2026年版・5-1

基礎-1 ボイラーとは何か・種類の見分け方の一問一答

2級ボイラー技士試験「最初に覚える土台知識」から、基礎-1 ボイラーとは何か・種類の見分け方に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-1

ボイラーという装置の基本的な役割として正しいものはどれか。

  • ①燃料の熱で水を加熱し蒸気や温水をつくる
  • ②空気を圧縮して高い圧力の圧縮空気をつくる
  • ③水を電気分解して水素を取り出す
  • ④高温の排ガスを冷やして大気へ放出する
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正解 ①燃料の熱で水を加熱し蒸気や温水をつくる
解説
ボイラーは、燃料を燃やして得た熱を水に伝え、蒸気または温水をつくって送り出す装置です。つくった蒸気や温水は、工場の加熱・乾燥・殺菌や、ビルの暖房・給湯などに使われます。

覚え方としては、ボイラーを「熱をつくる部分」と「その熱を水に受け渡す部分」の二つが組になった装置だと考えると全体像がつかめます。前者が燃焼装置(バーナなど燃料を燃やす設備)、後者がボイラー本体(水が入っていて熱を受け取る部分)にあたります。この先に学ぶ「構造」「取扱い」「燃料及び燃焼」という科目も、たどればすべてこのどちらかの話です。
他の選択肢について

・圧縮空気をつくる装置:空気圧縮機(コンプレッサ)の説明です。同じ工場設備でも、水を加熱するボイラーとは目的が違います。
・水を電気分解して水素を取り出す装置:水電解装置の説明です。ボイラーは水を分解せず、加熱するだけです。
・排ガスを冷やして大気へ放出する装置:排ガス処理設備の役割で、ボイラーは熱を利用することが目的です。
問25-1

ボイラーの設備を大きく三つに分けた組み合わせとして正しいものはどれか。

  • ①ボイラー本体、受変電設備、屋内消火栓設備
  • ②ボイラー本体、燃焼装置、附属設備・附属品
  • ③貯水タンク、燃焼装置、空気圧縮設備
  • ④ボイラー本体、給湯配管、屋外の煙突のみ
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正解 ②ボイラー本体、燃焼装置、附属設備・附属品
解説
ボイラーは、水が入っていて熱を受け取るボイラー本体、燃料を燃やす燃焼装置、安全弁・水面計・給水装置などの附属設備・附属品の三つに大きく分けて理解します。

この分け方は、これから学ぶ内容がどこの話なのかを整理する地図になります。たとえば「胴」や「水管」は本体、「バーナ」や「通風装置」は燃焼装置、「安全弁」や「圧力計」は附属品の話です。新しい用語が出てきたときに、まずこの三つのどこに属するのかを考える癖をつけると、知識がばらばらにならずに積み上がっていきます。
他の選択肢について

・受変電設備・屋内消火栓設備:工場に必要な設備ではありますが、ボイラーそのものを構成する要素ではありません。
・貯水タンク・空気圧縮設備:周辺に置かれることはあっても、ボイラーの三大要素の分け方ではありません。
・給湯配管と屋外の煙突のみ:燃焼装置や附属品が抜けており、ボイラーの全体像を表していません。
問35-1

煙管ボイラーにおける水と燃焼ガスの位置関係として正しいものはどれか。

  • ①水と燃焼ガスが同じ管を交互に流れる
  • ②管の中を水が通り、外側を燃焼ガスが囲む
  • ③管の中を燃焼ガスが通り、外側を水が囲む
  • ④水を使わず空気を直接加熱する
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正解 ③管の中を燃焼ガスが通り、外側を水が囲む
解説
煙管とは「煙(燃焼ガス)が通る管」という意味です。管の内側を高温の燃焼ガスが流れ、管の壁を通して外側にある水へ熱が伝わります。

これに対して、管の中に水を通す形式が水管ボイラーです。管の中を通るものが、そのまま名前になっていると覚えれば、二つを取り違えることはありません。煙管ボイラーは胴の中に多くの水を保有するため圧力の変動が小さく扱いやすい反面、起動に時間がかかります。水管ボイラーは水の量が少ないぶん立ち上がりが速く、高圧・大容量に向きます。この違いも一緒に押さえておきましょう。
他の選択肢について

・管の中を水が通る:これは水管ボイラーの構造で、煙管ボイラーとは逆の関係です。
・水とガスが同じ管を交互に流れる:そのような構造はなく、両者は必ず管の壁で仕切られています。
・水を使わず空気を加熱する:熱風発生炉などの説明で、水や熱媒を加熱するボイラーとは異なります。
問45-1

鋳鉄製ボイラーの一般的な用途と構造の説明として正しいものはどれか。

  • ①超高圧の蒸気をつくり大型発電所で使う
  • ②胴の中に炉筒を設け船舶の主機関に使う
  • ③細い水管だけででき高圧・大容量に適する
  • ④セクションを組み合わせ暖房や給湯に使う
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正解 ④セクションを組み合わせ暖房や給湯に使う
解説
鋳鉄製ボイラーは、鋳物でつくったセクションという部品を必要な数だけ前後に組み合わせて容量を決める構造で、主にビルの暖房や給湯といった低圧の用途に使われます。

分割した状態で搬入し、現地で組み立てられるため、狭い機械室にも据え付けやすいのが利点です。また鋳鉄は鋼に比べてさびに強い一方、もろくて急激な温度変化に弱いという性質があり、高い圧力や大きな容量には向きません。「材料の性質がそのまま用途を決めている」という見方をしておくと、形式ごとの特徴が覚えやすくなります。
他の選択肢について

・超高圧・大型発電所用:鋳鉄は高い圧力に耐えられないため、その用途には水管ボイラーが使われます。
・胴の中に炉筒を設けた形式:炉筒ボイラーなど、丸ボイラーの構造の説明です。
・細い水管だけで構成される形式:水管ボイラーの説明で、鋳鉄製ボイラーの構造とは異なります。
問55-1

蒸気ボイラーと温水ボイラーの違いとして正しいものはどれか。

  • ①取り出すものの違いによる区分
  • ②使用する燃料の違いによる区分
  • ③設置する場所の違いによる区分
  • ④本体の材料の違いによる区分
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正解 ①取り出すものの違いによる区分
解説
蒸気ボイラーは水を沸騰させて蒸気を取り出すもの、温水ボイラーは水を温めて温水のまま取り出すものです。つまり何を発生させるかによる区分です。

この違いは名前だけの話ではありません。法令上も、大きさの区分や必要な附属品が別々に定められています。たとえば圧力を見る計器は、蒸気ボイラーでは圧力計、温水ボイラーでは水高計と呼び分けます。労働安全衛生法施行令第1条の定義でも、蒸気ボイラーと温水ボイラーで伝熱面積や圧力の数値が別々に決められています。まずこの二つの区別を土台に置いてください。
他の選択肢について

・燃料による区分:どちらも重油・ガス・固体燃料などを使え、燃料で名前が決まるわけではありません。
・設置場所による区分:屋内・屋外の別は設置形態の話で、蒸気か温水かとは関係がありません。
・材料による区分:温水ボイラーにも鋼製のものがあり、材料で区分されているのではありません。
問65-1

ボイラー及び圧力容器安全規則でいう伝熱面積の考え方として正しいものはどれか。

  • ①ボイラーを据え付けた床の部分の面積
  • ②片側が燃焼ガス、裏側が水に触れる面積
  • ③本体の外側を保温材で覆った部分の面積
  • ④水が入っている胴の内側の表面積の合計
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正解 ②片側が燃焼ガス、裏側が水に触れる面積
解説
伝熱面積とは、片側が燃焼ガスなどに触れ、その裏側が水または熱媒に触れている面の面積で、熱が実際に受け渡される面の広さを表します(ボイラー及び圧力容器安全規則第2条第1号)。

この数値は、ボイラー室が必要かどうか、作業主任者にどの級の免許が要るか、といった法令上の判断の物差しとして繰り返し登場します。単なる「大きさ」ではなく「熱をやりとりできる面の広さ」で危険の度合いをはかっている、と理解しておくと納得しやすくなります。なお電気ボイラーでは、電力設備容量60kWを1m²とみなして換算します(同条第4号)。
他の選択肢について

・床の面積:据付けに必要な広さの話で、熱の受け渡しとは関係がありません。
・保温材で覆った部分の面積:保温は熱を逃がさないための措置で、伝熱面積には算入しません。
・胴の内側の表面積すべて:燃焼ガスに触れていない面は含まれません。
問75-1

労働安全衛生法令における「ボイラー」「小型ボイラー」「簡易ボイラー」の区分についての説明として正しいものはどれか。

  • ①設置している事業場の業種による区分
  • ②製造された年度の古さによる区分
  • ③圧力や伝熱面積の大きさによる区分
  • ④使用する燃料の種類による区分
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正解 ③圧力や伝熱面積の大きさによる区分
解説
法令上のボイラーは、ゲージ圧力・伝熱面積・胴の内径や長さといった大きさや能力の数値で区分されます(労働安全衛生法施行令第1条第3号・第4号)。

規制が最も厳しいのが「ボイラー」、次が「小型ボイラー」、規制の対象からほぼ外れるのが通称「簡易ボイラー」です。たとえば小型ボイラーには、ゲージ圧力0.1MPa以下で伝熱面積1m²以下の蒸気ボイラーなどが挙げられています。危険が大きいものほど厳しく規制する、という段階分けの考え方をつかんでおけば、細かい数値を覚える前に全体の枠組みが見えてきます。
他の選択肢について

・製造年度による区分:古さで区分する定めはなく、年式は法令上の基準ではありません。
・燃料の種類による区分:燃料は問わず、重油でもガスでも同じ基準で区分されます。
・業種による区分:業種にかかわらず、大きさの基準に当てはまれば規制の対象になります。
問85-1

二級ボイラー技士免許を受けた者がボイラー取扱作業主任者となることができる範囲として、正しいものはどれか。

  • ①伝熱面積の合計にかかわらずすべて
  • ②伝熱面積の合計が500m²未満の場合
  • ③伝熱面積の合計が25m²以上の場合
  • ④伝熱面積の合計が25m²未満の場合
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正解 ④伝熱面積の合計が25m²未満の場合
解説
ボイラー及び圧力容器安全規則第24条は、取り扱うボイラーの伝熱面積の合計が25m²未満の場合の作業主任者に、特級・一級・二級のいずれかのボイラー技士を選任できると定めています。

面積が大きくなるほど上位の免許が必要になり、25m²以上500m²未満は一級以上、500m²以上は特級でなければ選任できません。ここでいうボイラー取扱作業主任者とは、取扱いの作業を指揮し、圧力・水位・燃焼状態の監視などを行う責任者のことです。二級ボイラー技士がどこまでを担えるのかを示す条文なので、数値と級の対応をそのまま覚えてしまいましょう。
他の選択肢について

・500m²未満:25m²以上500m²未満の範囲は、一級ボイラー技士以上でなければ選任できません。
・25m²以上:一級以上が必要となる範囲で、二級では選任できません。
・面積にかかわらずすべて:面積に応じて必要な級が上がるため、二級ですべては担当できません。
問95-1

給水された水が長い管を通る間に加熱され、そのまま蒸気になる形式のボイラーを何と呼ぶか。

  • ①貫流ボイラー
  • ②炉筒煙管ボイラー
  • ③鋳鉄製ボイラー
  • ④立てボイラー
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正解 ①貫流ボイラー
解説
貫流ボイラーは、水をためておく胴(ドラム)を持たず、給水ポンプで押し込まれた水が長い管を通り抜ける間に温められ、そのまま蒸気になって出ていく形式です。

水をためる場所がないため、ボイラーの中にある水の量(保有水量)がとても少なくなります。その結果、火をつけてから蒸気が出るまでが速く、高い圧力にも向きます。反対に、蒸気を使う量が急に増減すると圧力が変わりやすく、給水の水質を整えておくことが欠かせません。法令もこの形式を特別に扱っており、作業主任者を選任するときは、その伝熱面積に10分の1を掛けた値で合計します(ボイラー及び圧力容器安全規則第24条第2項第1号)。
他の選択肢について

・炉筒煙管ボイラー:円筒形の胴の中に炉筒と多数の煙管を設けた形式で、胴に多くの水をためて使います。
・鋳鉄製ボイラー:セクションを組み合わせた形式で、主にビルの暖房や給湯に使われます。
・立てボイラー:胴を直立させた小形の丸ボイラーで、水が管を通り抜ける構造ではありません。
問105-1

ボイラー(小型ボイラーを除く。)の取扱いの業務に就くことができる者についての説明として正しいものはどれか。

  • ①免許が必要で技能講習修了者は就けない
  • ②原則は免許、小規模なら技能講習でよい
  • ③作業主任者に選ばれた者しか就けない
  • ④事業者が指名すれば資格は問われない
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正解 ②原則は免許、小規模なら技能講習でよい
解説
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の取扱いは就業制限業務とされ、原則として特級・一級・二級のボイラー技士免許を受けた者でなければ就かせることができません(労働安全衛生法施行令第20条第3号、ボイラー及び圧力容器安全規則第23条第1項)。

ただし、伝熱面積3m²以下の蒸気ボイラーや伝熱面積14m²以下の温水ボイラーなど、法令で定められた小規模なものについては、ボイラー取扱技能講習を修了した者を就かせることができます(同条第2項、令第20条第5号イからニまで)。危険が小さいものには一段軽い資格を認める、という考え方です。
他の選択肢について

・技能講習修了者では就けない:上記のとおり、技能講習修了者でも取り扱える小規模なボイラーが定められています。
・事業者が指名すれば資格不要:就業制限業務であり、無資格者を就かせることはできません。
・作業主任者以外は就けない:作業主任者は作業を指揮する立場で、取扱い自体は免許を持つ者が行えます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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