水準では酸素の不足が問題となる段階に達していない。「軽度の低酸素血症」で足りるとしている点でも実際の要件より緩い。「SpO2が90%以下」とする記述は、指先で簡便に測れる値を判定の基準に置き換えたもので、実際の判定は動脈から採血して測る酸素分圧によって行われる。「PaCO2が55Torr以上」とする記述は、酸素が足りているかではなく二酸化炭素がたまっているかを見る指標であり、着目している対象そのものが異なる。