2026年版・8-9

情報セキュリティ関連法制の一問一答

ビジネス実務法務検定試験®2級「企業活動に関する法規制」から、情報セキュリティ関連法制に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問18-9

不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)が禁止する行為として正しいものはどれか。

  • ①他人の識別符号を無断入力しアクセス制御を回避して利用する行為
  • ②自己が管理するコンピュータに自ら通常どおりアクセスする行為
  • ③誰でも閲覧できる公開ウェブサイトの情報を閲覧するだけの行為
  • ④業務上正当な権限に基づいてシステムの保守点検作業を行う従業員の行為
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正解 ①他人の識別符号を無断入力しアクセス制御を回避して利用する行為
解説
不正アクセス禁止法2条4項及び3条は、他人のID・パスワード等の識別符号を無断で入力しアクセス制御機能を回避して特定電子計算機を利用する行為を不正アクセス行為として禁止している。

他の選択肢の誤り:
・自己が管理するコンピュータへの自らのアクセスは同法の規制対象ではない。
・公開情報の閲覧のみでは識別符号の回避に当たらず不正アクセス行為とはならない。
・正当な権限に基づく保守点検は不正アクセス行為に該当しない。
問28-9

不正アクセス禁止法における識別符号の不正取得・保管に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①不正アクセスの用に供する目的で他人の識別符号を取得する行為は禁止される
  • ②識別符号を取得する行為はいかなる目的であっても一切処罰の対象とならない
  • ③取得した識別符号を第三者に提供する行為は同法の規制の対象外である
  • ④不正の目的で識別符号を保管しても、実際に利用しなければ違法とはならない
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正解 ①不正アクセスの用に供する目的で他人の識別符号を取得する行為は禁止される
解説
同法は不正アクセス行為そのものだけでなく、不正アクセス行為の用に供する目的での識別符号の取得・保管、及び他人への提供行為についても禁止し罰則を定めている。

他の選択肢の誤り:
・不正の目的での取得は処罰対象となる。
・識別符号の提供行為も同法の禁止対象に含まれる。
・不正な目的での保管行為自体が禁止されており利用の有無を問わない。
問38-9

アクセス管理者が講ずべき防御措置に関する不正アクセス禁止法の規定として正しいものはどれか。

  • ①アクセス管理者には識別符号の適正管理等の防御措置を講ずる努力義務が課されている
  • ②アクセス管理者には防御措置に関する努力義務はそもそも一切課されていない
  • ③防御措置を怠った場合にはアクセス管理者自身にも刑事罰が科されることになる
  • ④防御措置の具体的な内容はあらかじめ法律で一律に定められており変更の余地は全くない
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正解 ①アクセス管理者には識別符号の適正管理等の防御措置を講ずる努力義務が課されている
解説
同法8条は、アクセス管理者に対し識別符号の適正管理等の防御措置を講ずる努力義務を定めている。

他の選択肢の誤り:
・努力義務として明文で定められており、課されていないわけではない。
・防御措置を怠ったこと自体に直接の刑事罰が科される規定はない。
・具体的な措置内容は各アクセス管理者の判断に委ねられる部分が大きく、法律で一律に定められているわけではない。
問48-9

サイバーセキュリティ基本法の目的に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①国や地方公共団体、重要社会基盤事業者等の責務を明らかにし施策を総合的に推進する
  • ②民間事業者に対しても一律の具体的な技術的セキュリティ基準の遵守を義務付ける法律である
  • ③サイバーセキュリティ基本法は違反者への罰則規定を中心に据えた取締のための法規である
  • ④同法は個人がインターネットを利用する行為そのものを直接的に規制する法律である
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正解 ①国や地方公共団体、重要社会基盤事業者等の責務を明らかにし施策を総合的に推進する
解説
サイバーセキュリティ基本法は、基本理念を定め、国等の責務を明らかにするとともに、施策の基本となる事項を定め総合的かつ効果的に推進することを目的とする。

他の選択肢の誤り:
・具体的な技術基準を一律に義務付ける法律ではなく施策推進の基本法である。
・同法は罰則中心の取締法規ではなく理念法・基本法としての性格を持つ。
・個人の利用行為を直接規制するものではない。
問58-9

サイバーセキュリティ基本法における「重要社会基盤事業者」に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①電力や金融等、生活・経済活動の基盤となる事業者としてセキュリティ確保に努める
  • ②重要社会基盤事業者とは、国が直接運営する行政機関のみを指す法律上の概念である
  • ③重要社会基盤事業者にはサイバーセキュリティに関する責務は特段課されていない
  • ④重要社会基盤事業者の範囲については各事業者が任意かつ自由に決定できる
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正解 ①電力や金融等、生活・経済活動の基盤となる事業者としてセキュリティ確保に努める
解説
同法は、電力・金融・通信等の重要インフラを担う事業者について、自主的かつ積極的にサイバーセキュリティの確保に努めるという責務を定めている。

他の選択肢の誤り:
・重要社会基盤事業者は民間事業者も広く含まれ国の機関に限定されない。
・同法上の責務規定が置かれており責務が課されていないとはいえない。
・対象範囲は法や政府の方針等により整理されており事業者が任意に定めるものではない。
問68-9

標的型メール攻撃を受けて社内システムが不正アクセスされた場合の企業の対応として適切なものはどれか。

  • ①被害拡大防止のための初動対応を行い必要に応じて監督官庁や警察へ相談する
  • ②被害を公表すると信用が低下するため一切外部に報告しないこととする
  • ③攻撃を受けた事実には法的な報告義務が一切ないため放置してよいとする
  • ④加害者の特定や責任追及が完了するまでは復旧作業を一切開始してはならない
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正解 ①被害拡大防止のための初動対応を行い必要に応じて監督官庁や警察へ相談する
解説
不正アクセスによる情報漏えいのおそれがある場合、被害拡大防止措置を講じるとともに、個人情報保護法上の報告義務の要否を確認し、警察等関係機関へ相談することが望ましい対応とされる。

他の選択肢の誤り:
・漏えいの内容によっては本人への通知や公表が必要となる場合がある。
・要件に該当すれば個人情報保護法上の報告義務が生じ得るため放置は許されない。
・復旧作業を全面的に停止することは被害拡大を招きかねず適切でない。
問78-9

不正アクセス禁止法上、処罰の対象となる行為として正しいものはどれか。

  • ①他人のパスワードを無断で第三者に提供するという行為
  • ②自己のアカウントのパスワードを忘れて再設定する行為
  • ③システム管理者が業務上必要な範囲でログを確認する行為
  • ④公開されたアプリの利用規約に同意して利用する行為
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正解 ①他人のパスワードを無断で第三者に提供するという行為
解説
不正アクセス禁止法5条は、業務その他正当な理由がある場合を除き、アクセス制御機能に係る他人の識別符号を第三者に提供する行為を禁止している(提供の相手方が不正アクセス行為の用に供する目的であることを知っていた場合は、より重い法定刑が科される。12条2号・13条)。

他の選択肢の誤り:
・自己のアカウントに関する正当な手続は規制対象ではない。
・正当な業務範囲内でのログ確認は不正アクセス行為に該当しない。
・利用規約に同意した通常利用は不正アクセス行為ではない。
問88-9

企業の情報システムにおけるアクセス制御に関する実務上の留意点として適切なものはどれか。

  • ①業務上必要な範囲内でのみアクセス権限を付与し定期的に見直すべきである
  • ②退職者のアカウントは削除せず無効化のうえ権限を残しておくのが望ましい
  • ③異動時は旧部署の権限を残したまま新部署の権限も付与するのが効率的である
  • ④生体認証を導入すればパスワードによるアクセス制御はもはや一切不要となる
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正解 ①業務上必要な範囲内でのみアクセス権限を付与し定期的に見直すべきである
解説
不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減するため、最小権限の原則に基づきアクセス権限を付与し、異動・退職等に応じて定期的に見直すことが望ましい。

他の選択肢の誤り:
・退職者のアカウントを無効化するだけで権限を残しておくことは、退職後の不正利用のリスクを残すため適切でない。
・異動時に旧部署の権限を残したまま新たな権限を付与することは、最小権限の原則に反し不正アクセスのリスクを高める。
・生体認証を導入した場合であっても、パスワード等の他の認証・アクセス制御の仕組みが一律に不要となるわけではない。
問98-9

サイバーセキュリティ基本法が国の施策として掲げる事項に含まれるものはどれか。

  • ①人材の確保及び育成等並びに研究開発の推進等
  • ②民間事業者の株式保有比率に関する規制の実施
  • ③個人によるインターネット利用時間の制限の実施
  • ④国内通信事業者同士の合併の禁止についての規定
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正解 ①人材の確保及び育成等並びに研究開発の推進等
解説
サイバーセキュリティ基本法は基本的施策として、人材の確保・育成、研究開発の推進、国際協力の推進等を掲げている。

他の選択肢の誤り:
・株式保有比率の規制は同法の施策ではなく他の経済法制の領域である。
・個人の利用時間を制限する施策は定められていない。
・通信事業者の合併規制は独占禁止法等の領域であり同法の施策ではない。
問108-9

コンピュータウイルスの作成・提供等を処罰する不正指令電磁的記録に関する罪について正しいものはどれか。

  • ①正当理由なくウイルスを作成又は提供すれば刑法上処罰され得る
  • ②ウイルスの作成のみが処罰対象でありその提供は処罰対象外である
  • ③業務で使用するプログラムのバグは常にウイルス作成罪に該当する
  • ④コンピュータウイルスに感染した被害者も処罰の対象となる
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正解 ①正当理由なくウイルスを作成又は提供すれば刑法上処罰され得る
解説
刑法168条の2及び168条の3は、正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的でコンピュータウイルス(不正指令電磁的記録)を作成・提供・供用・取得・保管する行為を処罰の対象としている。

他の選択肢の誤り:
・提供行為についても作成行為と同様に処罰対象とされている。
・単なるバグはプログラムの動作を害する意図がなければウイルスには当たらず処罰対象とならない。
・ウイルスに感染しただけの被害者は処罰の対象とはならない。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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