2026年版・5-3

基礎-3 主な附属品と取扱いの基本の一問一答

2級ボイラー技士試験「最初に覚える土台知識」から、基礎-3 主な附属品と取扱いの基本に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-3

安全弁の役割として正しいものはどれか。

  • ①圧力が上がりすぎたとき蒸気を逃がす
  • ②水位が下がりすぎたとき給水を始める
  • ③水の不純物を取り除き水質を保つ
  • ④送る空気の量を調節し燃焼を整える
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正解 ①圧力が上がりすぎたとき蒸気を逃がす
解説
安全弁は、ボイラー内の圧力が定められた値を超えたときに自動で開き、蒸気を外へ逃がして圧力の異常な上昇を防ぐ装置です。ほかの制御装置がすべて働かなかったときに最後に頼りになるため、最後の安全装置とも呼ばれます。

ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第1号は、安全弁を最高使用圧力以下で作動するように調整することと定めています。最高使用圧力とは、そのボイラーに許された圧力の上限のことです。上限を超えてから開いたのでは手遅れになるため、上限に達する前に必ず開くよう調整する、という趣旨です。
他の選択肢について

・自動的に給水を開始する:給水装置や水位調節装置の働きで、安全弁の役割ではありません。
・不純物を取り除く:ボイラー水の濃縮防止は吹出しや水処理装置が担います。
・空気量を調節する:ダンパや送風機など、燃焼装置側の役割です。
問25-3

ガラス水面計(水面測定装置)の役割として正しいものはどれか。

  • ①燃焼室の火炎の有無を検出できるようにする
  • ②水位を外から目で確認できるようにする
  • ③水の硬度を色で判定できるようにする
  • ④蒸気の圧力を数値で読めるようにする
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正解 ②水位を外から目で確認できるようにする
解説
水面測定装置は、ボイラーの中の水位を外から直接目で確かめるための装置で、ガラス水面計が代表的です。ボイラー構造規格では、蒸気ボイラーにガラス水面計を2個以上取り付けることとされています。

水位はボイラーの安全に直結する最重要の監視項目です。水位が下がりすぎると、水に覆われていない伝熱面が焼けてしまう「空だき」となり、重大な事故につながります。そのためボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第5号は、作業主任者に1日に1回以上その機能を点検させることを求めています。
他の選択肢について

・圧力を読み取る:圧力計、温水ボイラーでは水高計の役割です。
・水の硬度を判定する:水質の管理は水処理装置や水質分析で行います。
・火炎の有無を検出する:火炎検出器の役割で、水位の測定とは別の装置です。
問35-3

低水位燃焼遮断装置の役割として正しいものはどれか。

  • ①火炎が消えたとき燃料を止める
  • ②圧力が上がりすぎたとき蒸気を放出する
  • ③水位が下がりすぎたとき燃料を止める
  • ④排ガスの熱で給水をあらかじめ温める
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正解 ③水位が下がりすぎたとき燃料を止める
解説
低水位燃焼遮断装置は、ボイラーの水位が安全低水面より下がったときに、自動的に燃料の供給を止めて燃焼を停止させる装置です。安全低水面とは、運転中にこれ以上下げてはならないと定められた水位のことをいいます。

水位が下がると、水に覆われていない伝熱面が直接あぶられる空だきの状態になり、鋼板が過熱して変形したり破裂したりするおそれがあります。給水ポンプが故障したときでも確実に燃焼を止められるよう、装置のほうで自動的に守るしくみです。ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第8号も、作業主任者の職務として、低水位燃焼しや断装置や火炎検出装置などの自動制御装置を点検し、調整することを定めています。
他の選択肢について

・圧力が上がりすぎたとき蒸気を放出する:安全弁の役割で、圧力の異常な上昇を防ぎます。
・火炎が消えたとき燃料を止める:火炎検出装置が受け持つ働きで、水位ではなく火炎を見ています。
・排ガスの熱で給水をあらかじめ温める:エコノマイザ(節炭器)の働きで、熱を回収して効率を高めます。
問45-3

圧力計又は水高計の目盛について、法令上求められている表示として正しいものはどれか。

  • ①製造者名を目盛板の外周に刻印する
  • ②前回の検査日を目盛板の中央に記入する
  • ③伝熱面積の値を目盛板の下部に表示する
  • ④最高使用圧力の位置に見やすく表示する
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正解 ④最高使用圧力の位置に見やすく表示する
解説
ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第5号は、圧力計または水高計の目盛に、そのボイラーの最高使用圧力を示す位置へ見やすい表示をすることを求めています。

ねらいは、「ここを超えてはいけない」という限界を、計器を見た瞬間に判断できるようにすることです。数字を読んで頭の中で比べるのではなく、赤い線などの目印と針の位置関係だけで危険が分かるようにしておけば、監視の見落としを減らせます。なお同じ条の第4号では、圧力計が使用中に振動を受けないようにし、内部が凍結したり80℃以上にならないようにすることも求められています。
他の選択肢について

・前回の検査日を記入:検査の記録は検査証や記録簿で管理します。
・製造者名を表示:製造者の情報は銘板で示されるものです。
・伝熱面積の値を表示:伝熱面積はボイラー明細書などで管理する値です。
問55-3

蒸気ボイラーの常用水位について、法令上求められている措置として正しいものはどれか。

  • ①水面計の近くに見比べられるよう表示する
  • ②ボイラー室の扉に毎日水位の記録を掲示する
  • ③煙道の内部に目印を設けて確認する
  • ④給水ポンプの銘板に数値を刻印する
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正解 ①水面計の近くに見比べられるよう表示する
解説
ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第6号は、蒸気ボイラーの常用水位を、ガラス水面計またはこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示することを求めています。

常用水位とは、運転中に保つべき標準の水位のことです。水面計のすぐ横に目印があれば、「今の水位は高いのか低いのか」をひと目で判断でき、異常に早く気づけます。逆に、離れた場所の書類に数値が書いてあるだけでは見比べることができず、意味がありません。この規定は見比べられる位置にあることが要点だと覚えてください。
他の選択肢について

・出入口の扉に掲示:水面計から離れており、現在水位と見比べられません。
・煙道の内部に目印:煙道は燃焼ガスの通り道で、水位とは無関係な場所です。
・給水ポンプの銘板に刻印:ポンプの銘板は性能を示すもので、比較には使えません。
問65-3

蒸気ボイラーの給水装置の給水管に取り付けるものとして、法令上定められているものはどれか。

  • ①煙道の内部に給水弁と安全弁
  • ②ボイラーに近い位置に給水弁と逆止め弁
  • ③蒸気の取り出し口に給水弁と水面計
  • ④ボイラー室の出入口に逆止め弁と水高計
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正解 ②ボイラーに近い位置に給水弁と逆止め弁
解説
ボイラー構造規格第75条は、給水装置の給水管には蒸気ボイラーに近接した位置に、給水弁及び逆止め弁を取り付けなければならないと定めています(貫流ボイラー及び最高使用圧力0.1MPa未満の蒸気ボイラーは、給水弁のみとすることができます)。

給水弁は給水を止めたり流したりする弁、逆止め弁は一方向にしか流れないようにする弁です。ボイラーの中は高い圧力になっているため、給水ポンプが止まるとボイラー水が給水管へ逆流するおそれがあり、逆止め弁がこれを防ぎます。なお実務では、給水弁をボイラーに近い側、逆止め弁をポンプ側に置く配置が一般的です。
他の選択肢について

・煙道の内部に取り付ける:煙道は高温の燃焼ガスの通り道で、弁を置く場所ではありません。
・蒸気の取り出し口に付ける:給水に関する弁であり、蒸気側に付けるものではありません。
・ボイラー室の出入口に付ける:水高計は温水ボイラーの計器で、給水管の規定とも無関係です。
問75-3

ボイラーの吹出し(ブロー)を行う主な目的として正しいものはどれか。

  • ①未燃のガスを煙突から出すため
  • ②蒸気圧力を最高使用圧力まで高めるため
  • ③水の濃縮を防ぎ沈殿物を外へ出すため
  • ④本体の外側の汚れを洗い流すため
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正解 ③水の濃縮を防ぎ沈殿物を外へ出すため
解説
ボイラーは水を蒸発させ続けるため、水に溶けていた塩類などの成分が残り、だんだん濃くなっていきます。吹出し(ブロー)は、この濃くなった水や底にたまったスラッジを外へ抜き出す作業です。

水が濃縮したまま運転を続けると、伝熱面にスケール(かたい付着物)が付いて熱が伝わりにくくなったり、キャリオーバといって蒸気に水分が混じる現象が起きたりします。ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第6号も、作業主任者の職務として「適宜、吹出しを行ない、ボイラー水の濃縮を防ぐこと」を定めています。
他の選択肢について

・圧力を最高使用圧力まで高める:最高使用圧力は超えてはならない上限で、常時そこまで上げる運転はしません。
・未燃ガスを排出する:点火前の換気(プレパージ)などが担う役割です。
・外側の汚れを洗う:吹出しは内部の水を抜く操作で、外面の清掃ではありません。
問85-3

ボイラーの点火を行うときの手順について、法令上定められているものとして正しいものはどれか。

  • ①安全弁を開いて圧力を逃がしながら点火する
  • ②燃料を燃焼室にためてからすばやく点火する
  • ③ダンパを完全に閉じてから点火する
  • ④燃焼室と煙道を十分に換気してから点火する
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正解 ④燃焼室と煙道を十分に換気してから点火する
解説
ボイラー及び圧力容器安全規則第30条は、ボイラーの点火を行うときはダンパの調子を点検し、燃焼室及び煙道の内部を十分に換気した後でなければ点火してはならないと定めています。この事前の換気をプレパージといいます。

ねらいは炉内ガス爆発の防止です。点火に失敗した後などは、燃焼室の中に未燃の燃料ガスが残っていることがあります。その状態で火をつけると、たまったガスに一度に引火し、炉やれんが積みを吹き飛ばすほどの爆発を起こします。「火をつける前に必ず空気で洗い流す」と覚えておきましょう。
他の選択肢について

・換気せずすばやく点火:たまった未燃ガスに引火するおそれがあり、最も危険な操作です。
・ダンパを閉じて点火:換気ができないうえ、燃焼ガスの逃げ場もなくなります。
・安全弁を開いたまま点火:安全弁は圧力の異常時に働く装置で、点火操作で開くものではありません。
問95-3

運転中に水位が安全低水面を下回るなど、異常に低下したことを確認したときの対応として、最も適切なものはどれか。

  • ①直ちに燃焼を止め、急いで給水しない
  • ②燃焼を続けて水位の回復を待つ
  • ③直ちに大量の給水を行い水位を戻す
  • ④安全弁を開いて蒸気を抜き水位を待つ
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正解 ①直ちに燃焼を止め、急いで給水しない
解説
水位が安全低水面を下回ると、水に覆われていない伝熱面が直接あぶられる「空だき」の状態になります。このときはまず直ちに燃焼を停止することが最優先です。安全低水面とは、運転中にこれ以上下げてはならないと定められた水位のことをいいます。

あわてて給水してはいけない理由は、赤くなるほど過熱した金属面に急に水が当たると、水が一気に蒸発して圧力が跳ね上がったり、急冷による熱応力で材料が割れたりするおそれがあるからです。燃焼を止めたうえで水位や給水装置の状態を確かめ、ボイラーが十分に冷えるのを待って処置します。
他の選択肢について

・大量の給水で急いで戻す:過熱面に水が触れて急激な蒸発を起こし、かえって危険を大きくします。
・燃焼を続けて回復を待つ:加熱が続くため、空だきの状態が悪化します。
・安全弁を開いて待つ:蒸気を抜いても水位低下の原因は解消しません。
問105-3

ボイラーの定期自主検査について、法令上定められている実施の周期と記録の保存期間として正しいものはどれか。

  • ①6月以内ごとに1回行い、結果の記録は1年間保存する。
  • ②1月以内ごとに1回行い、結果の記録は3年間保存する。
  • ③3年以内ごとに1回行い、結果の記録は10年間保存する。
  • ④1年以内ごとに1回行い、結果の記録は5年間保存する。
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正解 ②1月以内ごとに1回行い、結果の記録は3年間保存する。
解説
ボイラー及び圧力容器安全規則第32条は、ボイラーの使用を始めた後、1月以内ごとに1回、定期に自主検査を行い、その結果を記録して3年間保存することを定めています。

検査するのは、ボイラー本体の損傷、燃焼装置(油加熱器・バーナ・ストレーナ・炉壁など)、煙道、自動制御装置、附属装置および附属品といった項目です。1月を超えて使用しない期間は行わなくてよいとされていますが、その場合も使用を再開するときに同じ項目の検査を行わなければなりません。「1月ごとに検査、記録は3年」とセットで覚えましょう。
他の選択肢について

・6月以内ごと・1年間保存:周期も保存期間も法令の定めと異なります。
・1年以内ごと・5年間保存:1年はボイラー検査証の有効期間で、自主検査の周期ではありません。
・3年以内ごと・10年間保存:3年は記録の保存期間であって、検査の周期ではありません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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